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【少子化シリーズ】自分にとって都合の良い相手を探しにくくなった。そりゃそうだ、結婚しなくても良い社会だからね。「普通の人と結婚したいと思うならば」と言っているが、普通の人って何?

1.【筆者のコメント】
「普通の人と結婚したい」と思うならば、統計的に最も結婚が成立している20代後半を目標にすべきだというのは理解した。

しかし、そもそも「熱心に婚活」してまで結婚する意義があるのか?というテーゼには誰も答えてくれない。

「結婚適齢期の年齢ゾーンが上昇したわけではないのだ。」と言っているが、そもそもこの記事は、結婚する目的での「婚活」について書いてある。
「結婚したいんだ~」とみんなが思っているという前提で書かれているから、違和感を感じてしまい記事を書いている。


「普通の人と結婚したい」と思うならば、
普通の人って何?それはこの記事を書いたライター=女側の視点で、「結婚できない男達はその普通の人ではない」という上から目線が前提である。

結婚しない人が3割を超えるような時代がもうすぐそこに来るが、その人たちが『結婚してあげる条件』から外れている男ばかりでは無いという危機的状況こそ深く憂慮すべきだ事態だと思う。
結婚してあげる条件=身体的・ビジュアル的・性格的・年収的に標準的な人、自分にだけ優しくてくれて暴力を振るわない人。
この記事書いているご自身は「結婚の勝ち組」なんですかね?

■女性視点で過去を概観すると

① 戦前は「共同体に結婚させられた」世代
共同体からドロップアウトしたら生きていくのが困難な社会情勢だったので、仕方なく結婚した人が半分は居ただろう。
人類20万年の歴史から言うと、男でも単独で生きていくのは困難であったが、共同体で助け合って生きていく事が必須だった。ましてや、野生動物世界で最弱な人間の女子は、結婚こそが生きて行く最大のすべだった。
男社会が悪いわけでは無い。


②戦後数年は、戦地から帰還した大量の若い兵士の性欲のはけ口が国家の喫緊の課題であったから、おせっかいおばさんが大活躍して短期間に大量の結婚をさせて、結果としてベビーブーム(※1)という大量の子供が生まれた。1947年~1949年。(仕込んだのが1946年~)
戦争が無くなって貧しくともなんとなく明るい未来という夢を観れた世代。
全員が貧しい社会の中では、(男達から見て)結婚自体が夢の様な出来事に見えた。女達は、目先生きてい行く為の仕方のない事であったし、女社会の中で結婚できない女というレッテルは、生きていきにくい状況であった。

※1:日本では1947年から1949年にベビーブームが起きた。 この3年間は出生数が250万人を超えており、合計すると約800万人程度の出生数となる。 1949年の出生数269万6638人は戦後の統計において過去最多であり、この出生数は2019年の出生数86万5239人の約3.1倍である。


③1950年6月、北朝鮮が武力による国家の統一を目指して韓国に攻め入ったことから、「朝鮮戦争」が始まったが、その前線基地の日本が物資の調達地として機能して好景気になった。
アメリカの日本統治(占領)戦略の転換点であり、日本はソ連(共産国家)との間の重要な壁としてのポジションという認識に変わり、復興の後押し、高度な工業国家を育成する方針に変わって行った。
それに伴って、1960年代からの高度経済成長は、自民党池田勇人内閣の発案とは言えず米国の指導によるものと思われる。

東京オリンピックを日本国が独自に獲得したモノではなく、米国・英国等の後押しで決まった事忘れてはいけない。東西冷戦が無ければ、1964年の東京オリンピックは無かった。(決定1959年)

経済発展に伴い、サラリーマンの給与は爆上がりして、サラリーマンの嫁の世間の価値が高まっっていった。

余談ですが、
安倍晋三が言っている「戦後レジームからの脱却」とは、米・英の子分的ポジションから独立した国家として世界に認めてもらおうという話。
安倍晋三が殺されてしまったのは、だれか都合の悪い人が居るという事ですよ。


④ここで下記の社会変化が日本人特に若い女達の心理に大きく影響した
●日本的経営=三種の神器(「終身雇用」「年功序列」「企業内組合」)
つまり、女が結婚相手に欲しいモノ=「生涯の安心は」、大量に居る企業のサラリーマンと結婚すれば手に入る安易な状況になった。
その上、3億円事件以降急速に給与振り込みが定着して、その銀行カードを妻が持つというお決まりになった。

●核家族化の進展で、小うるさい姑や小姑との同居せずとも好い状況になり、より結婚は勝ち組になった。
腰掛的に大企業に就職して、その会社の出世しそうな男を捕まえて結婚退社は、仲間内のあこがれであった。

●家庭生活環境の驚異的変化
つまり、結婚すると生存の安心は得られたが、その代償として家事・育児という厄介なものが付いてくるという共通の認識があったが、見事に、「家電の三種の神器(※2)」が家事という厄介な作業を圧倒的に楽にしてくれて、結婚するデメリットが小さくなった。
もう一つ、小売業が発展して、買い物も時短化となり、総菜という調理を省くものまで簡単に手に入るようになった。料理提供の簡易化は、料理という最難関な業務の修行をしなくて良くなった。

※2: 昭和30年代初期には「電気洗濯機」、「電気冷蔵庫」、「白黒テレビ」が「三種の神器」と呼ばれて普及し始めた。
その後、昭和30年代後半になるとカラーテレビ(color TV)、クーラー(cooler)、自家用乗用車(car)が、それぞれの頭文字を取り「3C」と呼ばれて普及していった。

余談ですが、「私の推しメン生田絵梨花」を始め母親が料理をやらせていないから、「料理は簡単だ」という認識が大多数の10代女子にはあると思う。
料理にかかる時間も人生の中で膨大な時間を費やすので、料理できる男(家事全般も分担する奴隷男)は人気が大きい。
北川景子も、若いうちから活躍してきたから、料理を習うとかしてこなかったので、夫に選んだのがDAIGOであり、出自も性格も大正解。
いずれDAIGOは「奥さんい優しい今時の優しい旦那さん」として政界にデビューするでしょう。日本の未来は大丈夫か??


⑤女性の「性開放運動」(米国の日本占領戦略3S※3)
女性解放運動(※4)の猛者達が、人権運動の様に論点のすり替えをしているが、SEXは結婚や妊娠の為という男社会が作った建前(※5)ではなく、「純粋にSEXの快楽を楽しんで何が悪い」という事を社会に認めさせたかった。
今じゃ、中学生女子が主体的にSEXを求めて、しかも仲間内で「お前らより早くSEXした自慢」するまでになっている。社会でだれもそれへの面と向かっての批判をしなくなった。
自由恋愛、フリーSEX、セフレは当たり前。イケてる10代女子が「パパ活」や「売り」や「AV出演」等で稼ぐ事も当たり前。
なんなら「イケてる若い女子」が「イケメンと十分SEX出来る楽しみ」を「イケてない女子」に対する優越感として感じている。イケメンの誰と誰とSEXしたかが、高校女子の序列の一つになっている。

つまり、80年前は結婚後しか出来なかったSEXを、「自分らしさ」とか言う言い訳で10代からSEXの快楽を十分に楽しめるようになった女子が、さえない糞みたいな男と結婚する訳が無い。
冴えない男と結婚する底辺女子という認識が広がっている。
もちろん、避妊や堕胎が当然という社会がそれを加速化している。

※3: 3S政策(さんエスせいさく)とは、screen(スクリーン=映像鑑賞)、sport(スポーツ=プロスポーツ観戦)、sex(セックス=性欲)を用いて大衆の関心を政治に向けさせないようにする政策とされるが、このような政策を行なったと政府が公式に認めた例が確認されないため、陰謀論と見なされることも多い言説である。愚民政策の一種であり、日本においては、主にGHQが日本占領下で行ったとされているものが知られている。

※4: 日本の女性による性解放運動として、1960年代から1970年代にかけて起きた「ウーマンリブ」が知られています。ウーマンリブはアメリカから始まり、日本やフランス、ドイツなど世界中で行われました。女性解放を意味する「ウィメンズ・リベレーション(Women's Liberation)」を略した言葉で、社会の構造を疑問視し、男性中心の価値観や社会が求める「女性らしさ」は「自分らしさ」とは別であると訴えました。

※5: 「女子のSEXは結婚や妊娠の為」という男社会が作った建前
人口増加が経済発展の一つの要因である生産性の低い戦前の社会では、SEXを開放したら、婚姻外妊娠・未婚女性の予想外の妊娠が増えて育てられない状況になって、不幸な女性が増えるという前提での社会的常識になっていた。

今起こっている様な結婚の高齢化・少子化になる前提は、避妊手法の普及と
堕胎の普及が必須であった。

フリーSEXを持ち込んだのは、米国であり日本のマスメディアが普及に貢献した。1970年代から創刊された、女性誌やライフスタイル誌等が、繰り返しフリーSEXを特集していた。「SEXの快感を得るのは女の権利だ」という本心を少しだけ隠した編集になっていたが、編集者自身が「人にとやかく言われずSEXしまくりたい」という本音が駄々洩れであった。

その結果、SEXと結婚の格差が起こっている事、誰も報じない。
スマホのマッチングアプリで若い娘と格安でSEX出来る現状、30代女子の需要は減っている。逆にホストに大金払えない年増は金払って若い男とSEXしている状況。
いずれにしても、SEXの価値がダダ下がりで、「ソープランド」が激減している。


⑥結婚どころか、恋愛(SEX)もしてくれない女子の増加は報じない。
SEX出来ないどころか、マッチングアプリで知り合っても二度とデートしてくれない女が増加している。
その背景は、上記に書いた様に女が熱望していた性開放が果たされ、「SEXの価値が低下した」事が主因である。
結婚したくて高額の整形をする女も据えているが、それも報道しない。
つまり、結婚できない女「行かず後家」が増えている実態は覆せない。



■その間の男の状況

それに反して、夫の仕事環境は楽にはならず、逆に「24時間働けますか?」という脅迫が蔓延する位「仕事はつらくきついが家族の為に我慢しよう」という状況になった。

企業は大きく発展していくが、サラリーマンの給与水準は大きく伸びず、その主要因が、仕事出来ない大量の社員の首を切れない状況にあった為。
日本的経営=三種の神器を撤廃して、正規雇用者の人数を極力減らし、臨時雇用や派遣を増やしていく為の「失われた30年」をキャンペーンしているが、本当の主要因である工場海外移転への世間からの非難を回避しているだけである。

余談ですが、豊田章男会長が「頑張って日本に製造拠点を残してきたが、海外移転、更に本社移転も考えようか」と言い出している。
その背景の一つは、国交省が指摘する「型式認定の不正」の指摘である。
もう一つは、投資家からの取締役不承認が増えた事である。もし海外投資家がもっと海外に製造拠点を移転しろと言っているなら、来期あたりから日本経済を底辺から支えて来たトヨタはじめ巨大メーカーの海外移転が加速して、雇用が減って行くだろう。


収入が増えない状況下、独身の時浪費して来た女との結婚はあり得ない。
政府がばらまく助成金も、妻の懐に入る事考えたらランチ回数が増え、夫に内緒のバック・アクセサリーが増え、エステやネイルやヘアサロンへの回数が増えるだけとなる事は明らかである。まして、旧ジャニーズやK-POPタレントに入れあげるなんて許せない。

逆に言うと女が結婚したい男は、その位の予測はできるから、結婚のチャンスは増えない。


■多少結論めいた事書くと

社会が強制的に「25歳までに結婚しろ」と言っていた時代は、そんな容姿だろうと、性格が多少悪くても、頭悪くても、どんな出自だろうと結婚できた時代。

女達が見損なったのは、「男は女に飢えていて結婚という餌を出汁にすれば言い寄って来るモノ」という固定概念が強すぎた。

女が解放されてしまったので、男の考えも女を見る目も変わって来る事を解かっていない。


★男の本音:

糞みたいな女に一生食い物にされるのはごめんだ。
せめて、アイドルぐらい可愛ければ、奴隷にでもなるが、お前の見た目で男を捕まえられるとでも思っているのか?

女の裏側は、母親で見て来たから少しは判るつもり。
女から見て御しやすい純粋な男は減ってきている。
更に、親を見ていてみじめすぎる。父親の様にはなりたくないので、結婚しないという意志を持った男も増えていく。
妥協してまで結婚するメリットない。
結婚って、糞みたいな女に稼いだ金取られて、バカみたい子供に高い投資しても見返りゼロ。しかも女の子だと小学校高学年から父親を排他して来るし、何もいいことない。だから家族はいらない。

男は年とっても金さえあれば、マッチングアプリで若い女と安い金でSEX出来る。不自由はしない。


★女の本音:

見た目もかなり変えて、しおらしく振る舞えば男なんてすぐ捕まえられる。
若い(20代)自分の自由になる金があるうちにいろいろ遊んでおこう。
高額ファッションやアクセサリーや海外旅行はスポンサー男に貢がせて思いっきり楽しもう。そいつら、SEXも上手いんだよな。
30才手前で、(バカな)まじめな普通の男捕まえて結婚しよう。ゆっくり教育して奴隷化すれば、まあまあ普通の家庭生活できるでしょ。
やっぱり、誰か近くに(便利な)男がいないと不安だし寂しい。

※新しい学校のリーダーズの代表曲「オトナブルー」が流行った時代背景は、「若い女と安い金でSEX出来る」という現状を反映した楽曲だから。
女子高生のパパ活の歌だよ。


結婚する人が減るのは、人類にセットされていた機能なのでしょうか?

結婚観というより、人生観がくるって来ている日本人の未来は暗い。



2.「30歳からの婚活」なぜ良い人に出会いにくい?→統計をみれば納得だった!

「平均」初婚年齢に惑わされるな (厚生労働省「人口動態統計」)

ダイヤモンドオンライン 天野 馨南子:ニッセイ基礎研究所 人口動態シニアリサーチャー 2024.7.31

厚生労働省の発表によると、2023年の平均初婚年齢は夫31.1歳、妻29.7歳である。この指標が毎年上昇するたびに「晩婚化」と捉える報道や世論をいまだに耳にする。しかし、筆者が国の少子化対策の委員会等で繰り返し「平均初婚年齢の上昇をもって晩婚化と表現するのは誤解を生む」と主張し続けたこともあり、最近では、政府が晩婚化という表現を積極的に使うことはなくなった。

 だが、この指標に対する誤解から「30歳くらいに婚活すればいい」などと思ってはいないだろうか。そう思っているとすれば、婚活戦略としては極めて悪手である。

「平均」という数字は「真ん中」や「普通」、「最頻値(最も発生している数値)」を表す指標ではない。母数で均等割した数値に過ぎず、常に「大きな数字に強く引っ張られる」ことを肝に銘じなければならない。

 日本は高齢化社会であるが故に、結婚適齢期(統計上、結婚が多く成立する年齢ゾーン)から大きく外れた高齢者の結婚が以前より多い割合で成立する。そのことが、平均初婚年齢を引き上げる要因となっている。決して結婚適齢期の年齢ゾーンが上昇したわけではないのだ。

 実際、現在の最新値である22年の婚姻統計を分析すると、初婚同士のカップルにおいて男女共に最も結婚件数が多いのは27歳で、多い順に26歳、28歳と続く。そして、初婚同士の結婚を果たした男性の6割が29歳まで、7割が32歳まで、8割が34歳までとなっている。女性の年齢ばかり気にして「女性は若くないと結婚できないよ」と、ハラスメントに当たる発言をする親世代や婚活男性は少なくないが、統計的に見ればお互いさまである。

 女性についても、初婚同士の結婚を果たした女性の8割が32歳まで、9割が34歳までとなっている。仮に平均初婚年齢を誤認して30歳ごろに婚活を始めると、結婚ピーク年齢から3~4年を経過してしまっており、男女共に「良いと思う相手は既婚者ばかり」「普通の人でいいのに出会えない」結果を生む。日本は移民比率が2%程度で推移しており、自分と同世代の“普通の人”がどこからか追加投入されるわけではないため、所詮婚活は「早い者勝ち」となる。

「自由恋愛で、好きな時にいい人と結婚したい」と考えるのは、現実の結婚成立確率を無視した発言である。
少なくとも「普通の人と結婚したい」と思うならば、統計的に最も結婚が成立している20代後半を逃すと結婚が厳しくなる現実も知っておくべきだろう。



【参考】とうとう結婚できなかった!一生独身女性の末路と逆転する方法



終わり

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