【ミルグラム】カズイの「Cat」が好きすぎるので、考察を交えつつ感想を語ってみた

 突然ですが、カズイの「Cat」のMVが好きすぎるので、考察を交えながら感想を語っていこうと思います。
 自分の感想を残しておくのって大事だよね! という雑な理由で書いているので、ちょいちょい素が出ますが気にしないでください。
 あと先に言っておくと、私はカズイを「赦す」派で、カズイのことは「実は同性愛者で、そのことを妻に打ち明けたら自殺された」と思っています。
 その前提で感想を言いますので、よろしくお願いします。

※カズイ「Cat」MVはこちら↓


【カズイ「Cat」感想】
※見ている箇所(画像)→感想の順で記載します。

 初っ端からかましてきますね〜〜〜!!
 カズイは、第一審で「赦す」になったことで、第二審では結婚指輪を外していました。
 MV冒頭では、結婚指輪をなくして自由(鳥=自由の象徴)になろうとしているカズイの様子が手品を交えてオシャレに表現されているのかな、と思いました。
 芸術点が高い!!

 昔の話だ! 二人とも若いですね!
 自分に気があると知って、本気じゃないのにバディに手を出したんだ! 悪い男だね!
 そういえば、カズイの第一審ボイスドラマのタイトルは「剔抉の夜 (てっけつのよる)」なんですけと、おそらく宮沢賢治の本「永訣の朝(えいけつのあさ)」のタイトルを文字ったのではないかな、と思っています。
 その法則で行くと、第二審ボイスドラマ「欺罔の轍 (きもうのわだち)」は、おそらく「覇王の轍(はおうのわだち)」って本のタイトルから来ているのかなー、となんとなく思っています。
 「覇王の轍」は今年出版された本ですし、宮沢賢治と比べると知名度が微妙なので本当に元ネタかは怪しいところですが、女性警官が主役の話らしいんですよね。
 カズイもその妻も警官ですし、ちょっと共通点があるな、と思います。
 まぁ、永訣の朝(妹の死を嘆く話)の時点でものすごく類似した話を元ネタにしているわけではなさそうですし……。せっかくなので時間がある時に読んでみようと思います。

「赦された、そうだろ?」
 まだ第一審ですが!!?

 あらー!! 悪い男!!
 私ここがよく分からないんですけど、「本当の愛を掴むためだ嘘もつくだろ」ってことは、結婚することが本当の愛に繋がることだったんでしょうか?
 本当の愛、が妻に対しての言葉なら、妻と愛情を育む、という普通の愛を掴むためにプロポーズをした、とかでしょうか……?
 それとも、好きな人への言葉ならば、交友関係を続けるため……とかでしょうか? 例えば、既婚者と未婚者の友達同士って生活環境の違いから話が合わなくなって疎遠になることがありますよね。それを防ぐために自分も結婚して、家族ぐるみの交友をすることで交友を保つ、とかそんな感じなんでしょうか? ……なんか違う気がします。
 もしくは、この歌詞と結婚は関係ない可能性も?
 ちょっと分からないので保留です。

 ここ、第一審の曲「half」でも似たように跪いてましたよね。空席に向かって。

 ……なんて言っていいか分からないですけど、ちょっとエモさを感じます。
 えー、話を進めまして。

 その人でしょ!! ご両親っぽい人を差し置いて真ん中に立ってる人!!
 その人でしょ!! カズイの好きな人!!

 ご丁寧に結婚指輪を嵌めてますね〜。カズイの好きな人は結婚してるんですね! 一般女性と。なるほどね!?
 というか、「half」でのこのシーン。

 当たり前のように「カズイはこの茶髪の人と親しい関係にあるんだな」って思っちゃいますけど、本当に好きな人はカウンターの向こうの「バーのマスター(?)」だったってことですか!?
 隠すの上手すぎるだろ!! ミスリードにも程があるわ!!

 ……話を戻しますが、歌詞の「愛情-愛」って「=情」ってことなんでしょうか? 愛は……他に好きな人がいますけど、妻にも情はちゃんとありそうなので、今回の事件は無念だっただろなぁ、と思います。

 結婚式のシーンからすでに詐欺師の顔なのいいですよね。初見、カズイの罪がよく分からなすぎて「警察に潜り込んでるスパイが警察の女と禁断の恋にでも落ちたのか……?」くらい検討はずれなこと思ってました。

 出た!!!!!問題のシーン!!!!!
 そういうテーマの本でも昨今あまり見ないセリフ!!
 これはもう思いっきりバーに居ますね。バーのマスターの前でめちゃくちゃ告白に近いこと言ってますね。

 話している最中にも手品道具が出てくるってことは、話してること全部が「嘘」ってことなんでしょうか。またはカズイが自分の言葉やこの状況を嘘のようだと思っている、みたいな感じでしょうか?

 恋心、ぜんっぜん忘れられてないじゃん!!!
 青リンゴの方、結婚式に出てきた真ん中の男性と服が似ていますね。
 「half」の「会える呪いが胸を縛る」って歌詞、「近くにいるからずっと好きって気持ちが消えない」って意味だとなんとなく思ってるんですけど、好きな人がバーのマスターなら実際会える距離に居るわけですし一層忘れられるわけないですよね!?
 カズイが尋問で結婚について、「何かが変わるかもと思ってたんだ」と回答していたことを思い出すとちょっと辛いですね。何も変わらなかったね……。

 そういえば、リンゴにはどういう意味があるのかなって調べてみたのですが、「愛」や「恋」の他に、キリスト教だと「罪」や「禁断」という意味合いもあるんですね。
 禁断の、恋……。そして罪……。なるほど……。
 青リンゴならどういう意味なのかまでは分からなかったのですが、シンプルに色のイメージで、赤=女、青=男、って感じにMVを作ったのかなと思っています。
 あっでも、『レイダース』という映画でモテモテの男性教授の前に男子学生が青リンゴを置くシーンがあるらしいんですけど、それが「同性の好意のしるし」だという解釈があるらしく。
 ん〜〜〜〜!!!! って感じです。

 手品道具が次々と地に落とされて……ってことは、気持ちが崩壊してもう嘘をつき続けられなくなったんでしょうか。
 カズイの気持ちが崩壊したことには何かキッカケがあるんじゃないかな、と思うんですけど、一体何なのでしょうね?

 妻の目の前で結婚指輪を外しちゃったよ!!
 ここで結婚指輪を外すってことは、カズイはカミングアウトと同時に離婚の話もしようとしてませんか!? そんな一気に話したら奥さんキャパオーバーしちゃうよ!?

 カズイが一服するこの一瞬、見てるこっちもすごく緊張してしまいます。
 妻との会話の時も、これくらいの緊張感があったのかなー、と思わせる演出の上手さに脱帽です。

 手からコロンって出てくる鳥かわいい。

 鳥〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!

 無垢な鳥が……死んじゃった……ネコチャンに喰われちゃった……。
 ネコって同性愛者の方たちが使う(?)用語なんですよ。
 「愛して欲しかった 猫みたいに」ってもう同性愛者ですって告白してるような歌詞ですやん。
 制作者も「ここにカズイのすべてが詰まっているなと思います」って言ってましたし、もう確定ですやん。
 しかもMVの雰囲気的にわざと露悪的に振る舞ってません!?
 そりゃそんな「悪です」感マシマシで告白したら、妻はめっちゃショック受けちゃいますよ。

 もし、MVだけじゃなくて現実でも、妻に罪悪感を抱かずにいて欲しいとかの理由で、わざとMVくらい悪いように振る舞ってたとしたらどうしよう……。
 もし相手のために露悪的に振る舞って、相手がより一層ショックを受けて亡くなったとしたら本当に、不幸な一件になっちゃうね……。
 まぁ、第一審の曲だと静かめな演出だったので可能性は薄いと思いますが!
 どちらかというと、妻のガチギレに気押されて自殺を止めきれず……というイメージの方が今のところ強いです。

 ……うわっ……残酷……。

 オシャレな飛び降り自殺演出だ……。

 完全にネコチャンの目になってますね。獰猛なネコチャンだ!
 そういえば、冒頭にも目のアップのシーンがあったんですけど。

 対比になってますね! そういうの大好きだ!
 あと瞳孔に「赦さない」の象徴の赤色も入るようになったんですね。
 ボイスドラマを聞く感じ、カズイ自身は自分のことをあまり許せていないようなので、そんな感じの表現なのでしょうか?
 それともシンプルに自分は悪だよアピール?
 「赦す」の青色も周りに見えるので、こちらに「赦す」か「赦さない」かを問いかけている感じもありますね。

 ずっと「狂言師に前倣え」って歌ってきたのに、最後に本性出して「狂言師に会えるまで」って変えてきたところもめちゃくちゃいいですね!
 「狂言師に前倣え」の方は「嘘つきを見習って自分も嘘つきになろう」って意味で、「狂言師に会えるまで」の方は「好きな人に会えるまで」って意味だとなんとなく思っています。
 カズイは果たして会えるのでしょうか……!?



 ということで、以上、カズイの「Cat」の感想でした!

 話を変えますが、カズイの第二審は「赦す」に決まりましたね。
 MV自体はかなり悪者っぽい演出でしたが、「赦す」になって良かったなと個人的に思います。
 ただ、カズイの「赦す」は、第一審は「様子見の赦す」、第二審は「護衛要員としての赦す」って意味合いが強そうなので、看守に心から赦されているのかは微妙ですが……それでも赦すで良かったなと思います。

 個人的には三審すべて「赦す」になって自分の嘘から解放されて欲しいですね。
(解放されたその足で好きな人に告白しに行ったらめっちゃ草ですが)

 まぁでも……カズイの嘘が人を追い詰めたことも確かなので……。
 罪を背負いつつ新しい道を生きろ……。



※本文中に使用した画像は、すべてミルグラム公式YouTubeからの引用になります。

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