M-1 2021 ゆにばーすのネタに関して思った事

すみません。素人があまりグダグダ言うのもなぁとすごく思うのですが、M-1の興奮冷めやらぬ中M-1そのものを見直したり、色んな人のその後の話を見たり聞いたりしていく中で熱が高くなりすぎてこの思いつきをどうしても書きたくなってしまいました...

あまりに噛み合わない事を書いてもアレだしと調べたらご本人の有料記事が見つかってしまったので1000円は高いなぁと思いましたが思い切って購入もさせてもらいました笑

ただよく考えると中身に触れるとネタバレになってしまうので、結局最初に思ったちょっと噛み合わない話を書くしかないんですよね笑

僕はライブとか劇場行くほどではないですけど、M-1決勝は毎年絶対見るし、敗者復活も今年は見てました。
ここ十年ぐらい毎日ジャンクとかオールナイトニッポンとかの芸人さんの深夜ラジオをradikoで聴きながら通勤して、あちこちオードリーとゴッドタンは毎週欠かさず見ててぐらいのお笑い好きです。ゆにばーすが特別好きかと言われるとそんなこともないですが初めて見た時は衝撃的でしたし、M-1の決勝に上がってくる人全員すごくリスペクトしてるし、南海キャンデーズの山ちゃんとかオードリーの若林さんとか(note自体若林さんのエッセイ目的で始めましたし)、クレバーな隠キャのツッコミの人が多分一番好みなのでゆにばーすや川瀬名人は好きな方だと思います。

あと「M-1取ったら引退する」って人生設計どうなってんねん、と言いたくなるようなクレイジーな人が「ただ面白ければ生きていける」っていうお笑いの世界って本当に素晴らしいなぁと思います。

鈴木裕さんとか飯野賢治さんとか、本当に自由に生きてるなぁというゲームクリエイターの人達に憧れてゲームクリエイターになってみたら、全然思ってたよりちゃんと(社内政治とかも含め)社会人しなきゃいけなかった人間からしたら、お笑いの人の世界の透明性ってすごい羨ましいなと思います(もちろんその世界にはその世界で理不尽な事とかもあるのだろうなとは、ラジオとか聞いてると思いますけど、それでも僕がいる世界に比べればずっと透明だなと思います)

特にそれが端的に現れるからM-1やキングオブコントみたいな賞レース好きなのかもしれません。

さて。少し前置きに時間かけました。
川瀬名人さんがnoteやってるという事で万が一ご本人に届いてしまうのが恐ろしく、、、笑
(って書いてたら本当に届いちゃった汗)

本当にリスペクトしてるし嫌なこと言いたくないし、嫌な気持ちになって欲しくはないんですが、僕ぐらいの温度(もっと熱い人もいるし、もっと冷たい人もいると思いますが)のお笑い好きのゆにばーすさんのネタを見ての感情の動きをご説明させて頂く中で何かしら参考になるものがあれば、程度の気持ちでご覧頂けると幸いです。

今YouTubeでネタを見直して3回見た状態なんですけど、ざっくり内容を追いながら初見の時の気持ちを追いかけていきます。

ツカミめちゃくちゃ良かったですよね。
初見の時はただ笑ってたんですが見直してみて感心しました。観客巻き込んで一緒に三拍子してからのはらちゃんのテンションを落としての「悩みあんねん」って、笑いまでのペースも早いしすごい技巧的ですよね。
「つかみは早く」とか「自分達とお客さんで三角形を作る」とか、ぱっと言われるような要件全部満たしてる気がします。

その後のやりとりも面白く進んで「爆裂不利やんけ!」のところが3回見ても笑ってしまう面白さ。
この辺りまでは「流石だなぁ」と思って見ていました。

全体的にめちゃくちゃ面白かったし、初見の時は終始笑ってたんですけど、よく考えるとちょっと乗れなくなってくる部分があって、
「着替えを見てる」「窓越しに見てる」のあたりで、ちょっと違和感を感じ出して、「おっぱい揉ませろ」でもうここは明確に引いちゃうんですよね(面白かった人も当然いると思うし、この辺の際どい部分は人によってグラデーションかかった反応になる所じゃないかなとは思います。僕より抵抗ある人もいたとは思うし、全然気にならない人もいたとは思います。あくまで個人的な感想として)

前半の笑いの余韻みたいなのは残ってて初見の時は笑ってはいたと思うんですけど、2回目に見て「ここ引いちゃうな」って思ったのがこの記事書こうと思い出したスタート地点です

なんでかなーと考え出して気づいたのは、【人】の話なんですよね。コンプラ的なひやっと感とかもなくはないんですけど、それ以上になんか人としての説得力不足みたいなものがあるんじゃないかなぁと。

なんだろうなぁ、着替えを見てる、とかがウソって言う話なのは頭では分かるんですけど、それを言われても「はらちゃん別に嬉しくないんじゃ?」って感覚でちょっと引っかかってしまうし、「おっぱい揉ませろ」は「ちょっとかわいそうだな」って感覚があるんですよね。

ここをそもそも読み間違えてたらほんとこんなタラタラと長文書いて恥ずかしいんですけど、ネタとしてはこの部分は「はらちゃんに女を感じるハズが無いのに、それを言わなければいけない川瀬名人のやるせなさ」みたいな感情に共感できると面白いんだと思うんですが

はらちゃんって、その、顔は可愛くはないんですけど、、、体型とかは安藤ナツさんとかほどアレじゃないしメイクでめちゃくちゃ綺麗な写真撮ってるのとかも知っちゃってるし、衣装も奇抜だけどフリフリのスカートで「ちゃんと(本人的には)女の子」な感じはあるんだよな、というのが一つと、そもそものスタート地点の「ディベートに勝ちたい」という気持ちがそこまで強いようには思えない(賞金3千円とか30万円とか始めた理由も適当ですし)のが一つあって、着替えを見てるとか横顔を見てるとか言ってる川瀬名人がかわいそうとか気の毒っていうよりもそんなキモイこと言われてるはらちゃんがかわいそうって思っちゃうんですよね笑

で、その後はらちゃんがおっぱい揉ませるぐらいなら負けを認めるという流れになるので上の感覚って更に補強されてしまいますよね。

こういうのって、きっと舞台や稽古で色んなパターン何度も試してお2人なりの結論としてあの形にされたんだとは思うので、素人の一個人の感想に過ぎないのは前提になるんですけど、ごくごく個人的には、

同じような流れでももっと台詞の尺をはらちゃんの部分を長くして「この前控え室で川瀬が携帯ゲームしてる時に私が着替えてた時も、実はこっそり私の事見てたんだ?」(川瀬名人悔しそうに)「み、みてたよ!」みたいにしてくれた方が、「川瀬名人は本当はこの台詞を言いたくない」というのが伝わりやすいんじゃないかな、と言うのと、

そもそもで「こっそり着替えをのぞく」とか「窓越しに顔を見てる」とかの行為そのものが「やられてるはらちゃんの嬉しさが少なくてやってる川瀬名人のダメージが少ない」ので、もっとお姫様扱いさせられるとか、女王様扱いさせられるとか、話題に上がる行為のスケールがデカい方が伝わりやすいんじゃないかなと思いました(あくまで個人的には)

後はらちゃんってどうしても人柄が掴みきれないところがあって、逆に川瀬名人って「頭いいけどやばい奴」なんだろうなみたいな、分かりやすさはあるので、本筋のディベート勝負自体が川瀬名人の負けパターンの方が面白かったんじゃないかなあ。
例えばはらちゃんが「川瀬が私の事を子孫を残す相手として、いやらしい目で見ているって言うなら、川瀬には世話になってるしほっぺにチューぐらいならしてもいいよ」とか言って、川瀬名人はやりかけるけどできなくて「こんな勝ち方したくねぇ!」とか。

みたいな事をほんと偉そうですけど思いました。すみません。

いやー、でも多分そうですよね。
「はらちゃんの事は芸人として相方としてリスペクトはしてるけど、女としてだけは見れねえ」
の方がはらちゃんには失礼かもしれないけど人としての説得力はある気がする笑

こういう感覚的な共感できるできないみたいなのが所謂【人】とお笑い芸人の皆さんが言う部分なのかなーとすごくふに落ちたので記事にしたくなったんですよね。

後ここからはある程度お笑い詳しい人限定の話になると思いますが、もっと奥の方にある感覚としては、川瀬名人って、めちゃくちゃ強いイメージとして「M-1取ったら引退する」と言っている人。じゃないですか。

「そんな人と組んでくれている」「歌を唄うだけで抜群に面白い人」に、「ただ不細工な女」としか思ってないはずが無いよな。
とは思っちゃうんですよね笑

後は、そうなってくると「いい女が抱きたい」とかで芸人になってる人よりも、「はらちゃんを女として見ていると思われる事の屈辱感」の説得力ってちょっと薄れちゃう気もするし。

そもそもでゆにばーすって3年目とか4年目でM-1の決勝出て、2年連続で出たあとしばらく見なくなって、久しぶりにまた決勝に出てきてって、途中で苦労してないはずが無いし、登って落ちた後もまだ川瀬名人を信じてついてきて審査員の方にも「はらちゃん上手くなったねぇ」と言われるぐらいきっと2人で努力してきたんだろうなぁとかもちょっと想像してしまうとリスペクトとかがないはずがないって感覚があって、この辺りの漫才の中でのはらちゃんの扱いの悪さと、薄っすら想像できるバックボーンに齟齬を感じてしまう部分もちょっとあるような気はします。

まーこの辺は想像に過ぎないので、全然違うのかも知れませんが、全然違うなら違うで、「はらちゃんは普段から奇人で、全然リスペクトしたくてもできないんだ」みたいな追加情報が欲しい気がしますねー。

色々かきはしましたがそもそもで初出場の早さも(確か3年目?)M-1決勝に3回でてる人も、めちゃくちゃレアなわけでゆにばーす自体がむちゃくちゃすごい人達で面白い人達なのは間違いないです。

この先のゆにばーすのドラマが、M-1取るドラマでも取れないドラマでも、絶対面白いのは間違いないと思いますし、
何よりもその過程で出てくる新しい漫才も超面白いでしょうし、この先も楽しみに応援させてもらえればと思います!





後書き



メールに川瀬名人からコメントが来ましたって見た時は本当にひやっとしました笑
(YouTubeのコメントとかにもレスしてるのは知ってたのでもしかしたらとは思ってたんですけど)

閲覧数確認したけどまだ36人ですよ笑
僕の記事で一番多い記事で200いってないぐらい笑
そんな奴のそんな記事本人が見ないで欲しい笑

不快にさせてしまったのは本当に申し訳ないし無念なのですが、M-1決勝に行くような芸人さんにコメント貰えたのは僕の方こそ一生忘れられないだろうな・・・

ゆにばーすさんのネタを貶すとかって意図はなく(そもそもでウケてましたし僕も笑いましたし)ご本人も打ち上げの配信とかで「何が悪かったのか分からん」みたいな事をおっしゃってたのがなんとなく心に残っていた(確かにすごい良かったのになんでだろうなぁと)2回目に見た時によく言われる【人】の話が、「あー、これか」と腑に落ちたのが面白かったので記事にしたんですよね。

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