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自己資金ゼロでも家は買える?|手付金のお話

こんにちは!建築士不動産エージェントのちはるです。
ようやく暑さも和らぎ気持ちが良い季節到来ですね!

わが家の最近のお気に入りは代々木公園でのピクニックです。
東京のセントラルパーク(?)のような感じで最高に気持ちが良いです!

セントラルパークは行ったことありません。


過ごしやすい季節が来たからなのか、少しずつ物件探しのご相談も増えてきています。

最近こんな質問をいただきました。

「自己資金ゼロで住宅購入できますか?」


これはフルローンを組んで、できるだけ手元に現金を残したい想いからのご相談でした。

まだまだ低金利なので組める費用は全てローンに組み込み手元の資金で運用をした方が良いのでは。
と考える方も多いようです。

実際に住宅ローンでは物件費用だけではなく諸費用やリノベ費用、場合によっては家具やカーテンまで含めてお金を借りることができます。

しかし「自己資金ゼロで家が買える?」と聞かれたら
実は答えはNOなんです
🙅‍♀️

なぜかというと、契約時に手付金が必要だから!

この手付金は、住宅ローンに組み込むことができません。

購入申込書(買付け)を出したあと、1週間程度で契約となることが多いです。
なのでその間に現金を用意しておく必要があります。
そして、基本は現金手渡しなんです。

あらかじめ銀行に行って現金をおろしてく必要があるので結構忙しい。 


手付金とは?

手付金は、売買契約を結ぶ際に買い手が売り手に支払う「契約の証拠金」です。
通常、売買代金の5%〜10%程度が相場で、契約が成立した時点で支払います。
手付金を支払うことで、売り手はその物件を他の買い手に売らないと約束し、買い手は購入の意志を示します。

手付金は返ってくる?

一般的に手付金は売買代金の一部に充当されます。
なのでフルローンの場合は決済が終わったあと手付金分が手元に残ります。最終的には手付け分、支払った金額が戻ってくる形となります。

結果的に戻ってはくるので「自己資金ゼロで家が買える」と思ってしまう方がいるのも無理はないかもしれません。
でも、手付金用にある程度の現金が手元に必要なのは本当です。  


ちなみに、わが家の話

わたしたちが中古マンションを購入したときは300万円の手付金でした。

銀行によって異なりますがATMでは50万円ごとしか引き出せない、1日の上限は100万などの制限があるので注意!
リミットを外せばOKですが事前に窓口に行く必要があります。
夫のランチタイムに窓口に走ってもらいましたよ…。
用意しとらんかったんかい!笑

言い訳するとですね。
物件探しは進み出したら急に進むんです。
「よし!これがいい!」
と決めたら買付けだして契約までなんてあっという間。
購入申込書出したらちょっとひと息ついちゃってました。あれ書くの緊張するね…

なんとか銀行から引き出して、まるでお守りのように大事に大事に持っていきました。笑
平日だったので、「振込みでもOKですか?」と聞いてみたのですが、「現金手渡しで」とのことでした。(振り込みでもOKの場合も)

たしかに、現金だとその場で確実に相手に渡るので、シンプルで安心ではありますが、やっぱりドキドキしましたよ〜。


まとめ:手付金の準備は万全に

家を購入する際、手付金の準備は必須。

契約のタイミングにはまとまった金額が必要なので購入申し込みの前に手付金額と現金を引き出すスケジュールを確認しておくと良いと思います!

金額は物件によって異なりますが5%程度が多いでしょうか。

これも知っていれば、特に心配する必要がないことです。
頭に入れておくことで焦らず余裕をもって購入を進められますよね。

以上、今回は手付金についてのお話でした!

スムーズな住宅購入と楽しい住まいづくりのお役立ちとなれば嬉しいです。



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