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【藤井風】NHK音楽番組でライブ。『tiny desk concerts JAPAN 』(2024/3/16(土) 午後11:30-午前0:00) 至極の時間だった。

1.【筆者のコメント】
藤井風がTVでライブは珍しい。
こういう番組を待っていた。これこそ一度限りの希少性も含めて音楽ライブをTVでやる意味がある。
この企画の最初が藤井風で、さすがNHK。
今後もこの番組、期待大です。
とにかく至極の時間を過ごさせてもらった。

2024/3/16(土) 午後11:30-午前0:00

『venue101』も1アーティストだけでMC無しのライブを何度かやって来たが、本格的に別番組として、『venue101』に続く時間で、『tiny desk concerts JAPAN ※1』を開始した。
初回アーティストは「藤井風」。

※1 :アメリカの公共放送NPR(National Public Radio)が2008年にインターネットでスタートさせたもので、アーティストが「NPRオフィスの小さな机」でパフォーマンス。斬新なコンセプトから生まれたオーガニックなサウンドと、親密なライブの雰囲気が相まって、瞬く間に全世界にブームを巻き起こした。
その日本版『tiny desk concerts JAPAN』では、NPRのポリシーを受け継ぎ、アーティストが東京・渋谷のNHKオフィスで演奏。初回放送に登場する藤井風と共演するバンドメンバーが発表となった。

演奏曲(5曲)
・まつり
・ガーデン
・damn
・きらり
・満ちてゆく
・死ぬのがいいわ


2.藤井風 NHK新音楽番組で共演するバンドメンバー発表 『tiny desk concerts JAPAN』初回放送

RICON NEWS  2024-03-15

シンガー・ソングライターの藤井風が、16日放送のNHK総合『tiny desk concerts JAPAN』初回放送(後11:30~深0:00)で共演するバンドメンバーが15日、明らかになった。


NHKのオフィスで演奏する新音楽番組『tiny desk concerts JAPAN』
初回ゲストは藤井風 (C)NHK

同番組は、アメリカの公共放送NPR(National Public Radio)が2008年にインターネットでスタートさせたもので、アーティストが「NPRオフィスの小さな机」でパフォーマンス。斬新なコンセプトから生まれたオーガニックなサウンドと、親密なライブの雰囲気が相まって、瞬く間に全世界にブームを巻き起こした。

その日本版『tiny desk concerts JAPAN』では、NPRのポリシーを受け継ぎ、アーティストが東京・渋谷のNHKオフィスで演奏。


初回放送に登場する藤井風と共演するバンドメンバーが発表となった。

 キーボードは藤井の多くの楽曲をプロデュースするYaffle、コーラスは藤井がリスペクトするR&Bシンガー・Yo-Seaとミュージシャン・にしな。ギターはDURAN、ベースは勝矢匠、ドラムは工藤誠也。

『tiny desk concerts JAPAN』だけのスペシャルメンバーで、他では聴けない「オリジナルで最高」な音楽体験を届ける。

 同番組は、国際放送「NHK WORLD JAPAN」でも29日(後11:30~)、30日(前5:30~、後0:10~、後7:10~)、4月4日(前4:00~)に放送される。


心から幸せな気分だし、心から喜びが溢れています。
I feel、 I am so happy and 、my heart is filled with joy.

キーボードは藤井の多くの楽曲をプロデュースするYaffle

ギターはDURAN

ベースは勝矢匠

ドラムは工藤誠也

コーラスは藤井がリスペクトするR&Bシンガー・Yo-Seaとミュージシャン・にしな



NHK MUSIC
@nhk_musicjp
あす放送
#藤井風 がNHKオフィスでパフォーマンス
#tinydeskconcertsJAPAN
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
配信はこちら https://nhk.jp/p/ts/KXVP6WG6VM/episode/te/P357YYRWN2/?cid=dchk-tw-musicjp-0315-7… 全世界でブーム「#TinyDesk」の日本版! 他では聴けない 「オリジナルで最高」な音楽体験を
3/16(土)23:30~NHK総合
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5:00 PM · Mar 15, 2024
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3.藤井 風『tiny desk concerts JAPAN』がとにかく圧巻だった 6名のメンバーと全うした日本版初ゲストとしての役割

Real Sound  2024.03.18

3月16日に放送された新番組『tiny desk concerts JAPAN』(NHK総合)が、とにかく圧巻だった。


初回となった今回の放送には、先日「満ちてゆく」をリリースしたばかりの藤井 風が登場し、同曲を含む計6曲を披露。番組は終始なごやかな雰囲気で進み、この日だけの特別なアレンジで視聴者を楽しませた。演奏の合間に語りかけたかと思えば、次の瞬間には一気に視聴者を引きつける極上のアンサンブルへなだれ込む。総じて出演者全員が純粋に音楽を楽しんでいる様子が伝わるパフォーマンスで、それぞれが通じ合っている雰囲気が、音からも映像からも感じ取れる至極の30分間だった。

今年5月にニューヨークとロサンゼルスを巡るアメリカツアー『Fujii Kaze and the piano U.S. Tour』を開催することが決定し、さらに8月には日産スタジアムにてコンサートが行われることも発表された藤井 風。

海外からの注目が集まっている現在のタイミングで放送された同番組は、今年の藤井のさらなる飛躍を抱かせるものだった。と同時に、昨今国外からもJ-POP人気が高まりつつあるなかで、現在のシーンのサウンド面を支える精鋭たちが集まった重要な放送だったようにも思う。

そもそも『tiny desk concerts』とは、アメリカのNPR(公共ラジオ放送)が2008年から始めた世界的に人気の動画シリーズで、NPRのオフィスでさまざまなミュージシャンがセッションする映像を発信。
これまでにテイラー・スウィフトやジャスティン・ビーバー、アデル、BTSといった名だたるアーティストが登場し、日本人ではCorneliusやCHAI、上原ひろみなどが出演したことがある。

この企画の魅力は、何と言っても普段のライブとは一味違ったアットホームな雰囲気で行われる演奏だろう。音源とは違った特別なアレンジで、オフィスという日常空間の延長線上にある場ならではのリラックスしたムードのなかで繰り広げられるパフォーマンスが人気を集めている。

今回の放送は、その日本版として発足する企画の第1弾。渋谷のNHKオフィスに藤井 風と6名のミュージシャンが参加し、貴重なライブパフォーマンスを披露した。注目すべきは参加したバンドメンバーだ。キーボードには藤井の多くの作品のサウンドプロデュースを手がけるYaffle、コーラスにはシンガーソングライターのYo-Seaとにしな、ギターにはDURAN、ベースには藤井の楽曲に参加したことのある勝矢匠、ドラムには工藤誠也、といった実力派の若手ミュージシャンが集結。こうした気鋭の面々による高いスキルやテクニックが発揮されていた。

 たとえば、にしなとYo-Seaの柔らかいバックコーラスは、ソウルフルな藤井の歌唱と抜群の相性を見せていた。特に「ガーデン」の終盤における、互いに魂がふれあうようなボーカルの見事な掛け合いには圧倒された。Yo-Seaは藤井について過去のインタビューで「日本語で、その人にしか出せない言葉で、リアルな感情を伝えているという点にすごく感銘を受けましたし、個人的にも藤井風さんの音楽に“救われた”という感覚があって。『自分もこういう音楽を作りたい』と思うようになりました」と発言していたことがある(※1)。藤井もメンバー紹介の際に、このコーラス2人に対して「spiritual brother/spiritual sister(心の友)」とひとこと添えていたため、同じミュージシャンとして共鳴するものがあるようだ。

Yaffleとの相性のよさは言うまでもない。とりわけメンバー紹介から「damn」へと流れていく際に見せていた、藤井の歌唱とYaffleのメロウなエレピの伴奏の絡み合いは、この放送で最も視聴者をリラックスさせた瞬間だったように思う。そこでの工藤誠也のドラムも目を引いた。山口県出身でアメリカ・テキサス州の大学に留学経験のある工藤は、緻密かつ安定感のあるグルーヴでバンドを支えていた。また、「きらり」のイントロでブルージーなラインをなぞっていたDURANのギターも見逃せない。感情表現豊かなプレイで楽曲に味付けし、なかでも「満ちてゆく」における中盤の重要なフレーズで天井を見上げながら弾いていたのが印象深い。ベースの勝矢匠は常に安定したプレイで全体を下支えしつつ、「死ぬのがいいわ」におけるバンド全体が絡み合う展開のなかで大きな存在感を発揮していた。どの瞬間も楽曲の持っている本来の魅力はそのままに、この企画特有のムードをまとった脱力感のある優しいテイストが加えられていたと感じる。

そういう意味では、今回の放送は企画の魅力を最大限引き出したと言えるのではないか。純粋に音楽を楽しめる最高の音楽番組が始まったと、同番組の今後にも期待が膨らむ。きちんと整えられた録音物の魅力はもちろんだが、その場で生まれるセッションのよさも音楽の魅力の一つ。藤井は即興演奏のスキルも高いため、この企画の初ゲストとしての役割を全うしたと思うし、あらためてその実力を見せつけるいい機会になったはず。制作面でも今後の活動にいい影響があるかもしれない。直近の新曲「満ちてゆく」は今までと変わらないメンバーで制作されていたため、逆にこの番組でさまざまなミュージシャンと手を取り合う側面を垣間見ることができた。

 そして、こうした国際的なコンテンツで、日本の若手アーティスト/ミュージシャンのフックアップ的役割も果たされたと言える。そうした広い視野に立てば、日本の音楽シーンとしても重要な意味を持つ放送だった。

※1:https://spincoaster.com/interview-yo-sea


終わり

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