
学級経営がうまくいかない時は①
ずっと、「こうするとうまくいくよ」と言いながら
「あなたは間違っている」と指摘してきた自分を反省しました。
ごめんなさい。
教員をしていると、学級経営で
踏んじゃいけない地雷があることにだんだん気づきます。
その地雷は、目に見えないし
約束事として書かれたものもない。
でも、やっちゃうと回収不能になったり
自分が大変になったりする。
例えば、担任の先生が「私はギャルです」って言ったら
年頃の男の子たちは面白がるけど指示を聞かなくなります。
「学校」「先生」「生徒」っていう役割に
生徒たちをすとんと落とし込むのが大事。
担任の先生が、プロレスごっこしている男の子たちの様子を
写真で撮って、スクリーンで映して
「私の好きな場面です」
って伝えたらどうなるかというと…
「先生が好きなら!」ってプロレスごっこする子が増えて
結果本気のけんかやけが、いじめにつながったりする。
放課後の時間が、生徒指導と保護者対応、報告書作成に消えていく。
だから、
生徒同士が笑顔で話している場面とか
体育祭で一生懸命走っている姿とか
友達に勉強を教えてあげている姿とか
いくらでもある平和で素敵な日常を
「すてきだね」ってクラスでシェアしてみるといいのでは?
受け狙いで、いじりやすい男子ばかりを取り上げるんじゃなくて。
担任の先生が「私はいじめられてきました」って伝えたら
生徒たちも先生をいじめ始める。
だから、そのカミングアウトは慎重に。
生徒が聞いてくれる状態なら
「いじめられたらつらい。
その人の立場に立って考えてみて。」
って静かに生徒を想像に導くといいみたい。
具体的に場面を伝えながら。
例えば「教室に入ってきて、いつものようにおはようって仲のいい友達に声をかけた。一瞬教室がしんとして、相手は聞こえているはずなのに、他の子と何もなかったかのように話し始めたら?どんな気持ちになる?」
という風に。自分の経験を活かすなら、こんな形で届けるといいみたい。
それを、伝えたかったです。
学級経営における地雷とその回避方法、って本でも出そうかな。
担任の先生が地雷系の場合、生徒も地雷系に染まるかも。
まずは地雷系を卒業しようか。