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【生田絵梨花】『天城越え』主人公・ハナ役に決定。例によって、配役ミスだという書き込みが主流です。だからこそ、どう演じるか?楽しみです。
1.【筆者のコメント】
「お嬢様のイメージを払拭したい」とコメントしていたのを覚えているが、だからって『吉原の女郎役』はかなりぶっ飛んでいる。
「天城越え」(あまぎごえ)は、松本清張の短編小説。1959年11月『サンデー毎日』特別号に、「天城こえ」のタイトルで掲載され(掲載時の挿絵は御正伸)、1959年12月に、単行本『黒い画集2』収録の1作として[注 1]、光文社から刊行された。
1983年に松竹で映画化、また1978年に日本放送協会(NHK)で、1998年にTBSでテレビドラマ化されている。
大塚ハナ役女優。みんなヌードを披露。
①1983年2月19日公開。製作は松竹
大塚ハナ : 田中裕子
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②1978年10月7日に放送 NHK総合「土曜ドラマ」枠
大塚ハナ:大谷直子
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③1998年1月1日に放送 NHK総合「土曜ドラマ」枠
大塚ハナ:田中美佐子
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あらすじ
昭和31年。静岡県で印刷業を営む望月次郎は、定年間近の田島刑事から「刑事捜査資料」の印刷を頼まれる。その犯罪事例の中には、時効を過ぎた土木作業員殺害事件の記述があった。事件には、「修善寺の遊女」大塚ハナと、天城トンネル付近で目撃された14歳の少年が関わっていた。
資料を読み、望月の封印していた記憶がよみがえる。「少年」は31年前の自分だった。そして大塚ハナは、初恋の女性だ。
当時、はだしのまま手に手をとって天城峠を越えた、数時間の恋。ハナの笑顔、美しい歌声、手のぬくもり―夢のような時間のあと、自分と別れたハナは土木作業員を殺し、逮捕されたのだった。警察署での田島の強引な取り調べに、殺害を自供したのはハナであった。だが、不自然な自供ではあった。まるで誰かをかばっているかのような…。
生田が演じるのは主人公・大塚ハナ。伊豆・修善寺の遊郭にいた遊女で、美しく華やかな外見だが、負けん気が強く、同僚や客とトラブルが絶えない。ある朝、店を抜け出して天城峠を越えようとする途中で、下田から家出してきた望月次郎少年と運命の出会いを果たす。
茨城の寒村で生まれ、貧しさゆえ、12歳にして吉原の女郎屋へ下働きに売られたハナ。その後、伊豆へ逃亡するも、不器用な性格が災いして、男性にだまされたり人に裏切られたりの連続。絶望の中、次郎の純粋な瞳に胸打たれ、彼の未来に思いをはせる。だが、ささやかな幸福もつかの間、殺人容疑で捕まってしまう。警察の取り調べに対しても強情で、無実を主張し続ける。
■コメント
dpv********
2/6(木) 19:33
私にとって「天城越え」のハナは田中裕子さんが、あまりに鮮烈であれ以上の配役はないとさえ思っていた。それは今も変わらないが俳優として進化しつつある生田絵梨花さんがどのようなハナを見せてくれるかは興味がある。同じようにアイドルグループ出身の松井玲奈さんが「雲霧仁左衛門」での悲しく儚い役柄で一皮剥けたのを感じたからね。
gtj********
2/6(木) 16:58
生田絵梨花さんに嫌な所は全くないですしミュージカル等に邁進し努力家だなぁ思うのですが彼女にこの役は「違う、違う、そうじゃない!!」。清純派から演技派に脱皮とか芸能界に於いて よくあることだけど、この役は田中裕子さんのイメージが強烈だし大谷直子さんの再放送も観ましたし、例えば沢尻エリカさんなら納得ですが。 汚れ役だけが演技派ではないし、生田絵梨花さんには日本の女優が一番苦手だと聞く“深窓の令嬢”役を自然に演じて欲しかった。
sin********
2/6(木) 19:41
生田絵梨花さんのファンの方々が配役を心配する気持ちは、多少は理解できます。 でも、よく考えたら、彼女は物語では本質的にハナと同じ役割を果たすフォンテーヌの役を務めているのですよね(ひょっとしたら、プロデューサーの殺し文句だったかも)。確かに、舞台は歌もあるし、形式的に動けばよい場合もあります。 でも、前のNHK版のファンである私には、アン・ハサウェイのように演じられるの?とか、ハナの動作は時代劇の所作が必要なんじゃないか?とか心配になります。 結局言いたいのは、これは彼女にとって大きなチャレンジであると共にチャンスであるように感じるのですが、どうでしょうか。
以上