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2024.08.25 デット島とコーン島の鉄道遺構

デット島のあるシーパンドンはメコン川が多数の島によって流れが細分化され、尚且つ滝になっているため、下流と上流の水運は分断されている。
フランスの植民地政府は、この部分を何とかしようと、デット島とコーン島に軽便鉄道を敷設した。
1893年に軌間600mmで敷設され、途中でメーターゲージに改軌されたそうだが、第二次世界大戦後、廃止された。
その後2000年代終わりにタイのノーンカーイからメコン川を橋で渡ってタナレーンまで鉄道が延伸されるまで、ラオスには鉄道が存在しなかった。
現在は中国製の新幹線がビエンチャンから昆明を結んでおり、タイからの鉄道も、先日ビエンチャンまで延伸した。
デット島とコーン島の鉄道は、既に撤去されているが、現在デット島とコーン島を結んでいる橋は、元々鉄道橋である。

これが元鉄道橋
現在は道路橋である
線路の跡はない
一直線である

橋を渡ってコーン島に入り、暫く歩くと、昔の機関車の残骸が展示されている。

タンクロコと思しきものが
屋根付の展示である
鉄道建設の経緯等、説明がある
真横からのロコ。車輪と台座、ボイラーしか残っていない。
軌間はメーターゲージに改軌後のようだ
ちょっと寂しい展示かもしれない

少しとはいえ、ラオス最初の鉄道遺構が残っているのは喜ばしいことだ。残骸とはいえ、このままきちんと保存し、後世に伝えて欲しい。

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