好きなこととの関わり方
こんにちは。金子です。
2020年。遂に令和も2年となりました。
今も大好きなバスケットボールを続けている一方で、自身も33歳になり(今年で34歳)、家の事情や仕事のこと、周囲の変化などを見て、大好きなバスケットボールとの関わり方をもう一度見直したいなと思っている新年。
思うままに文字に考えを起こしてみたいと思います。
世間の目がバスケにフォーカスされた2019年
Bリーグとして走り直してから、渡邊雄太選手のMemphis grizzliesとの2way契約、ワールドカップでのアメリカ代表との一戦をはじめとする戦い、富樫勇樹選手の契約金1億円、八村塁選手のNBA全体9位指名でのWashington Wizardsへの加入、比江島慎選手や馬場雄大選手のNBAチャレンジなどで、日本の多くのメディアがバスケットの報道をして、多くの人の目にバスケットが映るようになりました。
単純に選手たちの頑張りや、表舞台には出てこない方々の努力の賜物だと思うし、今日までプロアマ問わずバスケが好きでプレーしてる人達やその応援をする人たち。みんなの功績だと思っています。
これは本当に凄いことで、小学生や中学生の頃は夜更かしをして、毎週決まった曜日にTBSで深夜に放送されていた「NBAまにあ」をTVにかじりつくように見て、録画したものを繰り返しみては、紹介されたハイライトプレーを部活のシューティング時間に真似ていた僕からすると、普通にニュースの1コーナーで選手の活躍やBリーグの成績や順位表が紹介されている時代になったことは、にわかに信じがたい状況です。
特にワールドカップの時には、街のいたる所で試合観戦がされていて、こんなにバスケットボールを日本国民が同時に観ることが起こるなんて。本当に信じられないことであり、本当に感動しました。
感じた不快感
ワールドカップ時には私もスポーツバーで試合を観戦したりしていました。(1人で渋谷のHUBにいました笑)
そこで観戦なさっていた人たちは、今までバスケなんて見てこなかったどころか、触れてすらこなかった人たち、学生の頃にバスケをしていた人たち、私のようにおじさんになった今でもバリバリバスケ楽しんでいるぜ!って人たちなど、本当に様々な人たちで賑わっていました。
アシストやシュートを決めれば歓声が。
外したり、相手にブロックされたり、相手に決められれば「あ〜」なんて声が溜息混じりに出て来ていて、なんなんだ、この素敵な空間はっ!と興奮したものでした。
しかし、その会話とともに聞こえてくるのは
「馬場すげー!」
「富樫見たかったなー」
「やっぱりアメリカには勝てないかー」
当たり前なんだけど、そんな会話が中心で、
中にはアメリカ戦を見て
「八村全然ダメじゃん!馬場が凄くない?!NBA行けるでしょ!」
っていうような会話も飛んでいました。
最初は何も感じていなかったし、耳につきだしてからも、そりゃバスケ知らない人からするとそうだよなぁなんて思ってはいましたが、あまりにもそういう人が多いなと。
勿論、感じ方や考え方は人それぞれだから、それを否定する訳ではないんですけども。
ただ、もう少し掘り下げた会話が聞こえてくれば良いのになぁ…と悲しくなりましたし、終盤に「八村ダメじゃん」なんて会話に関しては、苛立ちを覚えたりもしました。
クラブチームでも感じているバスケット観の違い
こういう苛立ちみたいなものって、実はコート上でも感じることが多くて、「いや、こうきたら普通こうでしょ」とか「なんで気付けないのー!」とか「ほら!ここにスペースが!」とか「OFが狙ってるのここなんだから、そんなとこ見てても仕方ないだろー!」みたいなのを試合中に思いまくっていて、そう思うたびに自分でフォローをしまくって、コート上のトラブルシューティングをし続けて、バランスを取りながらスコアもして、DFも要所を抑えに行って…。
なんだこれ?笑
ってなっているんですよね。
何故こんなに感覚が違うのか?合わないのか?分かり合えないのか?
というようなことを、常々思っていました。
当然、自分なりにそのギャップを埋めようと様々なアプローチをしますが、上手く行く時もあれば、失敗することもあります。なんなら失敗ばかりかも。
チームの中にあるヒエラルキーの存在がその原因になることもあるし、そもそものスキル的な問題もあります。
各チーム様々な事情があるから。
こんなことは、仕方のないことだとは思ってはいるものの、もう少し建設的な意見の交換だったり、行動を重ねていけないものかと頭を悩ませていました。
トラップ1つで歓声を上げる欧州のサッカー観
10年前くらいに、ある先輩と話をしていた時のことですが、欧州のサッカー観戦は凄いぞと。
プレーヤーのレベルが高いのは言うまでもなく、サポーターの観戦レベルが高いと。
1つのトラップで歓声が上がる。
ビルトアップの様子で歓声が上がる。
悪い判断にはブーイングが巻き起こる。
スポーツバーで飛び交う会話はフォーメーションがどーの、ある選手のトラップスキルがどーの、ある監督のサッカー観がどーの。
10年前の欧州のサッカー界では、平気でそんな会話がされていたそうです。
今はもっと凄いのかも。
私は、サッカー一切観ないので、日本のサッカー界で今そんな話がされているのかは定かではないですが、その話を今思い返すと、単純にバスケットボール界はプレーヤーとしてのレベルもそうですが、観戦者側のレベルが低いよなと思いました。
(当時はバリバリのプレーヤー志望だったから、何も感じなくて「なんでこんな話するんだ?」くらい思ってたのはここだけの話。)
観戦者の目を肥やして行きたい
いま、世の中にはバスケットボールに触れるための媒体が数多く存在します。
Twitter、Facebook、Instagram、YouTube
楽天で年間パスを購入すれば、NBAの試合だって全試合観れるし、Bリーグの試合もスポナビ契約で観戦できます。
ただ、プレーヤーにも観戦者にも運営側にも圧倒的に欠けている要素があるのは確かで、ここからそのレベルをジャンプアップさせて行くには、日本のバスケを盛り上げていくには、その要素を把握してアプローチしていく必要があります。
何十年と掛かって日本のバスケはここまで来たわけだけども、もう1つ2つ踏ん張れば全体のレベルがグッと上がっていきそうだなと、個人的にはそんな気はしています。(なんとなく)
そんな中で、僕としては「観戦者の目を肥やしたい」という思いが結構強くて。
正直、「そのために何をしていけばいいのか?」は全く見えていなくて、アプローチ方法は沢山あるとは思います。
それは、例えば今の観戦者に直接アプローチしたり、将来の観戦者やプレーヤーへのアプローチとして指導したり、はたまたエンジョイバスケで楽しんでる人たちへのアプローチ。
そもそもバスケを観戦していない層へのアプローチ。
自分が出来ることや「これだ」と思うものを見つけたいと思っているので、今年はバスケに関わる事に積極的に触れて行きたい、アクションしていきたいと思っています。
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