有意義な勤務時間の30分

職場で久々に同期に会った
数少ない同期の中でも
同じ境遇の彼女は
わたしの同志で分身
とも言えるだろう

お互いや子供の年齢が同じことや
フルタイムで働く大変さなどで
共感することばかりであり
お互いに顔を合わせれば
日々大変なことから始まって
頑張っていることを
お互いに励まし合いながら
ほめちぎり
強目に共感し
最後は旦那の愚痴をいいながら
笑顔で共闘を誓い合うのである

普段いる職場には
子育てが終わったひとか
独身の人か
子持ちでも男性しかいないので
同じように気持ちを収められる人が
いないため
彼女に会うとナイアガラの滝のように
次から次へと何かが湧いてくる

昨日は社屋の前でばったりと会い
「こないだ大変でー」
からの怒涛の話になり
軽く30分
あーだこーだと
笑いながら怒り話をしながら
あっという間に過ぎていった

何人か社員が
前を通ろうが
お構いなしに話し続けた
勤務時間だろうが
関係ないくらいになったのは
わたしたちは十数年ここにいて
小娘から母になり
かなり図太くなったのだ

まだ彼女が職場にいるというなら
わたしもいるし
辞めるというなら
わたしも辞める

彼女のおかげで
仕事が続いている

ありがとうまた
会おうね

今年で一番
有意義な勤務時間の30分