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医療カルテの取り違え
貧血治療のため通っていた
婦人科クリニックに
行くのをやめたきっかけは…
カルテの取り違えと
誤った薬を処方されたことでした。
1回目は薬剤師さんが気づいてくれて
わかりました。
2回目は私が、これまでと違う薬を処方されて
気づきました。
カルテの準備は、医療事務の方や看護師さんがしたことなので、お医者さんは責めたくない。
有能なスタッフに恵まれないと大変なのだと感じました。
私が気をつければいいと思っていたのが甘かったのです。
3回目は、子宮がん検診の結果を聞いた時でした。
お医者さんは、検査結果の用紙と私の顔を見比べながら、信じられないという様子で
何があったんだ!
前回まできれいだったのに!
すぐに詳しい検査をします!
予約を取りなさい!
と慌てた様子でした。
何があったんだ…って、何もないと思う。
いつも通り仕事して、ご飯食べて眠って。
ストレスの多い仕事だし、暑くなってきて体力は落ちているかもしれないけど。
ふとカルテや検査結果が
違う人のものだったら?
と怖くなりました。
がんかもしれない、というのも怖かったし
次の検査についての説明は
医師からも看護師からも
「出血を伴うので1、2時間休んでもらう」
とだけ。
何をされるのかと不安が強くなりました。
早く次の検査を!と促されても
怖くて気持ちがついていきませんでした。
違うクリニックで
検査を受け直すことにしました。
紹介状がないことも、事情を伝え、配慮してもらいました。
つらかったです。
自分で医学書を買って読み、子宮がんの方たちの闘病記も読みました。
子宮がん検診の結果は、陰性。
半年後、総合病院でも検査を受ける機会があり、陰性。
そして今日また違う病院で検査した結果、陰性。
気持ちが落ち着きました。
今日の病院のお医者さんは
私が「カルテの取り違えがあって…」
と打ち明けると
「それはひどい」と
理解を示してくれました。
ほっとしました。
カルテの取り違えなんて
そんなにあることじゃないと思っていました。
だからいろいろなことが
信じられなくなっていました。
それでも、お医者さんを尊敬したい。
私の不安を理解し寄り添いながら
深入りはせずに
さらりと不安を取り除いてくれたのも
お医者さんだからです。
なぜ私がそこに訪れたかを察して
明るい気持ちで過ごせるようにしてくれました。
医療のあり方が
変わってきていることを感じました。