自分とサワードウブレットをSWOT分析
学生ぶりにやってみましたSWOT分析。
お店を開くことを目指す上で、
手元のお金では絶対的に足りません。
お金を借りなくてはいけません。。。
地域や商店街として融資いただけることもあるようですが、まず、開業を目指して、お金を借りることを考えた際、問い合わせるのは日本政策金融公庫になると思います。
(日本政策金融公庫に相談した際のお話は別の機会で。)
お金を借りるためには、事業計画書を作成しなければなりません。
事業計画書を書くためには、自分が商売したい周りの環境について理解しなければいけません。
売りたい!!だけで売れる世の中ではないことは自覚しています。夢だけで突っ走るのは無理無茶無謀と呼ばれる類でしょうし、自分のサワードウブレッドについてSWOT分析をしてみたくなりました。
久しぶりというか、正しい分析のやり方がわからないので、間違えていたらご指摘いただけると嬉しいです。。。
【分析の目的】
お店を開いた街に根付いて、近隣店舗と街を盛り上げながら、他県からも取り寄せたくなるサワードウブレッド専門店にするため!
強み(Strength)
・オーストラリアでの修業先から受け継いだ酵母でサワードウブレッドが焼ける。
・食品業界の原料調達、広告、製造、小売業を職として経験してきたことで業界全体の商慣習、流通を把握できている。
・パン職人として特殊な経歴だからこそ、いろんな業界の方へ仕事を相談しやすくなっている。異業種交流、販路開拓の可能性がある。
・国内外のパン屋で経験できたことでいずれの良し悪しを理解した上で店舗運営を計画できる。
弱み(Weakness)
・数字として信頼できるパン職人の経験年数が少ない。
・日本で馴染み深くない、サワードウブレッドでお店を開く。
・酵母を失うと1から育て直す(もしくはオーストラリアへ相談しにいく)必要がある。
・大量に仕込めないため、商品ラインナップが少ない。
・大量に仕込めないため、価格設定が高めになる。
・サワードウブレッド以外で店頭に並べる商品は調達する必要がある。
・調達先が未定の上、コストもかかる。
機会(Opportunity)
(不景気、円安で原料価格は高騰しているけど)
・良い商品にはお金を支払う傾向にある。
・お一人様需要が高まっている。
・クラフト(手作り)商品への関心が高まっている。
・通販での販路が主流になってきている。
・高齢世代もネットが使えるようになってきている。
・サワードウブレッドが日本でも知られるよになってきた。
脅威(Threat)
・大手参入による味の淡白なサワードウブレッドの流通、価格低下。
・メディアと大手参入より”流行”で終わる可能性がある。
・海外からの出店者。
・既存パン屋さんによるサワードウブレッド展開。
・円安による原料高騰。
以上を踏まえた上で、
クロスSWOT分析なるものをやってみようと思います。
強み×機会
・毎日の食卓にサワードウブレッドを取り入れてもらう発信(SNS他)を行う。食パンとの共存提案から始める。
・オーストラリア、アメリカ、イギリスのようなサワードウブレッドを一般的に食べる国を参考に、日常的に食べるパンだと認知活動(SNS他)をする。
・自分だけの酵母。特別なサワードウブレッドだと興味を持ってもらう。
・小麦粉・酵母・水・塩という安心安全なパンを手に入れられる喜びを感じてもらう。
・通販、サブスク販売を導入して、コロナ禍でも遠方でもストレスなく、パンを届けるようにする。
強み×脅威
・修業先から受け継いだ酵母。というオリジナル、差別化を理解してもらい、固定客を獲得する。
・新規参入される企業のサワードウブレッドとの食べ比べを促し、好みの店を探してもらう(リピーターとの関係を強化できる面も含めて)。
・お客様の「美味しい」と自分の「美味しい」の合致を目指す。ヒアリングを惜しまない。さらに「美味しい」サワードウブレッドを焼いて、新規顧客獲得、リピーター獲得を目指す。
・競合他社と捉えず、街のサワードウブレッド店として、共存協力を図る。(サワードウブレッド普及に向けて)
・安いパンの理由、良し悪しを前職業務経験から発信する。お客様への食育を行う。サワードウブレッドの魅力を理解してもらう。
弱み×機会
・安心安全を徹底するため、経営を維持するために価格帯を理解していただく。
・なぜ1個当たりの値段が高くなってしまうのか発信(SNS他)して、お客様との信頼関係を築く。
・サワードウブレッドの美味しい食べ方の発信して、ラインナップの少なくてもサワードウブレッドがあれば満足いただける食育を行う。
・今ままでの経歴を活用して異業種、新しい環境でサワードウブレッド普及活動を行う。(潜在的顧客開拓)
弱み×脅威
・パン職人キャリアが少ないことや有名店修業経験がない現実でどう信頼してもらえるか(まず、来店していただく関心、動機作りをしっかり考えてる)。
・日本のパンらしい甘いパンではない。
・価格帯も高め。
・ラインナップも少ないため、日本の一般的なパン屋として来店いただくとがっかりされる恐れがある。
・「流行」によって安価で品質よりも”文字”先行の商品がたくさん世の中で販売された時、サワードウブレッドの評価が落ちる恐れがある。
以上かな、やってみました。的を得た分析ができているのか定かではないですが、自分の頭の中は整理できました。
お店を開けるかな、、、って、弱みや脅威にばっかり目がいく小心者なので、書いたことで不安を増大させてしまったような気もしておりますが、強みと機会の展望を楽しみながらが書けたし、不安なことをどう対策してポジティブに取り組んでいこうかも考えられたので、自分と自分のサワードウブレッドを信じて進んでみようと思います!
こうやって考えると、ネット環境の整ってSNSが一般的になったおかげで、色々と展開しやすくなったんだなとつくづく感じます。
こうやってブログを書いて、自分のこと知ってもらうことができるのもネット環境が整っているおかげですし。
ネットも良し悪しありますが、良い距離感でこれからの日々も綴って、どんなことを考えて、進んでいるのかを勝手に発信していきたいと思います。