![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161909586/rectangle_large_type_2_13bded2e50e2c54243217d6c9d31c0ee.jpg?width=1200)
季節は秋...
太陽のエネルギーが強すぎる、眩しい夏から、日差しも、木々の葉の色もうっすらと優しい色合いに変わってきた。アップパイと熱々のミルクティーで夏の激しさを宥めたい、そんな季節だ。
人生の季節もまた、秋へと差し掛かってきた。きっと多くの人々がそれぞれの立場での様々な、苦かったり、酸っぱかったりする経験を通り抜けてきたように、私もまた、目の前に置かれた大小のハードルをひとつ、またひとつとなんとかクリアしてここまでやってきた。
この実りの季節くらいは心穏やかに、ささやかなしあわせをかみしめて過ごしたい...と思っていた矢先の失恋。どのライフステージであれ、背を向けられるのは辛いが、秋の入り口でのそれはまた格別。
私の、まだ夏の西陽のような、余熱を発する気持ちが、秋から初冬への渡り廊下にいる彼には不要なエネルギーだったのかもしれない。熱は見せないように配慮してきたつもりだったが、やはり、そういうものは完全に隠しきれるものではないのだ。
私の外側劇場に、内側劇場がすっかり振り回わされて、本を読むようなゆとりがなかったが、失恋という衝撃を受けたおかげで、両劇場は一時休演中、静かに色々を省みる時間が訪れていて、この静けさが久しぶりに私を読書へと誘ってきた。
Amazonで何冊かの本を購入。まずは高校時代の親友が、旅と自然と冒険好きな私が「きっと気にいると思う」と20数年(ナント!)前の誕生日に贈ってくれた本の著書、石川直樹氏の本。
そういえば彼は今何をやっておられるのかとSNSを覗いたら、鹿児島の面白そうなイベント情報が目にとまった。鹿児島...そういえば長いこと行っていないな...
鹿児島を最後に訪れたのも、20年前ほど、屋久島のトレッキングの時。鹿児島、いいな。海を見たい気もする。
イベントは奇しくも1日延長になり、その日仕事も休める。
早速チケットを予約した。