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例え凸凹を分かっている保護者でも

いくら、発達凸凹について知っていても、
知識より感情が先に立ってしまうのだろうなぁ。
特に、学校公開などで我が子の様子と周りの子を見たら。
比べないと思っていても、見えちゃうから。

焦らずと言っても、そうは言われても…という気持ちになって
比べなくても…と言われても、そうは言われても…
という気持ちになるのだろうなぁと思う。

家と学校の子どものストレスは天と地との差がある。
違いを想像してみてほしい。

同じ空間にいる人数の違いから生じるつらさ。
まず、多いだけで刺激は倍増もしかしたらかけ算でなく二乗になるのかも。
一人一人が違うし、思いがけない行動を仕掛けてくる。
(相手は仕掛けているつもりでなく、普通に過ごしていても。)

相手の気持ちに思いをはせるのだって難しい。

学校は、時間に区切られて
やりたいこともチャイムでやめさせられる。
チャイムがなければ、それに気付くことも難しい。
切り替えが苦手なのが発達凸凹の子たち。
こんな苦しいことはない。

やりたくもないこともやらされる。
まだまだ、上げればきりがない。

どんだけ学校ってストレスがたまるんだろう。

それを、他の子と同じにできていないだけで怒られたら?

どうかどうか、学校に行っているだけで
本当に頑張っているということを
親御さんは認めてあげてほしいなと思う。

個で生かされる人たちだから、
集団の中で少しでも進歩があれば
みんなと同じでなくてもOK

少しずつ、みんなと同じことをして
楽しめたり参加できたら
それはすごいこと。

適切に、対応していたら(保護者も教師も)
徐々に一緒に色々できて、
友達にも影響を与えたり楽しみを与えたりできる
そんな存在にだってなれる。

だから、目の前の「いま」だけに目を向けず
「その先」を見据えて
子育てそして教育をしてほしいなと思う。

でも「その先」を見通せって言われても…ですよね。
不安や心配って「その先」を知らないから生じるのであって…

私がこんなことを言えるのは、
「その先」を知っているから。
(とはいっても小学校までのことだから、私はその先を知りたくて学び続けている。)

だから、親御さんは
その心配や不安を教師に相談するといいと思う。
私も、伝えないとなと思う。

先が見えているのは、
経験した人しか実感をもって伝えることができないから。
だから、本当に向かっている方向さえ間違えなければ
時間はかかるかもしれないけれど
大丈夫だよ!って。

だって、最終目標は…親御さんが考える「どんなおとなになってほしいか?」だから。

今の世の中、別に全員と協調しなくても、
その人にあった仕事の仕方は見つかるはず。
学校教育のその中にいて、全部を完璧にこなす必要はない…と思いませんか?

人とつながれることは大切ですが、みんなとなんておとなだって無理です!

最後に。教師は自分が担任したときにいい子になっている
その子を自分の力でどうにかしてる…なんて自己満足に浸るんじゃなくて、
その先も、その子が頑張れていてこその成功なんじゃないかな。

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