#スリールの働き方 子連れワ―ケーションのキロク
はじめまして。スリール広報のtrampと申します。
正式にスリールにジョインしてから早10ヶ月(ん?正式に?と思った方、ジョインに至るまでの経緯について詳しくは別記事にて書かせていただきたいと思います)、この度子連れワ―ケーションを経験させていただきました。
「ワ―ケーションって実際にどうなの?」、「仕事の間、子どもたちは何をしているの?」など、質問を受けることが多いのでワ―ケーションでの経験や感じたことを残したいと思います。
そもそもなぜワ―ケーション?
私は親の実家が両方とも東京だったので、昔から“田舎のおじいちゃん・おばあちゃんのお家”の存在をうらやましく思っていました。そして残念な?ことに、パートナーの実家とも東京でした。
そのため、子どもたちもまた私の幼少期と同じく、長期のお休みに遊びにいけるもう一つの故郷がありません。
子どもたちは元々野生児タイプではあるものの、普段コンクリートジャングルで過ごしているので、お休みくらいは少しでも自然の中で伸び伸びと本能の赴くまま過ごさせてあげたい!と一念発起し、
仕事にしわ寄せなく、それが実現できる方法はないかしら?と考えあぐねた結果、山梨の森でのサマースクールに子どもたちを通わせながら働く、というワ―ケーションにチャレンジすることになりました。
ありがたくも、働く場所に縛りがなく、リモートワークが定着しているスリールですが、2週間も子どもの帰ってくる時間(13時半!)に合わせるために午後半休を取るなんて許されるのだろうか?と内心ビクビクしながらメンバーに伝えたら、思いもよらない反応が・・・!
予想に反したメンバーの反応
2週間午後半休を取りながらワ―ケーションを決行すること、どう思われるだろうか?と一抹の不安を抱え、メンバーに伝えた私。すると、メンバーからは、ワ―ケーションやサマースクールに関して興味津々、そして応援のコメントが続々とあがり、私の心配はありがたくも杞憂におわったのでした(ほっ)。
そうとなれば、ワ―ケーションの経験がスリールにとっても働き方の知見の一つになるよう、そしてスリールのミッション”どんな状況下においても社員が活躍できる組織作りをサポートする”側として、時間制限があってもアウトプットを出せることを体現したい!と、静かな使命感に燃えながら子連れワ―ケーションに挑みました。
ここから、私が実践した、子連れワーケーションについて、赤裸々にお伝えしていきます。
子連れワ―ケーション1日のスケジュール
7時半: 起床。いつもより寝るのが早いからか、子どもたちの目覚めもよし
8時: 朝ごはん。民宿のおじさんが用意してくれる朝ごはん、人が作ってくれるご飯はおいしい!
8時40分: サマースクールに向けて出発(車で5分程度)
9時: 業務開始。窓を開けていればクーラーなしでも充分過ごしやすいことに感動。つい窓の外に見える富士山に見とれながらも、目の前に迫るお迎え時間を意識して進める。
13時: 業務終了。子どもたちのお迎えまでしばし一息をつく。
13時半: サマースクールお迎え(車で5分程度)「みみずをたくさん捕まえた!」と鼻息荒く車に乗り込む子どもたち。
毎日、中で何かがもぞもぞ動いている怪しげな(何が入っているかは予想がつくけれどあえて知りたくない)ビニール袋を抱えて帰ってきました。東京では「持って帰ってこないで~」と言ってしまいがちだけれど、自然マジックかどんな虫もおおらかに受け入れられる不思議!
14時~17時: 民宿に帰り、地元でとれた果物をおやつにいただいてから、河口湖や富士山の見える公園でひたすら遊ぶ子どもたち(と見守る私)
18~20時: 夕飯。地元のお料理や果物を出してもらう。人が作ってくれるご飯はおいしい(再び)!共用スペースにおいてあるピアノの練習をしたり、富士山登山やサイクリングを目的に泊まりに来ている海外の方たちとのおしゃべり(Airbnbの影響か宿泊客はほとんど海外の方たちでした)
21時: 就寝。毎日遊びきっていたからか、親子ともども寝つきがよく、お布団に入り数分で夢の中でした。
2週間、平日はこんな感じで過ごしていました。週末は東京からパートナーも合流し、近場の果物狩りやサファリパークへ。子どもたちにとっては毎日が特別で、夢のような2週間でした。
実は地方に本社がある企業で社会人スタートをきった私。当時は当たり前のようにある自然にありがたみを感じず、週末は東京に買い物や遊びに出ていましたが、あの頃よりも年を重ねた今だから分かる、その日その日で表情の変わる風景を眺めながら仕事ができるありがたさ!お腹の底から深く呼吸ができる感覚を早くもまた感じたく、noteを書きながらうずうずしています(!)。
ワ―ケーションの2週間を通して感じたこと
2週間時間制限がある働き方で業務に支障がでないか?は実際にやってみないと分からないけれど、物理的にあふれてしまう業務は分担しなければ・・・と考えていた矢先(ワ―ケーションの半月前)に一家でコロナに罹り、担当業務の洗い出し&メンバーと細かく業務を分担していたこともあり、時間制限があった2週間の業務については安心してお任せし、大きな滞りなく進めることができました。
まずはそのことに一安心しながらも、同時に、自然の中で日に日にたくましくなっていく子どもたちを見て、今この瞬間にしかない成長を、これまでは時間がないことを言い訳に横目でしか見てこなかった自分に気付かされました。
そもそも「働いている姿を子どもたちに見せたい。”仕事“は誰かを幸せにできたり助けることができる、意味のあるものなのだと肌感覚で感じてほしい!」という想いでスリールにジョインした私でしたが、日々のワンオペの余裕のなさから、一番大切である子どもたちとの時間に真摯に向き合えていなかったかもしれない、と反省した瞬間でもありました。
仕事をしている“社会人”の私、そして子育てをしている“子どもたちの母”の私。社会から離れていた期間はあったけれども、今はどちらが欠けても“ありたい私の姿”ではありません。
子どもや自分の成長により、仕事と子育ての理想のバランスは変わるかもしれないけれど、大切なことは、日々の生活の中でも時々立ち止まり(精神的にも時には物理的にも)ベストバランスの微調整をしていくことなのかもしれないなと、非日常空間・ワ―ケーションを通して感じました。
最後に
思いつきと勢いで実現した夏の子連れワ―ケーション。子どもたちは毎日が新しい発見の夏休みが送れたことはもちろんのこと、遅ればせながら私の長年の夢“(疑似)田舎のおじいちゃん・おばあちゃんのお家に行くこと”が実現した、思い出深い時間となりました。
また、子どもたちが民宿のおじさんや入れ替わり立ち替わり泊まりにくるお客様にかわいがっていただくのを見て、子どもは、親だけでなく、関係する周りの人たちの中で育ててもらうものなのだと再確認できた滞在でもありました。
そして、ワ―ケーションを快く受け入れ応援してくれる組織、イレギュラーな働き方でもカバーしあえて回せるチームに所属できたありがたみも改めて感じ、「またいつか挑戦したいな・・・!」と早速次の挑戦を夢見ながら帰宅の途についたのでした。
ワ―ケーションやってみたいけれど、仕事が回るかな?子連れで大丈夫かな?と思っている方がいたら、考えうるリスクを潰したうえで、まずやってみてはいかがでしょうか?挑戦することで見える気付き、課題、そして感謝もまた、あなたのチームにとってかけがえのないものになるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました。