【乃木坂46】#2-1 アルノさん、WACKに移籍するまでの『冒険譚』の背景。『アルノ劇場』をやりたかったのは、今野義雄説。衰退要因はアルノ?
今野義雄さんの心の中でパンクの血が騒いで、生田絵梨花的なモノへの嫌悪感が『アルノ劇場』に走らせた?
妄想込みの推測記事です。エンターテイメントとしてとらえてください。
長編になりますが、我慢してお読みください。
この#1-1からご覧ください。最初に大胆な仮説を書いています。
1.『Actually...』を欅坂風味で平手友梨奈の代わりに中西アルノで『アルノ劇場』をやりたかったのは、今野義雄説
今まで今野さんの事言わなかったのは、彼が乃木オタには信頼を勝ち得ていて、その乃木オタから生田絵梨花が叩かれたくないから。
1).今野義雄さんって誰?
下記は、今野さんのインタビュー記事(2015年)
今野さんは上記記事にあるように、パンク、ニューウェーブの世代で、生田絵梨花と真反対の嗜好なんですよね。生田がよく今野さんとぶつかっていたという証言もあります。
今回のアルノさんの件は、生田が卒業してアルノが加入して来たこの機会しかないと思った
『今野義雄の乱』
と推測している。
どれだけ生田がもたらしていた「乃木坂らしさ」を吹っ切りたいと思っていたのか?その思いが、下記の『Actually...』特典のドラマMV にたっぷり詰まっています。笑っちゃうほどね。
アイドルライター(下記)に言われなくたってわかっているわ!と繰り出した『アルノ劇場』が上手く行くはずだった。
それにしても、欅坂でやけどしただろうに、分裂の危機のケツ拭かされただろうに、それでもやりたかった事だったのだろうか?
今野義雄さんは、2014年に癌に罹患した事で人生への考え方が変わったのかもしれないと思っている。「人生短いし、出来る範囲で自分のやりたい事をやろう」とでも思っているか?
★ 不可思議だったこの『最後のTight Hug』MVの終わり方。
ご丁寧に「アルノ劇場で生田絵梨花の作った乃木坂らしさ」が荒廃するという事を教えてくれていたのですね。わざわざどうも。
次の疑問
脱生田絵梨花なるものを目指して「アルノ劇場」を投げ込んだ割に、生田絵梨花に乃木坂時代の楽曲を歌わせないのは何故なのか??
当分目が離せませんね。
★ 運営は生田絵梨花がやっかいなメンバーとして認識しているだろう。
だからと言って、中西アルノが衰退する乃木坂を救えるという根拠があるとは思えない。
2).『生田絵梨花なる乃木坂らしさ』を打破したい思いが溢れているCD特典MV
今野義雄さんの心の中でパンクの血が騒いで、生田絵梨花的なモノへの嫌悪感なのかな?。
ここでアルノが言っている「古いもの」って乃木坂のこれまで活動してきた11年間の歴史のこと?乃木坂のこれまでの歴史がまとわりつくとか嫌悪感って表現されているのが衝撃。
★ 既存の乃木坂を忌避する大胆さ(秋元康がセリフ書いていそう)
中西アルノさん主演ドラマの人格設定とセリフは、もちろん今ドラマ企画に軸足を移したしている秋元康先生。この構図、他のドラマで使うと思う。
これの撮影は、アルノさんの「乃木坂ディスコメ」twitterが発見される前だから、凄い意味がある。「乃木坂ディスコメ」twitterが発見されなくても、これで乃木オタを煽る意図は確実に有った。
※画像は貼る気になれませんでした
★ 中西アルノと、違う人格者齋藤飛鳥でとりあえず保険掛けておこうか?
という今野義雄の意図が感じられる下りが下記
★ 突然センターにした時の現メンバーの不安を一応ケアーしておこうかと言う今野義雄の意図が感じられる下りが下記。
3).やっぱり強い混乱起きる事を十分に想定していた。
しかし、飛鳥のセリフ「仲間云々以降」は余計な事で、乃木坂の仲の良さは今野さんや秋元さんが作ってくれたわけでは無く、「ガルル8福神」が中心になって作った乃木坂文化だから言えるセリフであって、他のアイドルグループは、卒業後何十年経過しても集まったり仲良くできない。
グループ内部は戦い、しかも足の引っ張り合いだから、メンバー間はギスギスしていて、味方とならない。それを言わしてずるいわ。
おニャン子のOBがそう言っているし、篠原涼子(アイドルグループ・東京パフォーマンスドール)も、ギスギスしていたと言っている。
乃木坂だけが例外中の例外で、それは運営が創った訳ではない。
飛鳥にしても、お姉さん方に混じらず一人で孤高にいる事が多く、番組後の集合写真にもあれだけ誘ってもらっていても写っていない事が多々あった。
飛鳥は「乃木坂らしさ」から一歩距離を置いていたという印象。だからお前が言うなという事になってしまう。
自分の過去の言動を無かったことにできないのが「ネット社会」。
何を言いたいかというと、今野さんがその文化を壊そうとしているのだから、今後のメンバーは仲の悪いグループになって、1期生の一部の卒業生の様に卒業後に会って笑い合えることにはならない。
その矛盾を解っていてセリフ言わせているなら、秋元康の人間性を疑う。
今野義雄さんは、ソニー・ミュージックエンタテインメント・ジェネラルマネージャー、ソニー・ミュージックレーベルズ・執行役員アライアンス事業本部担当なので、(株)WACKとアライアンスを組む事は使命なのでしょうが、その第一弾が乃木坂46ではないと思うのですがね。
4).個人的な感想
出来立ての弱小劇団でもこれを超えて来ると思う程の、このMVの底の浅さに、思わずうなってしまった。
アルノには、既存の乃木坂を忌避する大胆さを演じさせただけでなく、現メンバーの意地悪にも負けないという強さを表現させて、アルノが同世代女性に求められる強い女性像だとでも言いたげな透けて見えるシナリオ。
例えば、今人気の伊藤沙莉(オズワルド伊藤俊介が兄)をイメージするとよい。
※彼女を代表とするドラマ女優の未来について、別途章を起こしています
■ 視聴者ターゲットが大きく間違っているドラマ風MV。
★ ちなみに、フェミニストを嫌っているのは10代~20代男性
幼少時から、夫を奴隷の様に扱い「責任は負わせて、おいしい処だけ持っていく」お母さんを見ていて、父への蔑みと、母へのいら立ちがないまぜになっての意識だろうと思う。
米国と違って、生活費である父のサラリーが振り込まれる銀行口座を母が握って、子供の前で父に小遣いを渡す儀式を行い、自分が家庭の女帝だと教えている。男の子は、そんな自分の未来に絶望するから、一時の待避所としての乃木坂46は人気になる。
乃木オタは、「ほどよく」生きていこうとする『草食男子※1』であり、『次の風の時代※2』に対応する人間たちである。
乃木オタは、蹴とばされそうな女性K-POPは好きではない。
その点についての、『幼少時から育まれた若い女性の意識調査』は興味深いがあまり見受けない。
※2 風の時代について、何週か先に章をあげる。
だから乃木坂46に「癒しと、多幸感」を求める客が増えている。賢者は、時代に背くと叩かれるからだれも言っていない。
乃木オタの本能レベルの反射レベルの反発を引き起こして、マーケッターとして完全に間違っている。
20分超えるMVつくれば、アルノ神話が創れるとでも思っているのかな?
アルノの未熟な演技が創作意図の邪魔をしているだけでなく、この設定とこの役が見る側10万単位の乃木オタに残すモノが消化できないばかりか、それこそべっとり永くつき纏ってくる不快さが許せない。
本来、見る側の乃木オタは「役と本人を同一視しがちな未熟な人間」でもあり、運営はアルノが人気より憎悪が勝る存在になってしまうのを見越して作った?
アルノがその反発を買う事すら今野さんの狙いだとしたら、乃木坂は「飛び切りの癒しを与えるアイドル」を捨てる覚悟をしたのだろう。
飛鳥ファンも美月ファンもこれからいやな思いは避けられないだろうな。
美月は今ドラマ女優として期待されるだろうから早々に卒業するだろう。
飛鳥は非常に微妙だ。
早い段階で乃木オタがこれを見たら、反発は今の状況では済まなかったと思う。不愉快だから、途中から見るのを辞めた人が続出している。
■ そこまでして、何を得たいのか?
残念ながら、メンバーの反発なんて運営が恫喝すれば委縮して黙るだろう。しかし、乃木オタの反応は、それと同程度の軽いものではなかった。
乃木坂の重要顧客である「サイレントマジョリティー乃木オタ」の激烈な反発は想定出来ていなかった。
オタは推しメンバーが「変化を受け入れよう」と言えば従うと、馬鹿にしている。
実は、それにも怒り心頭なのが解るのかな?今野義雄さん?下手すると、君達SMEのスタッフより、知的レベルもIQもEQもコンピテンシーも高く所得も高いオタクがいるかもしれないよ。
そこが、乃木坂には他のアイドルより特別多い顧客だった事を理解出来ていなかったのかな?そのごく一部が書き込んでいる。
■ そうして、運営スタッフも自分たちの力が試される状況に今も有る。
生田絵梨花は、メンバーやその推しからの嫉妬はもちろん有ったろうが、運営スタッフからも煙たがられていたと思う。
更に、生ちゃんはじめ「ガルル8福神」の抜けた穴を埋められない運営スタッフという「レッテル」を社内で貼られる事が一番嫌だったんじゃないかな。
だから焦って、アルノみたいな突飛すぎる奴に飛びついてしまったのだと思う。
「かつてない歌声」って生田を意識しているしかないだろう。
冷静に考えれば無理筋なのに、それを狂わせるだけの見えない圧力を今野さんに与えた生ちゃんって凄いのだよな。本人は自覚ないけれど。
★ 生田絵梨花の卒コンで、「やさしさとは」を一人で歌った。
オリメンは生田以外全員卒業したから一人なのだけれど、生田絵梨花にしてみれば「私のために 誰かのために」に選ばれなかったのかが最後まで引っかかっていたのだろう。
※バレッタのカップリング曲2曲が 「私のために 誰かのために」が歌うま選抜(衛藤美彩、川村真洋、桜井玲香、白石麻衣、高山一実)と言われ 「やさしさとは」がそうでもない、声が独特選抜(生田絵梨花、中元日芽香、西野七瀬、能條愛未、橋本奈々未、松村沙友理、若月佑美)と言われた。
今野さんが、生田絵梨花を歌うま選抜になぜ選ばなかったのか?いまだに不思議だが、その悔しさが卒業コンサート迄持ち越した。1人で歌った理由はそれでしょう。
ずっと今野さんと戦って来たと勘ぐってしまうエピソードの一つです。
■ 5期生でも生ちゃんの穴が埋まらない
5期生でビジュアルだけはご三家に匹敵する逸材が数名加入した。
しかし、5期生でも生ちゃんの穴が埋まらない。
それで、余計焦ってアルノに賭けた。
生ちゃんの様に、音楽界からの高い評価を受けるだけの音楽性や、松尾スズキさんから評価されるだけの「コメディー女優」としての才能とか・・ミュージカル界だけでない業界からの評価を受けられる逸材はなかなか見つからない。
更に、世界の反田恭平(ショパンコンクール2位)が音楽性も含め生ちゃんの推しだって言っている!。
白石麻衣が言った「生田絵梨花に嫉妬するのは時間の無駄」を思い出す。
■ 『Actually...』の販売数初週分が出てきた。
★ 売り上げ予測
今回2021/9/22 以降の卒メンの影響を4~5万枚とするとアルノの影響で4~5万枚という事になりそう。出来上がり54万枚。
下記の前章に書いてます。
★ 8th(2014年)レベルまで下がってしまった事になる。
生田休業の時、生ちゃんの影響だけで5万枚減となって驚いた。本来105%伸びて574300枚になるはずだった。生田の個握の影響だけなら2万枚/人なので、生田個人に付いているファンの購入数がこの時点で10%と多い事が判明してしまった。
8th 気づいたら片想い 547,006 105.9%
9th夏のFree&Easy 526,564 96.3% 生田休業初めての前年割れ
10th何度目の青空か? 619,803 117.7%
■ 今野義雄さんが、『清楚で高貴なアイドル』を捨てるのであれば、そこの市場が小さくてもおいしい市場だから、空いたポジションを狙う企業が出て来るだろう。
清楚で高貴なグループが、社会への反発を叫ぶような相反するコンセプトは理解されず、両立しないから反目し合い必ず分断する。
コンサバティブ且つノーブルなモノは、体制批判的なモノ(プログレッシブ・アバンギャルド・コンテンポラリー)と絶対に融合しない。スノッブが大勢増える事はあるけれど、それは体制賛美でしかない。
そもそも、新しいもの前衛的なモノが良いという宣伝文句こそがうさん臭い。
パンクロックも、プログレッシブロックもしょせん世界を変えられず、階級社会の英国の庶民の憂さ晴らし。「セックス・ピストルズ」も「ピンク・フロイド」も大金掴んで優雅な暮らしで守りに入った。
今野義雄さんも、日本で一番の音楽会社SMEの幹部であり、仕事を投げ捨てる気はさらさらないだろうから、今更パンクロックも無いもんんだ。
■ 最後に一番気になる事を言います。
『ガルル8福神』が創った『サンクチュアリー』を、後輩たちは引き継げているだろうか?メンバーの問題だけでなく、新規の乃木オタは、その『多幸感』を感じていますかね?
もし引き継げていないなら、『アルノ劇場』がきっかけで乃木坂衰退を防御できなくなりそうだ。
千丈の堤も蟻の一穴より崩れる
いくまいの特別仲の良い動画を見て、やっぱり特別な二人だったなと思う。この二人を引き継ぐのは無理かな?
『覚悟を持ってやっている相手への尊厳から生まれる上品さ』が『清楚さ』を感じるのだろうと。透明感とか凛とした覚悟とか演じていない仲の良さ。
ビジュアルのトップ白石麻衣と、音楽的スキルのトップ生田絵梨花のツートップが仲が良い訳だから、他のメンバーはこの二人を意識せざるを得ない。
そもそも、2012年9月の16人のプリンシパルで、生ちゃんが1位アリス役を圧倒的な得票率で獲得した時から、白石は尊敬し推しメンになった。
みんなあんまり言わないけれど、白石麻衣もピアノ習っていたし、音楽専門学校にも通っていたからこそ生ちゃんの圧倒的な音楽力というかセンスというか高いスキルを瞬時に理解して4つも下の高校生の推しになった。
普通の女子グループなら生ちゃんこそがいじめのターゲットに成りそうなのに、白石と橋本と桜井と生駒に擁護されていたので、いじめに会わずにグループ内での存在感が発揮できた。
一方、生ちゃんの目標は、世界的なピアニストとか帝劇のトップ女優とか、アイドルが目指す目標ではない高みであり、且つその為の努力が半端ない。なんか彼女だけ意識の次元が違っていた様です。
3時間睡眠で学校とアイドルを両立した事は、努力以外何物でもないが、それは他のメンバーが傲慢になりようがない雰囲気を作った。
普通のグループなら低めに誘導する力が働くのだが、それを許さない中心に居たのが白石麻衣と生田絵梨花。 誰も文句言えないが、内心は嫉妬やねたみや怒りや諦めが渦巻いていたと思う。
生ちゃんの事を他のメンバーに聞くインタビューでいつも感じた事は、一瞬の間があって考えながらぽつぽつと話す印象が強い。生ちゃんに対しての複雑な感情を持っている事が分かるね。
今や名前を知らない人がいない白石麻衣と、東宝ミュージカルの若手女優の希望の星の生田絵梨花だが、どれだけ見えない処での努力や苦悩があったのだろうか。
それに加えて、共通するのは二人とも苦労を見せない事の凄さだが、それが愚かなメンバーや愚かなファンには、運営が贔屓して創って演じていると勘違いしてしまってるのではないかと懸念する。
努力もしないくせに自分も運営が敷いてくれるレールに乗れるなどと勘違いしてしまうなら、もっと努力や苦労を見せつけるべきだったかもしれないな。
幼いオタクは、運営がごり押しすれば自分の推しメンもこの二人の様においしくなれると思っているから、1期生に席を譲れと迫った。
『高い目標に向かって覚悟と努力が見受けられない』現在の乃木坂46の今後は、衰退しか見えないのです。
2019年11月26日~27日 3・4期生ライブ(国立代々木競技場第一体育館)
を招待されて見に行ったNHKうたコンのデレクターが、「(1期生を)超えられないかな?」と言って帰って行ったらしい。
うたコンプロデューサーもデレクターも、生田絵梨花の「VENUE101」MC就任は満場一致だったそうです。見ている人は見ているという事ですかね。
そんなことが重なって『アルノ劇場』を選択したのかと思う。
#2-2に続く
アルノさん、WACKに移籍するまでの『冒険譚』の背景。『アルノ劇場』をやりたかったのは、秋元康説。乃木坂46衰退要因はアルノ? #2-2