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【ジャニーズの逆襲2】日本テレビ系の年末音楽特番「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2023」(12月2日放送)の司会と出演アーティストが発表された。最大顧客〔視聴者〕がヤンキーである日テレらしい。最高に面白い話。

日本テレビ系の年末音楽特番「日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2023」(12月2日放送)の司会と出演アーティストが発表された。

総合司会は15年連続となる嵐の櫻井翔(41)。出演するアーティスト第1弾として発表された27組の中には、King&Prince、SixTONES、Snow Man、Sexy Zone、なにわ男子など、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)所属のタレントの名前もある。

「NHK紅白歌合戦」が、創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題を受け、旧ジャニーズ事務所所属のタレントを“出演0”としたこととは対照的な「通常運転」だ。  被害者救済の問題もあり、各局が起用に二の足を踏む中、日テレは逆張りするかのように、旧ジャニーズとの関係を深めているという。

【筆者のコメント】

逆張りでトップ取った日テレらしい。

フジテレビが絶好調の1990年代後半に他局の番組のターゲット視聴者の真逆のターゲット向け番組を編成してきた。
読売新聞の顧客である肉体労働者向けコンテンツも強化して、下世話なMCを増やして行った。

特に、今じゃ絶対出来ない過激な「進め!電波少年」をもやれたのも、「母と子のフジテレビ」と被らない様にしたから。


1.「ベストアーティスト」は“ジャニーズ祭り”、「24時間テレビ」も起用内定…我が道を行く日テレの思惑

日刊ゲンダイデジタル 2023/11/21(火)

「今回の騒動を受け、旧ジャニーズ勢に対し一番、食い込んだのは日テレですよ。

他局やスポンサーが二の足を踏む中、あえて接触し関係性を深めたわけです」(前出の芸能プロ関係者)  

当事者の会のメンバーの一人が悲劇的な最期を迎えるなど、いまだ問題の収束が見えない中、性加害問題など、どこ吹く風とばかりに旧ジャニーズ勢を起用し続ける日テレ。

果たしてその命運は吉と出るか、凶と出るか。 





2.猿岩石の「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」

進め!電波少年』(すすめ でんぱしょうねん)は、1992年7月5日から1998年1月1日[注 1]まで、日本テレビ系列で毎週日曜 22:30 - 22:55 に放送された、日本テレビ制作のバラエティ番組である。電波少年シリーズ第1作。

アポなし、突撃、ヒッチハイクなど、さまざまな無茶な企画に挑戦したテレビ史上類を見ない伝説の番組です。

たとえば、お笑いコンビ「猿岩石」としてデビューしたばかりの有吉弘行が、ユーラシア大陸をヒッチハイクで横断するという企画に挑戦しました。また、お笑いコンビ「ドロンズ」のドロンズ石本さんは、南北アメリカ大陸縦断ヒッチハイク旅に挑戦しました。

「進め!電波少年」は、企画次第で視聴率が取れる革命的な番組で、90年代のヒットバラエティ番組として視聴率30%を誇りました。


■「猿岩石で感動したい視聴者を裏切るのがテレビ」 『電波少年』という名のスキャンダル番組 “禁断の裏側”とは?

『電波少年』土屋敏男プロデューサーに聞く#1
文春オンライン 
2021/03/28

土屋敏夫プロデューサー曰く、
テレビは視聴者に追いつかれないよう、裏切り続けなければいけない
猿岩石でいえば、イギリスのトラファルガー広場でゴールする時がそうです。
視聴者はみんなが「感動したくてしょうがない」っていう状態で、ハンカチ握りしめてゴール特番を見守っているわけですよね。
ところが猿岩石が到着すると、「はい、終わりです」「はい、次は南北アメリカ縦断やってください」とやった。
そしたら1000本くらい抗議の電話が来ましたね。「人が感動しようとしている時に、何しやがんだ」って(笑)。

今のテレビは、1000本の抗議に耐えられない。僅か100件のSNSの書き込みにおどおどしている。

土屋敏夫プロデューサー曰く、
業界の中にいると、「こんなものはテレビじゃない、こんなものは映画じゃない」っていうことなんだろうけど、既存の価値や基準を捨てないと次のものは生まれてこないですよ。
逆に言うと新しいものを生み出すためには、すべてを捨てたり、壊したりする覚悟のある人間というか、捨て鉢な人間がいないとできない。そういう人の直感みたいなものから、次のテレビが出てくるんだと思います。
いい加減さのない、組織がしっかりしている会社からは面白いものは出てこないですよ。各局の比較でいうと「組織のTBS」といわれるくらいTBSは組織がしっかりしている。最近TBSが振るわないのはそこが原因じゃないかと睨んでいるんです(笑)。やっぱりなにか壊れた人たちや、はみ出した人たちの先にあるものが面白い。小説家だって何だって同じじゃないですか。人と同じものしか書けない者には価値がないですよね。
 コンテンツを作る会社には、そういう組織からはみ出した人たちを「飼っておく」余裕が必要です。別に育てなくていいけど(笑)。「クリエイティブ企業」と「メディア企業」は違うんだということですよ。

【筆者の拙い提言】

土屋Pの話はごもっとだけれど、裏切りのパターンは出尽くした。
コンプライアンス的に大丈夫で、今まで見た事無い、やった事ない企画なんかあり得ない。

だから、どっかで見たもので、安全パイなモノになる。

驚きや過激さ等で視聴率が稼げない時代、せめてギャルを出して・・・
もういいよね。

それをやり尽くして、コンプライアンスや演者が可愛そうとか言うクレームに怯んで、できなくなった。
視聴者もどこかで見た様なモノだから、飽きた。

だから、予定調和な番組では、TVの出来ない過激なYouTubeに負けてしまう。



■日テレ「視聴率」惨敗の理由。あれ?視聴率三冠王だったはずなのに。

■根本の対策は、TV見ない人に電源を入れさす事。

そもそも、主要顧客である肉体労働者も減っている。正規雇用のサラリーマンの工場労働者が激減している。
その主要顧客の労働者には帰宅後のルーティンも家族団らんも無い。離婚してシニア単身者か親の介護で余裕が無い。
テレビの電源入れているのは、シニア層だけだけれど、そのシニア層は物を買わないから、スポンサーがその番組の提供者になりたがらない。だから、シニア層向けの通販番組がCMの代替として入れ込まれる。だからシニア層も番組を見なくなる。

■ Ado、『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2023』でテレビ初パフォーマンスを披露

2023/11/21(火)

『日テレ系音楽の祭典 ベストアーティスト2023』
12/02(土)19:00~22:54
総合司会:櫻井翔 司会:羽鳥慎一、バカリズム、市來玲奈アナ

【第1弾発表出演アーティスト】
石川さゆり、King & Prince、King Gnu、Kep1er、JO1、GENERATIONS、SixTONES、Snow Man、SUPER BEAVER、SEKAI NO OWARI、Sexy Zone、SEVENTEEN、Da-iCE、なにわ男子、NiziU、乃木坂46、Perfume、日向坂46、福山雅治、MISIA、Mrs. GREEN APPLE、由薫、優里、ゆず、緑黄色社会、LE SSERAFIM、Rockon Social Club


■24時間テレビ、低視聴率。問題は「チャリティー企画」が似非にしか見えていない事。出演者がいくら寄付したか?ギャラいくらもらっているのか?の方が興味がある。



■何故誰も『日テレ』を批判しないんだ?同じ穴のムジナはかばい合うなら、ジャーナリズムの看板を外して一私企業の戯言としてニュースを流すべきだ。



終わり

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