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The Fountainhead (本)

ダイバーシティといっても女性の社会進出の議論ばかりで、一人一人の多様性の尊重と日本社会って相容れない。なんか苦しい気持ちになっていたら突然Ayn Randを思い出しました。個人主義というと日本ではわがままとか自分勝手とか、そういうネガティブなイメージがありますが、彼女の描く個人主義は周りを蹴落としたりとかそういう泥臭さがなくて、真っ直ぐに自分に向かっていく。この、憎々しいほど全身全霊で自己表現をしている主人公のRoarkを、私はとても愛おしく思うのです。

集団主義の日本社会に馴染めない。かと言って誰かを蹴落としたりとかマウント取りたいわけじゃない。ただ私らしくいたくて、その本当の私をきっちり見つめて欲しいだけ。愛想笑いを褒められても、いい人と言われても、全く嬉しくないんです。

本棚に10年以上前に読んだThe Fountainheadを発見しました。埃染みがいっぱいで、栞が挟んだまま。727ページ。初めて読んだ英語の大作。見ているだけで嬉しくなる、心の拠り所。しかし読むとなると大変だ。。。とりあえずしばらくは見つめてにやにやと暮らすことにしました。


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