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転勤族が中古マンションを買った理由 ~家っていつ買う?~

こんにちは!ちはるです。

私は渋谷区の築52年中古マンションを購入後自己設計でリノベーションして住んでいます。


実は転勤族で以前は賃貸派だった我が家。

今回はなぜそんな私たちが都心の中古マンション購入+リノベーションの決断をしたのか。
その理由をお話します。

こんな人はぜひみてみてください!
・家を買おうか考え始めた人
・理由があって賃貸派だけど家購入が気になり出したひと



家を買うのは現実的ではない?

「東京で家を買うなんて現実的じゃない…」

そんな風に思ったこと、ありませんか?

物件価格が年々上がっているし
ずっと同じ場所に住むかも分からないし…。
そんなことを考えると、賃貸に住み続けるのが当然のように思えるかもしれません。

私も同じ気持ちを抱いていました。

転勤族で、地元も東京からは遠く特に東京に家を買う絶対的な理由がない。

それに「好きな場所で住んで、自分たちの好きな暮らしをする」なんて、贅沢すぎる。

なぜかそんな風に考えていた時期がありました。

家を購入することは、自分にとって現実的な選択肢ではないと決めつけていたんです。


別にそのままでもそれなりに幸せ

転勤のたびに、急いで新しい賃貸物件を決めて、そこでの日々をそれなりに楽しんでいました。

転勤のたびに急いで決めた物件に住んで日々を暮らす。
それもそれなりに幸せなんですよね。

家に対しては100%満足じゃないけど暮らしに対してはそれぞれの場所で楽しみを見つけてそれなりに満足していました。

賃貸の身軽さも悪くないし、なんとなく今以上の住まいを望むのは贅沢だと考えていたのです。(今思うと本当なんででしょう?!)

でも、暮らしていくとやっぱり「もっと快適な暮らし」を求める気持ちが徐々に湧き上がってきました。


きっかけは家賃が高い…

あるときそんな私がだんだんと家を買うことは実は選択肢の一つだと考え始めました。

そのきっかけが【東京の家賃は高い。】と実感したからです。

東京の前は札幌に住んでいました。
札幌駅と大通り公園に徒歩で行ける立地の良い分譲賃貸で築浅の2LDK13万ほどの家賃でした。

同じような条件で東京で家探しをすると13万ではそんな物件はありません。

とりあえず通勤時間を優先して部屋を決めました。
しかしこんなに駅から離れていて、このスペックの部屋でこの価格…。
(お察しください。)

なんか納得いかないけどしょうがない。

正直なところ暮らしの質は落ちました。

暮らしの質は自分の捉え方とインテリアの工夫で向上していける!
そう信じていたのですが、やはりエリアなどの周辺環境は変えられないし室内もどうしてもモチベーションが上がりきらない部分がありました。

それでも札幌の時と同じような、いやそれ以上の賃料を払っていたんです。

そんな日々が半年ほど続いて、私はふと思いました。

家を買うのもありかもしれない

そのきっかけは、現在の家賃と同じくらいのローン支払いで家を購入できることがわかったからです。
恐るべし東京の賃貸市場…。
東京で家借りないと実感しなかったかもしれない。

夫に話してみると即「賛成」してくれました。
夫は物を買う時、資産性を重要視しています。

これからお伝えする内容について話し合った結果、
速攻で「物件探し始めよう!」という方向になりました。

家を買う選択肢が急激に現実味を帯びてきたのです。

(東京)ベビーカー置くと通れないリアルに狭い玄関


住宅ローン低金利の恩恵

ここからは転勤族が家を買う理由についてもう少し深ぼっていきます!

今はまだまだ低金利の時代。
低金利の恩恵を受けることで、月々の家賃と同じくらいの金額で中古マンションを購入できることがわかりました。

しかも、自分の好きな間取りや内装を実現できるのならそれは最高の選択ではないでしょうか。

そう考え始めたとき、家を買うことがより現実的なものとして見えてきました。


毎月家賃を他の人に払い続ける?

賃貸の身軽さは確かに魅力的。
でも、毎月10万円以上のお金をは他の人(オーナーさん)に払い続けていました。
そう考えると、同じくらいの支払いであれば所有する方が良いのでは?と思い始めました。

多少現在の家賃より少し高くなっても、それが自己所有のものであれば支払いに納得感と価値を感じるはず。
それに家賃だって上昇しています。

家賃補助はどう考える?

転勤がある会社に勤めている人は家賃補助がある場合がありますよね。
我が家も夫の会社から家賃補助が出ていました。
補助額は地域によって異なり東京で月6万ほどでした。

ただ夫の会社の場合は家賃補助は年齢制限がありました。
加えて長期的に考えた場合、すっと賃貸にすみ続けたいかと言われると
「いつかは家を持ちたいかも」という思いがありました。

それは先ほどの住宅ローンや資産形成の面もありますし
自分達の好きな家に住みたいという希望からです。

それであれば、
いつか家を買うのであれば早い方が良い。
と考えました。


住宅ローンを組むには年齢や健康状態の制限がある

またいつでもローンを組めるわけではないという現実もあります。
「買いたい」と思った時に、いつでも家を買えるのかと言われると違っていて。

住宅ローンを組むタイミングは限られています
年齢や健康状態などの制限があります。
今回私たちは夫名義ローンを組んでいます。夫は購入時33歳。
35年ローンを組むと完済は68歳です。完済のリミットを80歳以下にしている銀行が多いので単純計算で行くと45歳がリミットです。

また団信に入るために健康状態の制限もあります。

「今がそのタイミング」と感じました。


何より好きな場所で好きな暮らしをしたい

資産性やリセールバリューはもちろん大切ですが、何よりも大切だったのは自分の好きな街で、好きな暮らしをすることでした。
それが私にとって最も意味のある選択でした。

それって賃貸でも可能では?と考えたこともあります。

ですがこれまで仕事でリノベーションに携わってきてやっぱり自分で選んだ間取りやキッチンやお風呂、洗面空間、床材、壁などに囲まれて暮らすのって格別なことを知っていました。

リノベしたお客様の家に遊びに行くと毎回実感します。



しかもリノベーション費用込みで住宅ローンを組むのでリノベ費用は別で用意することなく月々の返済で払います。

私はリノベ費用込みでローンを組んで月々の支払いは賃貸の時と変わらないようにしています。(現在の金利)


ということは、これまでの家賃と同じ金額で自分達で選んだ条件の物件自分達の好きなデザインや間取りの家に住むことができるんです。

自分で選ぶ内装空間は格別。

でもやっぱり不安もある

それでも実際不安もありました。

ずっと同じ場所に住むかどうかはわからない。
ライフスタイルによって今は良くても将来的に合わなくなることも考えられるよね。
それに家を買うことで今後の生き方に対して自由な選択ができなくなったら…?

しかし将来、家を売ったり貸したりする選択肢があれば不安も軽減されます。

リセールや賃貸が可能な物件を選ぶことで、選択肢が広がり、将来をフレキシブルに考えられるという安心感がありました。


まとめ:転勤族が家を買った理由

  1. 家賃と変わらない月々の支払いで家を購入できる

  2. ローンを組むには年齢や健康の制限がある

  3. 好きな場所で、自分たちが理想とする暮らしを実現できる

  4. 将来売ったり貸せる物件を選ぶことで、フレキシブルに考えられる


「家を買って自分達の好きな暮らしをする」

最初はそんなことはできないと思っていました。

転勤族だし家賃補助もある。
だから家を買うことは現実的ではないと思い込んでいました。

だけど東京に引っ越してきて家賃の高さに驚き、
中古マンションのリセールバリューを目の当たりにしてから考えが変わりました。

・低金利の恩恵を受け無理のない月々の支払額となること
・将来売るか貸せる可能性が高いこと

この2つを意識して物件を選ぶことで家を買うことが現実的になりました。


予算的に新築は難しいけれど中古なら自分たちの住みたい場所で買えるんじゃないか。

そして中古物件を自分好みにリノベすることでより豊かな暮らしができるんじゃないか。


それにリノベーションを行うことで、
古さや劣化が気になる部分を改善するだけでなく新築物件にはないオリジナルの間取りをつくることができるのも魅力でした。

小さい子供が二人いるため将来的な家族の成長に合わせた住まいにすることもできます。

この辺りはリノベーション設計士として経験があるので
「箱(建物)さえしっかりとしていれば室内はどうにでもなる!」
という自信がありました。

以上が転勤族の私たちが東京で中古マンションを購入した主な理由です。

今後も自邸物件選び+リノベーションの記録や暮らしの変化などをシェアしていきたいと思います。
ご興味があれば読んでいただけると嬉しいです。

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