キャラグミン_グラビティ・キトゥン製作記①
ボークスから販売されているレジンキット「キャラグミン」より、グラビティ・キトゥンの製作記です。
GRAVITY DAZEは大好きなゲームで、初代VITA版からPS4版、2まで全てプレイしています。中でも2はフォトモードを通じて人との繋がりができたり、ちょっと特別な存在です。
そんな思い入れのあるキャラなので、気合いを入れて作りました。が、あくまで素人の趣味なので、その辺は大目に見ていただけると嬉しいです。
基本工作
まずはとにかく基本工作。なんですが、この行程はひたすら地味で記事映えしないので、写真もほとんど撮っていません……。
部品は全部でこんな感じ。
普通のプラモと同じようにニッパーで切り取ってゲート跡をヤスリなどで処理。パーティングラインも多いので、この辺もひたすら削ります。
ニッパーやデザインナイフの他には、プラモ用の金属ヤスリ、ゴッドハンドの神ヤス、ファンテックの超硬スクレーパー、クレオスのMr.ポリッシャーProⅢ(いわゆるペンサンダー)などを使用しました。
余談ながら、Mr.ポリッシャーProⅢには、スジボリ堂のマジックヤスリの台座を貼り付けて使っています。水研ぎできるし交換も楽なので便利です。
仮組み
ちゃんと部品同士が噛み合うか、両面テープやマスキングテープなどで組み立ててチェックします。
結果的には、パーツ精度は抜群に良くて、調整の必要はほぼありませんでした。接着面にゲートが来ている部品があるので、ゲート跡はきれいに均しておくとよいです。
なお台座は東急ハンズで購入した透明アクリル板。キトゥン側の雲形台座パーツには、取説の指示通りの位置にドリルで穴を開けて真鍮線を打ってあります。
ここで一つ注意。キトゥンは髪の毛のボリュームがすごくてご覧の通りのポージングなので、重心がかなり後ろに偏ります。支柱と台座はそれなりに強度を確保しないと支えきれないと思います。
真鍮線は2㎜を使用しています。これ以上細いと危ないんじゃないかな、というのが個人的な印象。アクリル板は1㎝厚です。ちょっと大げさなくらいの厚みなんですが、この厚さなら支柱を深く差し込めるので安定感が増すだろうという狙いです。
また、キトゥン本体と雲形台座パーツの接続は、右足の裏のダボとおしりの接着面なんですが、これだけだと支えきれない予感がしました。そこで、お尻の接着面にも穴を開け、2㎜の真鍮線で補強しています。いわゆる「芯打ち」というやつですね。
ダスティを作る
今回、自分のオリジナル要素の一つとして絶対にやろうと思っていたことの一つ目がこちら。
やっぱり、キトゥンの隣にはダスティがいないとね。
まずは固めのステンレスの針金で骨を作成。
こちらも強度を出すため、素手で曲げると痛いぐらい固い針金を使っています。しっぽが長く伸びて、雲形台座パーツの裏面に接続する形です。
造形はタミヤのエポパテを使用。二剤を混ぜ合わせるやつですね。薄手のゴム手袋と、べたつき防止のグリセリン等、それにヘラやトレイなどがあると便利です。
で、苦労の結果がこちら。
……豚?
うーん、これはひどい……。
ダスティの特徴というと、体が細くて顔の輪郭はシャープ。耳が大きく尖っていて……と、なんとなく暑い砂漠地域の猫っぽいイメージなんですが、できあがったのは太くて丸いぽっちゃり系……。甘やかされて怠惰に暮らすうちに野生を忘れたイエネコって感じですね。
エポパテの良いところは削ったり盛ったりがいくらでもできること。岩合光昭の番組を見ながら懸命にリテイクを繰り返し、完成形がこちら。
残念ながら全然ダスティには見えないんですが、妥協しました。
ほら、ダスティって猫じゃなくて、猫っぽい形のエネルギー体だから……。
ともあれ、工作パートはこれにて終了。最後にボークスの純正離型剤クリーナー(キャストクリン)をスプレーし、さらに全パーツを中性洗剤と歯ブラシで洗浄しました。
さて、次回はいよいよ塗装に入ります。
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