「batn qaytus」 セルフライナーノーツ
やあ。アルバムを聴きながら読むと良いですよ。
1.檸檬堂
サラッと書いたのを覚えてる。
これは歌詞から書きました。
サビでギターを「ジャ〜ン」と弾かずにブリッジミュートをずっとやってるだけの曲を作りたかった。昔の自分なら絶対に出来ないと思う。あくまで淡々と生活を表現したかった。この曲に限らず、楽曲に温度を纏わせ過ぎてしまうと聴いた人の感情の余白がなくなってしまうことがある。聴き手にとって自分の想いを乗せやすいのは、こういう淡々とした曲だったりするんです。くるりの「ばらの花」、ウルフルズの「笑えれば」みたいな曲を書いておきたかった。自分にとってそれはこうなった。
「日常的なもの」と「流行り廃りのあるもの」を取り入れたくて「檸檬堂」という今の時代を象徴している品名を使った。「ほろよい」じゃダメ。「檸檬堂」じゃないとダメなのだ。
音楽的なところで言うと転調を3回もしている。
Aメロ key:F
Bメロ key:B♭(4度転調)
サビ key:C(全音上げ)
ラスサビ key:D(さらに全音上げ)
「転調してるようには聴こえない」と言う人がいたら、この転調は大成功です。サラッとやってのけるのが最高にクールでしょ。
ギターソロはプリプロのやつ(自宅で弾いたやつ)が好きすぎたので、そのままレコーディングに持ち込んでリアンプしました。リアンプとは何もエフェクトがかかっていない裸の音をアンプに通してレコーディングすることです。バッキングコーラスも同じく自宅で録ったものを採用。ビートルズみたいなコーラスだったので、レコーディングでは上ハモと下ハモのことを「ジョンとポール」と呼んでいました。笑
スネアの音一番好きかも。あたたかい。ヲクヤマのピアノは本当に曲の本質を理解してくれているから安心する。ギターソロ行く前の上がっていくピアノのフレーズとか、アウトロで主旋弾くところとか泣いちゃうね。
ドラムのユウスケさんは「檸檬堂がbatn qaytusの中で一番好きな曲」だって。あんな速くて華があるドラムをよく叩く人なのにこれが好きってグッとくるね。二人で飲んでて「叩かせてくれてありがとう」と言ってもらえた時は泣くかと思った。
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2.メトロノーム
なんとなくコード鳴らしてみてから歌詞を書いた。
どうやって生まれたのか全然覚えてない。
コードは手癖。イントロとAメロはⅢ→Ⅱを繰り返す手法が面白いかなって感じで作っていった。
人生は暇潰し。それでもやることに追われる。
そんな安定しない情緒の振れ幅のことを歌っている曲。「期待しすぎてしまう自分」と「期待しないで生きられたら楽だとわかってる自分」が常に心の中でせめぎ合っている。
バンドで演奏していて楽しいことの一つはシンコペーションだと思ってる。シンコペーションとは本来の正規のリズム進行から逸脱した状態のこと。それがカッチリ合った時の脳汁はすごい。この曲はキメの応酬なので楽しい。
ちなみにGIOVANNIはある程度俺が作った状態で持っていくけど、スタジオでアレンジ詰める時は出来るだけ皆の好きなようにやってもらっている。その方が面白いもん。「なんでもいいよ、好きにやっちゃって」と言う。それでああなるからメンバーがすごい。幸せでしかない。
「テンポルバート」とは楽曲の速度を自由に加減して演奏すること。グリッドに沿うだけが人生じゃないのよ。楽に行こう。
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3.なあなあ
完全に歌詞から書いた曲。
弾き語りでメンバーに聞かせた。
この曲以外にも歩きながらふんふん歌いながら書くことが多い。
※この記事の最下部、有料部分に弾き語りデモを貼っておきます。
「今頑張らなかったら運命が変わってしまうよ」
そういう歌です。
これはかなりアレンジを詰めた気がする。ヲクヤマのイントロのピアノは「イントロの裏でなんかつけて!」って言ってテキトーにつけてもらったものがそのままコレに至る。言っちゃうとGIOVANNIは俺とヲクヤマのユニットみたいなもんなので、細かい部分で頼っている部分は沢山ある。お互いセンスが重なっている部分が多いので、手放しでも理想系になる。幸せです。
「ギターボーカルがサビでコードワークをせずにカッティングの仕事をこなす」という曲を作りたかったので、この曲で実現した。世の中のいわゆるギターロックをやってるボーカルがコードだけ弾いてると「ふーん、とりあえずコードを弾いているんだな」という見方しか出来ないので、役割分担ということに関してはこの曲に限らず常に考えてアレンジをしている。
鳴ってるギターは宅録デモの時のやつをそのままリアンプしてレコーディングした。(同じようにレコーディングで弾けなかったので、時間短縮した)
この曲はなんと言ってもリズム隊。周平のベースに関してはバケモンです。
ドラムとベースを聴け。以上。
みんなのお気に入りの曲になったので先行リードMVになりました。
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4.氷結
一番最後に出来た曲。
電車の中でiPhoneでポチポチ打ち込んだデモをみんなに送って、バンドで再現した。ストリングスなどはほぼヲクヤマがアレンジしてくれた。この曲は半分くらいヲクヤマの仕事です。
実はiPhoneのGarageBandで元ネタを作ることは今までも何度かあった。電車の中でゲーム感覚で作るの楽しいんだよね。
※この記事の最下部、有料部分にその原型デモを貼っておきます。
完全に曲先行だったので歌詞はめちゃくちゃ時間がかかった。(曲先がマジで苦手)
「変化球で三振」という言葉を使いたかった。こうやって聴くとまさかそこから広がった歌詞だと思えないですよね。まあ作詞なんてそんなもんです。「この服着てみたいな」とかそういう感じでいいんです。色んなふうに取れる面白い歌詞になっているので意味とかじゃなく身体で感じてみて。いや、感じろ。
最初の仮タイトルは「サンダーキャット」→「氷」です。既に「スーパードライ」と「檸檬堂」があったので、せっかくだからこれもタイトルをお酒にしてみた。別に氷結が好きとかではない。「氷」が「結」ぶという字面が曲に合っているのでいいな〜と思った。
自分の声の音域的にオイシイところは色々あるけど、この曲のサビの声張るくらいの音程が一番「らしさ」が出るので確信犯です。
キラキラしてるから春に合うかもね。
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5.難破船で笑う
完全再録。GIOVANNIとして最初に作った曲。歌詞先行。基本歌詞はサビから書くことはなくて、上から下までバーっと書いてから手直しする。まだメンバーが決まってない状態でこれのデモを聞かせたと思う。
※この記事の最下部、有料部分に原型デモを貼っておきます。
弾き語りで書いてた段階の歌詞が1番と2番が逆だったんだけど、それせかの篠さん(それでも世界が続くならの篠塚さん)に聞かせた時に「ハブカ、これ超良いから2番の歌詞を1番に持ってきた方がいいよ」と言ってくれたのでそうしてみた。なるほどなと思った。1番で風景描写メインに言葉を描いていって、2番で核心に迫った深層心理を描くことになりがちなんだけど、多分ツカミは逆の方がいいってことなんだと思う。結果、しっくり来た。
東京事変の「秘密」みたいな大人っぽいハネた曲をやりたかった。こういう曲はもう書かないかもしれない。若い。
ベースの周平はこの曲めっちゃ好き。
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6.ざわめき fot Tonight
鍵盤はヲクヤマが弾いてて、それ以外(ドラムベースギター等)は全部自分で打ち込んで既存バージョンはミックスもマスタリングも自分でやりました。これのドラムは我ながら打ち込み上手え〜と思いながら作った。ベースのフレーズはこの時サポートしてくれてたThe Cheseraseraの西田さんのフレーズを参考にしてポチポチ打った。サビの終わりらへんの上昇していくフレーズは西田さん(狂人)の天才的フレーズです。
今回はそれぞれのトラックをバラして林田さん(いろはスタジオ)にリミックスしてもらった。
ざわめきの原型はもう3年前くらいだと思う。ヲクヤマと二人でスタジオで遊びながら作った。1番だけスッと作って「こういうのやりたいね〜」とか話しながら。この時点ではGIOVANNIの構想はなかった。
※この記事の最下部、有料部分に原型デモを貼っておきます。
既存バージョンと林田さんレコーディング版の大きな違いはベースの音かな。打ち込んだMIDIをヴィンテージのシンセに通してレコーディングしました。
あとは2番A折り返しのボーカルディレイ。ヲクヤマがツマミをグイーンとやってディレイを飛ばしてます。
ほんとはラップっぽい感じにしたかったんだけど挫折してこういう風になりました。笑ってくれ。でもそのうちラップはやりたい。「テトリス」って言葉を使いたくて出来た曲でもある。
このタイトルはノリでつけたんだけど、FISHMANSの「ゆらめきIN THE AIR」と曲名が似てることにリリースしてから気付いた。フィッシュマンズ好きだからいいんだけどね。
おっくんはこの曲がお気に入りみたいです。
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7.彷徨うアルファルド
2年前くらいに一週間で5曲くらい書き狂ってた頃の曲で、最初は全然違う軽くてチャラい感じだった。面白いので気になる人は聞いてみて。
※この記事の最下部、有料部分にデモを貼っておきます。
失恋したせいかスラスラ書けた曲だけど、最終アレンジはヲクヤマ含めメンバーのおかげですね完全に。ストリングスが本当に綺麗に合う。歌詞の世界観を理解してくれるメンバーに囲まれて本当に幸せだと思う。余計なことをしていない。この曲の本質は「空気感」なので、それを表現できたことはとても満足している。
さよならも言えずに消えて無くなる関係の終着地点。そこに「寂しい」「孤独」という言葉の根源がある。この曲が書けた時に俺は一生この感情を歌うんだろうなと改めて思った。
自分的ポイントは曲の構成です。
イントロ
Aメロ
Bメロ
サビ
間奏
Bメロ(※)
Aメロ(※)
サビ
アウトロ
ってなってるんだけど、※の部分(AメロとBメロをひっくり返してサビに持っていけること)を思いついた時は「よし!よしよしよし!」となった。
間奏のディストピア感がすごく気に入っている。自分が今で作った中でも屈指の名インスト部分なのでそれぞれの景色を見ながらそれぞれの物思いに耽るといい。
シチュエーションによって聴こえ方が違うと思うので。
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8.溺れる
10年前くらいの曲の再録。なのでもうどうやって書いたかなんて全く覚えてない。昔からファンでいてくれてる人にとっては、もはやお馴染みの曲ですね。
今回これを入れるにあたってすごく悩んだ。今のGIOVANNIの曲の中で浮いてしまうかもしれないというのと、「今」を見てほしいのにわざわざ過去の曲を入れるとブレるし、今更この曲に頼りたくないみたいなプライドもあったから。出すならCD購入限定トラックにしようと思ったくらい。
でも、いざレコーディングしてみると全くそんなことはなかった。
ちゃんと地続きでいることが証明されたというか。
今も昔も根本は何も変わっていなかった。色んなことを経てこのGIOVANNIという活動をスタートさせたんだけど、今やっていることは自分の音楽体験の原点みたいなことなんですよ。ジョゼの時にいっぱい曲を出したけど、もともとこういう音楽が好きでやっているという。30歳を超えた今、20歳くらいにこの曲を衝動的に書いた時とマインドが似ているんです。だから違和感が全くなかった。違和感なさすぎてサービス曲として最後の曲にしようという考えも全くなかったほど、この曲は「batn qaytus」の一部に過ぎないというか。
過去にすがるとかそういう感覚ではなく、この曲を今やること、今もう一度出すことに対しての誇りを持っている。
あとシンプルに「溺れる」はYoutubeでしか聴けないし全国流通もしてなかったから、みんな喜ぶかなと思った。
アレンジはヲクヤマのピアノが入ってたりベースが変わっていたり俺の歌が上手くなっていたりするけど、細かい部分は「ほぼ」変えていない。フィードバックの感じやコーラスも、10年前に近づけようとして製作した。
このバージョンの方が好きと言ってくれる声をすでに沢山頂いている。音楽を続けてないと、この喜びに出会えなかった。やっていてよかったと心から思う。
あと俺の声ってマジで変わらないね。なにこいつ。
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9.スーパードライ
サクッと書けた曲。
原型タイトルは「生きていくこと」、仮タイトルは「帰りに缶ビール買って」でした。
この曲に限らず俺が好きな構成は「Aメロ!Bメロ!サビ!…もっかいAメロ!Bメロ!サビ!おわり!」なんです。これとか「硝子の漂流記(Sekirara収録)」とかはかなり顕著にそれが出てる。だって歌なんてそんなもんでいいじゃん。ほんとは。良い曲って十分なんすよそれで。
最初の缶を開ける音は自宅で録音しました。いい音を録るために3回失敗してるので、なので無駄にビールを4缶飲みました。
歌詞に関してはそのままとも取れるし、色々自分的な隠し要素もあるので、とくに語りません。好きに想像しながら聴いてください。
ピアノはおっくんに「これになんかつけて」って言ったら一発でこうなった感じです。マジで最初に突発的に弾いてもらったフレーズからほぼ変わってない。
ギターは完全に手癖。メロも癖。総じて自分の癖みたいなものを結晶化させた曲です。
「なぜ半角タイトルにしたか」
「結局なぜ全角だったのか」
という謎について話します。
これはね、字面です。文字列で遊びたかったんです。「メトロノーム 」があるから、同じ全角カナだと面白くないかもな〜と思って遊び心で半角カナにしたんだけど、実際は配信会社によって半角カナが反映されずにサブスクとかでは全角で出ちゃったの。
ダイキサウンドの配信担当の人に聞いたらしょうがないんだって。だから本当は半角が正式なんだけど、ダメならじゃあ全角でいいです別にって話。ちゃんちゃん。
レディオヘッドの「High & Dry」という曲が大好きなので、響きでスーパードライにしました。そしたら檸檬堂と相まって「どんだけ酒好きなんだよ〜」っていう感じになっちゃいました。だから「氷結」も増やしてみました。ちゃんちゃん。
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10.鯨
このアルバムの核になってる曲。
「溺れる」まではいかないけど、かなり古い曲になる。
2015年とかに作ったかな。ジョゼの「Sekirara」のあとにすぐ出来て、「YOUNGSTER」の候補曲になるもアルバムの毛肌が違い過ぎて見送り。当時、根岸さん(プロデューサー)に「これすごく良い曲だね」って言ってもらえたけどコンセプトがブレるから収録しなかった。「honeymoon」ではそもそも候補曲にもならなかったな。
それでも弾き語りの時は大切な曲としてずっと歌ってきました。
いつか絶対に音源化したい曲だった。
今回、念願の収録となりました。
弾き語りでも十分成立するので楽曲としての強度がかなりある。これをバンドに落とし込むのは若い自分じゃ絶対にできなかった。サポートメンバーのおかげもあって、元々の弾き語りの良さをそのまま届けるアレンジが完成した。ポップスソングとしてはここまで生きてきた自分の人生の中で最高傑作かもしれない。そのくらい美しいものが出来た。自分がおじいさんになっても人に勧められるレベルの曲。
音楽的ポイントは、サビメロが落ち着いているところかな。サビってついつい声張ったり暴れたくなっちゃうんだけど、この曲は全体を通してあんまりメロの高低差がない。同じくらいの音程がずっと続くのは「どこにも行けない」という諦めにも似たやるせない気持ちも込めている。
2番のAメロの歌い出しのコードは周平がベースでそう動きたいからという提案を受けて採用しました。すごく好きな部分。
ラスサビの「泣きそうだ」のあとの短いバッキングコーラスは「泣きそう」って歌詞なのに本当は泣いてしまっている心を表現した。
間奏の交響曲みたいな感じもすごく気に入ってる。ここのコードやアレンジをどうするかに結構時間をかけたと思う。
そういえばレコーディング終わり直後の時、丁度やりとりしてたマカロニえんぴつのはっとり君にわりと早めにアルバムを聴いてもらってたんだけど、鯨がとくに好きと言ってくれた。嬉しかったな。ちょうどその時「浅草キッド」が公開されたくらいの時だったから、タイトルが映画とリンクして勝手にエモくなったらしい。「♪くじ〜ら屋で〜」の捕鯨船ね。それとは全く関係ない。笑
でも浅草キッドじゃないけど、こうやって夢を追いかけながら歳をとっていくとみんな消えていくんです。死んでなくても。仲の良かった人も、同世代のバンドマンも、後輩も、先輩も、ファンも、気付いたら周りからいなくなっていく。それでも自分は行かなくちゃいけない。生きるということは屍の上に立つことだと誰かが言ってたけど、自分は「もう二度と会わないだろう人を星に見立てて、その夜空の下をひとりぼっちでも歩かなきゃいけないこと」だと思っている。それで同じように歩いている人と会うために生きていくんだと思う。
この曲は時間をかけてでも沢山の人に聴いてもらいたい。
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以上、セルフライナーノーツでした。
ちなみに「batn qaytus」というタイトルはヲクヤマが候補に上げてくれたものです。それを採用しました。ていうか思えばGIOVANNIもヲクヤマが名付けてますね。考えてもらってばっかりじゃん。GIOVANNIの名付けについてはジャングルライフのインタビューで語ってます。
<羽深創太ソロプロジェクトGIOVANNI/ジョゼという青春を終え、GIOVANNIという未来がついに始まる」>https://www.jungle.ne.jp/sp_post/giovanni-266
俺は一人では生きていけない。
これでいい。
「羽深創太」という絵を客観視して、自分に見合う額縁に入れてくれる味方が周りにたくさんいる。自分のことを一番知っているのは自分だとずっと思っていた。他人の目から見えている自分をもっと信じていいんだと思えるようになった。それが誇りでもある。そう強く思えたアルバムでした。
ここまで読んでくれてありがとう。
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さた、有料部分の内容です。
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※けっこう面白い音源集ですが恥ずかしいので有料です。すまん。
※あくまで参考デモなので音質には期待しないでね。
※デモなので基本歌がへなちょこです。
※氷結(サンダーキャット)はiPhoneで作っただけのものなのでインストです。
※スーパードライ(生きていくこと)、なあなあは弾き語りです。
上記を十分理解してくれた人のみ買ってください!
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