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読書記録 座右の寓話
子どもには蛙の目の位置なんてわからないので少し難しいかな?と思うのですが落ちが好きなので再話しました。
子どもには落ちまで言ってしまってます。
むかしむかし、京に住むカエルが、大阪を見に行きたいと思いました。
春になって、京のカエルは西へ向かって歩き、天王山という山にのぼりました。
同じころ、大阪に住むカエルも京を見に行きたいと思っていました。
そして大阪のカエルも東へ向かって歩き、同じ天王山にのぼりました。
天王山の頂上で、京のカエルと大阪のカエルはばったり出会いました。
二匹のカエルは、お互いの夢を話しました。
「ここから大阪と京が見えるんじゃないか?」と、
二匹は足を伸ばして背伸びをしました。
京のカエルは、
「大阪も京と変わらないな。大阪に行くのはやめて、京に帰ろう。」
と言いました。
大阪のカエルは、
「京も大阪と同じだな。京に行くのはやめて、大阪に帰ろう。」
と言いました。
どちらの蛙も目は背中についているので、自分の住んでいる故郷を見ていたのでした。
子どもたちへの質問
なんで京の蛙と大阪の蛙は、2匹とも故郷を見ていることに気が付かなかったんだろう。
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