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桜月『絶望の結末を変える救世主の物語』/櫻坂46 MV考察 タイムリープ説



櫻坂46 5thシングル『桜月』公開から一夜明け、MVを50回観た私が考察をトュルルルと綴ります。



今回は『MV描写』から考察します!

皆さんがMVを見て気になってるポイントは



・全体的に漂うダークな雰囲気

・最初と最後の円形に並ぶシーン

・全員が仮面をつけているシーン

・森田ひかるだけ他のメンバーと様子が違う理由

・守屋麗奈が何かを抱えてる表情をしている理由

・守屋麗奈と森田ひかるの関係

・メンバー全員が右手に指輪をつけてる意味

・守屋、小林、小池の鏡の所、壁に挟まれる所

・白衣装と青衣装の世界の違い

・振り付けの意味

・タイトル『桜月』の意味

・どういう物語なのか 守屋麗奈の目的

・Mステのパフォーマンスで最後、
 守屋麗奈だけが先に去っていった理由←NEW

いくつかあげるとこの辺りだと思いますが

以下の考察で全て解釈をしています。
気になる所だけでも見てもらえたらと思います!


ここからは
私の考察した時系列順に並べて説明していきます




★イントロ前

凍てつくような風が吹き抜ける音と
暗い雰囲気の中
伏し目がちなメンバーに囲まれた
守屋麗奈が本を開き時計の針の音ともに
12人のメンバー反時計回り
右手を差し出しながら倒れていく。 

という割と不穏な始まり方をしています。

伏し目がちな暗い雰囲気の中 本を開く守屋麗奈
守屋麗奈以外のメンバーが
右手を差し出しながら反時計回りに倒れる



この10秒間で考察の背景が表現されています。

これは絶望から始まる物語です。



この物語の背景は"平手が脱退した後の欅坂"と仮定しています。

あの頃のセンターの不在とコロナ禍で
菅井さんが時折口にしていた
「思うように活動出来なかった時期」
櫻坂に改名する前の欅停滞期
MVの始まりになってます。


▶︎なぜそのような背景なのか歌詞で軽く補足させてください!(ここは飛ばしてもいいです。) 

※私自身あまり欅、欅、と
言うたちではないのですが


『今回の5thシングルは一期生と欅坂を見て集まった二期生だけで作る最後のシングル』になるので敢えてこのタイミングで欅要素を入れてきたと思う!というのを踏まえて!


▶︎Aメロだけを要約すると

・こんなに誰かを好きになったこと今までなかった→こんなにアイドル(欅坂)を好きになったことなかった

・自分が傷つくことより君を傷つけたくないと思ってしまった
→欅坂から改名することで(自分が)周りからバッシングをうけて傷つくことより、欅坂(君)が背負ってしまった業から守りたいと思った

・最終バスを待ってる間 そのタイミングは何度あっただろう→改名するか迷ってる間、欅坂として続けていくという決断をするタイミングもあったかもしれない

・寒さを感じないくらい 僕たちは向き合ってたのに→9thシングル「10月のプールに飛び込んだ」は冬にリリース予定だったが中止になった、そんなの関係ないくらい僕たちは欅坂と向き合ってた

・"もしも"なんてなんの意味もない
→もしも欅坂を続けていたらなんて考えても意味がない

以上のAメロから
櫻坂改名前の欅停滞期を表しているのかなと考察


なので背景は

『もしも欅停滞期のままバッドエンドを迎えて解散することになっていたら→そんな結末を変えるためタイムリープをする主人公』ということになりました。

前述が長くなりすみません!!!

それでは話を進めていきます。


暗い雰囲気の中森田ひかるだけが前を向き
守屋麗奈は本を開く


守屋麗奈以外のメンバーが
右手を差し出しながら反時計回りに倒れる


▶︎暗い雰囲気の"伏し目がちなメンバー" 

欅停滞期の絶望を表現していますが、よく見る森田ひかるだけが前を向いています。これは伏線です。

▶︎その中で守屋麗奈が本を開き
時計の針の音ともに右手を差し出しながら
12人のメンバー

反時計回りに倒れていく


本を確認することで、この先に待ち受けるバッドエンドを知ってしまうと同時に、どうすればその結末を回避することができたのか知る。

・右手を差し出しながら倒れる→全滅を表す。欅停滞期からグループを立て直すことが出来ず解散に至ったバッドエンドを意味する。


・円形の12人のメンバーは時計を表す→反時計回りに倒れる→時を巻き戻すことを意味する。


守屋麗奈は
残酷な結末を変えるために過去へ戻る

タイムリープを決意します




★イントロ

▶︎反時計回りのシーンで守屋だけ倒れていない
→グループを絶望から救うため
守屋麗奈は眼を閉じタイムリープを始める。
"この際カメラワークも反時計回りで巻き戻し"
を表している。

・守屋麗奈以外のメンバーは全員目が覚める描写がないためタイムリープできない。
守屋麗奈1人で過去に立ち向かうしかない状況。

目を閉じタイムリープを始める守屋麗奈
無念を抱え散った他のメンバーが目を覚ます描写はない


▶︎タイムリープが始まった事で
守屋麗奈が広げた本に乗っていた桜も
逆再生で戻っていく描写があります。

本に乗っていた桜が逆再生で空に戻っていく



▶︎そして暗い部屋に1人タイムリープし終えた
守屋麗奈は
このタイムリープでグループを救い出すという
決意と不安が混じった表情を浮かべる


▶︎そして自分達を救うための道標を本で確認し
『何かを悟ったような表現を浮かべます』

タイムリープで過去戻った守屋麗奈
「絶対に救ってみせる」の守屋麗奈
グループを救うための道標を確認する守屋麗奈


ここまででイントロは終わりです。
既にかなり物語の重要な要素を詰め込んでます。



★Aメロ

▶︎MVの流れで進むと当然
ここからAメロBメロサビと続くのですが実は

『それらは全て守屋麗奈が欅坂をバッドエンドから救い終えた後の櫻坂の世界なのです』



▶︎なので今回は時系列順に説明するため
ここからAメロではなく2番も飛ばして
最後のアウトロ後まで進みます。


★アウトロ後

時計回りに立ち上がり、時間の経過を表している


▶︎円形に並ぶ12人が時計回りに立ち上がり
タイムリープを終えて帰ってきたら守屋麗奈が森田ひかるに"何か"を渡してるような描写でMVが終わります。

・時計回りに立ち上がるのは時間の経過を表現

・渡しているものは何か→『指輪』と考察

この『指輪』が物語で重要な役割を果たしています。


・守屋麗奈が森田ひかるに『指輪』を渡す描写。
"森田ひかる"という所も伏線になっています。

守屋から森田に"指輪"を渡している


★指輪の役割

この物語における指輪の役割を考察します。

桜月は99%のシーンで

『選抜13人全員が"右手の中指に指輪"をつけています』


これは重要な考察要素だと思います。
指輪は
左右のつける手とつける指によって意味がある
と聞いたことがあります。


調べると"右手の中指"は【意志の強さ】【行動力】【勝負所】という意味があるようです。

今回の考察に当てはめると【意志の強さ】
がマッチしてくると思います。


"どんな意志"なのか背景から考えると
欅停滞期に続けていく意志をグループで統一することが出来ず解散するのことなく

改名という決断をして新しく活動を始めた
櫻坂が今も持ち続けている【強い意志】です。

物語の中ではこの【強い意志】を具現化したものが【指輪】で、
それを全員が身に付けて(全員が同じ意志をもって)

1つになれたからこそバッドエンドを迎える事なく、今櫻坂として活動しているという状況です。


上記のような役割を【指輪】
果たしていると思います。

▶︎なぜそう考察したか


・イントロ前とアウトロ後の円形になっている時のメンバーの指には指輪がついていない。
→タイムリープし終えた守屋麗奈から指輪を受け取る前の時系列のため


・"全員が仮面をつけている時"の描写で
(バッドエンドを迎えた欅坂を表す描写)で
守屋麗奈の右手に指輪がない。

→仮面をつけて各々の意志が不明の状態→
意志が1つにならずバッドエンドを迎えた状態→【意志が無い状態】のため
【意志を表す指輪はない】
 

・後述しますが『青衣装』のシーンは
守屋麗奈がタイムリープして救いにいった過去の世界を表しますがそこでも全員指輪がついていないです。

イントロ前円形→指輪なし
アウトロ後円形→指輪なし
意志無しで迎えたバッドエンド状態→指輪なし
Cメロ青衣装→指輪なし
Cメロ青衣装→指輪なし

以上のシーンから、
守屋がタイムリープして救った後の世界に指輪はあるけど、救う前の世界には指輪がない


つまり【指輪】【強い意志】
具現化したものであり
今回の物語で重要なアイテムと考察できる。

 

★Aメロ

ようやく皆さんお馴染みのAメロにたどり着きました。

▶︎時系列を整理すると


残酷な結末を変えるため
守屋麗奈が過去にタイムリープ

守屋麗奈は全員の意志がバラバラになり
バッドエンドを迎える結果にならないよう
立ち回る日々を過ごす
(改名の話し合い、区切りをつけるラストライブ等)結果として【意志の指輪】を得る。

守屋麗奈がタイムリープから戻り
森田ひかるに指輪【強い意志】を託す。

ここまでがイントロ前→イントロ→アウトロ後
ここからAメロに入ります!

★Aメロからは
守屋麗奈が集めてきた指輪を
森田ひかるに託した結果救われた世界線
であり
欅停滞期のまま絶望の結末を迎える事なく
"全員"で櫻坂としての日々を過ごしています。



ここが重要です。

本当に"全員"で過ごしているように

見えるでしょうか?



ここが桜月の深み
かつ残酷なシナリオだと思います。


自分の考察だと

『守屋麗奈によって救われた櫻坂が居る世界線に守屋麗奈は"存在しない"のです』

さらに何が辛いかというと、

守屋麗奈はそうなることが"解ってて"

自分以外の全員を救いました。


▶︎救われたはずの世界に
なぜ守屋麗奈は存在しないと思うのか

それではAメロを見てください
(動画の方が分かりやすいですが一応画像貼ります)

守屋麗奈が過去から帰ってきた世界線
この世界を世界線xとします
守屋麗奈によって救われた世界線
この世界を世界線yとします


このシーンから推測できるのは

【守屋麗奈には小林と小池が見えてなくて】
【小林と小池には守屋麗奈が見えていない】

ということです

なのでAメロ歌い出しの時に敢えて
【守屋麗奈しかいない世界線x】の描写を見せた後
【守屋麗奈がいるように見せている世界線y】
を見せられています。

3人が同時に映っているのは
世界線xと世界線yを重ねたものを
私たちに見せているだけで
実際には別の世界にそれぞれが存在している状況です。


▶︎なぜそう思うのか
このAメロを含めた残りの全てのパートで

守屋麗奈が他のメンバーと目が合う瞬間や

コミュニケーションを感じる描写が一切ありません。常に孤独を感じています。


それどころか、
"そこにいそうなのに実はいない" 
という状態を敢えて演出して見せています。


小林の視線と守屋麗奈の位置に注目

最初はこのシーンを見て小林が小池の方を見ているようにも見えましたが、そうではありません。


小林は過去に隣に立っていたはずの
"守屋麗奈の幻影"を感じています。

小林は後ろにいる守屋麗奈が見えていません。
お互いに別の世界ですれ違っているのです。

そして重要なのが


自分の考察だと
小林を含む他のメンバーは守屋麗奈の事を忘れてしまっています→タイムリープの代償

なので、小林は存在は忘れてしまったけど
過去に"隣にいたような気がする誰か"を
感じて視線を後ろに向けたのだと思います。


大変酷ですがこの先

守屋麗奈とそれ以外のメンバー達の
交わることのないすれ違いが最後まで続きます。


2人の後ろを通っても別世界なので認識ことは無い 
世界線yの森田と田村は当然目を合わせることができる
背中合わせで加わったように見える守屋麗奈


★Bメロ

ダッシュで合流する守屋麗奈
たそがれる守屋麗奈
囲まれてるのに守屋麗奈を視認していないように見える
皮肉にも"視えない"というような振り付け
みんなで合唱するトュルルルにも混ざれてない守屋麗奈




★間奏

タイムリープ先の世界のシーン (青衣装)

タイムリープした先は"欅停滞期"であり
絶望と隣り合わせのため
決して楽ではなかった日々
全員の面持ちもシリアスです

※青衣装に少し見える緑は欅を示唆



2番
★Aメロ

それぞれが1番同様にペアダンスを繋いでいく中

誰もいない舞台裏で上を見上げる守屋麗奈
笑みを浮かべる守屋麗奈

守屋麗奈自身は彼女達のことを
覚えているので思い出に浸り
寂しさを紛らし笑みを浮かべます。



★Bメロ


「あれ、これ目合ってるよね?」
「小林と同じ動きしてるペアダンスだよね?」
守屋麗奈側の視点に回り込んだ瞬間映る守屋麗奈


鏡のある部分なので自分が映るのは当然ですが
敢えてここで鏡の切れ端で守屋を映すということに意味がありそうです。

恐らく、今までと同じように世界線xにいる
守屋麗奈からは何も見えてないのでしょう。

小池に変わっても守屋麗奈と同じ動きをする小池

もしお互い見えていたらお互いにこのような
悲しい顔でダンスしていないと思います。


★壁に押しつぶされるシーン

壁に押しつぶされる
→"櫻坂に改名したこと"で受けることになったプレッシャーや重圧。を表しています。

ただ、これに立ち向かっているのは
タイムリープ後の救われた世界線の3人です。

なので守屋、小林、小池ともに
【意志の指輪】をつけています。

壁に押しつぶされそうになる小林
一瞬心が折れそうになる守屋麗奈ですが
ここで過去のバッドエンドの記憶がよぎります
枯れ木の描写→欅坂がバッドエンドを迎えた記憶
壁を押し返す小池

過去の悪夢が蘇っても
【強い意志】を持ち困難を乗り越えてきた
タイムリープ後の指輪を持つ3人だからこそ
全員が壁を押し返します。

→櫻坂に改名したからこそ受けることになってしまった重圧を押し返している。



★2番サビ 

全員が苦しさを抱えたような表情で始まりますが印象的な振付があります。

地団駄を踏む振り付け

この振り付けから推察するに
守屋麗奈以外のメンバーは守屋のことを覚えていないけれど、どこか心に引っかかりがあり
『何か大事なことを忘れてしまっているのでは』という気持ちでいるのではないでしょうか。

なのでMVを全て通してメンバーは寂しげな表情なのではないでしょうか

この地団駄を踏む振り付けからはそんな
「出どころのわからない鬱蒼とした気持ちをこのまま抱えていても仕方がない」
という気持ちを感じます。

その後は全員吹っ切れたような表情に代わります

右手を挙げ笑みをこぼしながら駆け回るシーン
強がりのような表情にも見える守屋麗奈


▶︎守屋麗奈と森田ひかるのペアダンス

あの日指輪を託した森田ひかるとペアダンス


ペアダンスといっても
お互い見えていないので手を取り合う事も
目が合う事もありませんが
初めてダンスが楽しそうに見えます。


★Cメロ

守屋麗奈は過去へタイムリープした日の事を思い出します。

過去にタイムリープした日の守屋麗奈


自分1人だけで絶対に救い出すいう責任と
1人だけで過去の絶望と立ち向かうのは
怖くて辛くて孤独だったと思います。

そんな事を思い出していたら

守屋麗奈以外のメンバーが時計回りに回ります


守屋麗奈には見えていないですが
私たちには守屋麗奈以外のメンバーが手を繋ぎながら歩いているのが見えます。
残酷なシーンです。

時計回りに歩くという事で時間の経過を表し
守屋麗奈はタイムリープから帰ってきた日の事を思い出します。

タイムリープした日と寝てるポーズが同じ守屋麗奈
タイムリープから帰ってきた守屋麗奈

※タイムリープから帰ってきているので
カメラワークは"時計回り"になっています。


★落ちサビ

【意志の指輪】を得ることで
役割を終えた守屋麗奈が帰ってきて思い返したのは『タイムリープ先でのラストライブ』でした。

※MV尺の都合上タイムリープ先の青衣装のシーンは少ないですが、実際には、メンバーの衝突、周りからの批判、改名の話合い、色々なことがあったと思います。

タイムリープ先でのラストライブ
楽しそうな田村
寂しそうな小林
苦しそうな森田
タイムリープ先では皆んなとトュルルル合唱してました

※タイムリープ先は全員同じ世界なので
お互いに認識できています。


守屋麗奈はタイムリープ先でバッドエンドにならないように立ち回り、最終的にラストライブを遂行。

全員がそれぞれの想いに区切りをつけて一つになれたことで【強い意志の指輪】を得て
守屋麗奈は帰ってきました。

ここで守屋麗奈は過去について思い返します


タイムリープ先での日々は確かに辛かったけど
グループが段々と一つになっていく経過を感じることもできた。
悲しさも楽しさも全部含めて幸せだったのだと思います。



ラストライブのシーンをもう一度見てください。

過去世界でのラストライブシーン


1人目を閉じて佇む守屋麗奈。
まさに歌詞にある


そっと気づかれないように 
僕は瞼を閉じながら
君のその声 耳を傾け 
記憶の中 残そうとした

このラストライブを終えた守屋麗奈は
現在に帰り、森田に指輪を託した後
誰もいない世界へ行ってしまいます
そうなることが解っている守屋麗奈は

最後に瞼を閉じて
"これから会えなくなるみんなの声を"
記憶の中に残そうとしたのです。




それでもやっぱり1人きりの世界は寂しくて
考えないようにしていた気持ちが蘇ってきます

「あぁ、帰ってこなければあのまま幸せでいられまのかなぁ」

「でも、帰ってこないとみんなを救う事が出来なかった」

「自分の"存在"を犠牲にして救ったのに、どうしてみんな忘れちゃったんだろう」

涙が流れる守屋麗奈

こうなることが解っていてタイムリープを
自ら決断した、それでも溢れ出る
1人でいるのは寂しい、という気持ちとともに
守屋麗奈の目から涙が流れました。



その時

顔を抑える森田ひかる


このシーンは印象的なので
覚えている方も多いと思います。

ではなぜ森田ひかるだけ顔を抑えているのか

私は「泣いているから」だと思います。

ではなぜ「泣いているのか」 

それは

「森田ひかるだけが守屋麗奈の事を覚えているから」 

ではないでしょうか。


 
タイムリープの代償で全員の記憶から
存在が消えてしまった守屋麗奈の事を
森田ひかるだけが覚えている。

なぜ森田ひかるだけが覚えているのか


ここまでの伏線がそう教えてくれている気がするからです。


森田だけが前を向いている→守屋と共に『再生』を誓う
森田ひかるに指輪を託す→唯一森田と接触している
守屋から事情を聞いていた
Aメロで森田と肩が当たる描写で田村は笑みを浮かべるが森田は神妙なまま→心の整理がついていない
ペアダンスを任されていた関係性
フォーメーションが守屋の真後ろ→いつも見ていた
ラストライブで森田ひかるだけが苦しそう→別れが辛い
『泣くな 桜月』の森田ひかる→特に感情が見える



守屋麗奈を覚えている世界線yの
森田ひかるはこの世界のグループを
救ってくれた守屋麗奈の存在を
誰にも言い出せなかった
それはなぜなのか
周りに言ったとしても覚えてないだろう
それに、もし思い出してしまったら
守屋を失った悲しみで
周りも自分と同じように辛くなるだけ


タイムリープ先の森田ひかるは寂しいけど
現在に戻る守屋麗奈を引き止めてしまうと
元の世界の自分達を救うことができない

そんなどうにもならない気持ちを
森田ひかるはずっと抱えていたのです。



★アウトロ

アウトロ後のパートはあの円形シーンなので
既に考察してるため
これが最後のパートになります。


なんとも言えない表情で本を確認する守屋麗奈


世界線xで"たった1人"の守屋麗奈は
更新された本を読むことで
世界線yが救われたことを確認しました。

守屋麗奈が過去に挑んだことで
残酷な結末を改変し
"彼女達"は櫻坂になりました。




守屋麗奈が何度目のタイムリープで
彼女たちを救い出すことに成功したのか


と考えると、途方もないです。

もしかしたら最初のうちは
タイムリープ先の欅停滞期でうまく立ち回れず
結果として
何度も"解散"の結末を経験
しているかもしれないのです。

それでも何度もでも立ち上がり
タイムリープを重ねて
やっと救い出せた世界がここにあります。

最後の守屋麗奈さんが
何とも言えない表情をしていますが
それがなぜなのかここまで読んでくれた方は
解ると思います。

最後に本を閉じた手を下げる描写が
どうしても寂しさを拭いきれなかったように見えました。
手の動きだけで演技をしています。


本を閉じる
本を閉じた手を下げる守屋麗奈




『桜月』考察いかがだったでしょうか。

私は

欅坂と櫻坂を繋ぎ
ここから始まる新しい櫻坂46を描いた物語


と考察させていただきました。


ここまで読んでくださり本当に本当にありがとう
ございます!長文すぎる!
かなり自分の中で書ききれたと思ってます。


★タイトルの『桜月』に
込められた想いを考えてみたのですが

指輪のデザインが

小林由依Instagramより


この花を桜と仮定するのであれば
桜の花びらが一般的な5枚ではなく
11枚なので八重桜というもの。

一般的な桜の開花時期は3月中旬〜
八重桜の開花は4月中旬なので1ヶ月遅い

桜月は旧暦3月の異称→月遅れで現在の4月

つまり桜月の「桜」は4月開花の八重桜を指す。

八重桜は一般的な桜より
遅咲きの分"長く咲き続ける" ようなので


櫻坂46が"長く咲き続けられるように"
という想いがあるのではないでしょうか。

よくある花言葉系ではないところが好きです



最初の方に書いた
『なぜ守屋麗奈は忘れられてしまうことを解っていてタイムリープしたのか』については


イントロの本を確認する描写ですね

本でタイムリープのルールを確認する守屋麗奈


「タイムリープして救うにはどうすればよいのか」
「タイムリープの代償はどのようなものがあるのか」
そんな内容を確認した守屋麗奈はやっぱり嬉しいとも悲しいともとれない表情をしていて、


自分は『何かを悟った表情』と考察しました。

それは希望でも絶望でもなく
『私がやるしかないんだ』という
決してマイナスな意味ではない『悟り』ですね。

もしかしたら今作初めてセンターに立つ守屋麗奈も同じような気持ちを持っているかもしれません。

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少しだけ振り付けについて

守屋麗奈さんが過去にBACKS LIVE!!で
センター披露した曲が

『ブルームーンキス』
『偶然の答え』

なのですが振り付けに組み込まれています

ブルームーンキスでは台詞の時の振り付け
偶然の答えでは1サビ終わりの振り付け

TAKAHIRO先生節ですね



★そしてこれはかなり推察なのですが


印象的な振り付けとして
"祈りのポーズ" が多くあります

祈って
祈って
祈って


これは桜月の(実質)前作である
『その日まで』2番サビの


「祈って 祈って 祈って 幸せな未来」
からきているような気がします。


この物語の守屋麗奈はいつだって

「グループの"幸せな未来"」を祈っている

"愛の救世主"ですからね。




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考察はここまでになります!
MVを見て考察しながら書き終えるまで
17時間くらいかかりました(9600字)

考察を振り返って思うのは、
この考察では結末が切なすぎるので
ハッピーエンドな考察があれば
見つけたいなと思いました!

★追記!
この記事を読んだ方から

「みんな忘れてしまったけど森田ひかるは残された世界で守屋麗奈を救い出すことを諦めていないと思います。」

という旨のコメントをいただきました!
ありがとうございます!

その視点があれば、
いつかは全員が救われるハッピーエンドがこの世界の先に残されているのかもしれません。

救いのコメントをありがとうございました。


MVを振り返って思うのは
全メンバーの表情、演技が好きです!
今までの表題MVは、パフォーマンス!!!
というイメージですが
今回は色々な複雑な想いから引き出される
"表情"が見所かもしれません。

その中でも主役の守屋麗奈さんの演技凄いです。
元々BACKS LIVE!!の偶然の答えが大好きだったのですが、桜月、さらに進化しています!

シーズンレギュラーを終えた今でも
度々ラヴィットに出演している
みんなから愛される守屋麗奈さんの魅力も好きです

MV考察も相まって
自分自身『桜月』がさらに好きになりました!

5thシングル期間も盛り上がっていきましょう!




ユニバライブ当てなきゃ!!!!!


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スープカレーうま馬
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