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ストレングスファインダー【NGな使い方5選】

こんにちは。スープと申します。

ストレングスファインダーを取り扱うギャラップ社の認定コーチとして活動をしています。

実際にストレングスファインダーを受ける方は、

  • 自分のことをもっと知りたい

  • 仕事がもっとうまくいくようにしたい

  • 就職などに生かしていきたい

などと意識の高い方が多いと思います。
ストレングスファインダーを受けて、資質を知るということはダイヤの原石を見つけるのと同じです。おめでとうございます。まずは素晴らしいスタートが切れていると思います。

しかしストレングスファインダーの結果を理解するのに注意する点が幾つかあります。

ストレングスファインダー【NGな使い方5選】

ストレングスファインダーの結果を見てこんなことを思う方がいるようです。

  • TOP5は自分らしくない

  • 自分には〇〇という資質がTOPにないから嫌だ

  • 2年ぶりにまた受けてみました

  • 〇〇という資質がないからこの仕事は向いていないのでは?

  • 〇〇という資質があるから自分はこうだ

ストレングスファインダーの書籍は自分を引き出すというよりも、自分の資質の内容を詳細に話すとこうです、と説明しているだけにとどめているので初めて知る方にとっては仕方がない部分があります。

1つずつ解説していきます。

TOP5は自分らしくない

自身が把握している能力やスキルと照らし合わせて、自分はこうだという考えが根底にあるかもしれません。それ自体に間違いはないと思います。
おそらくTOP5の資質には含まれていないだけで34の資質の中でも中位資質(およそ真ん中の10個くらいの資質)をよく使われている可能性があります。

そう考えると上位資質はまだ発掘されていない段階といえます。それぞれの方の資質を実際に見てコーチしてみないとわからない部分はありますが、そういった方が多いのも事実です。

まだ見ぬ才能が潜んでると考えると、ワクワクしますね。

自分には〇〇という資質がTOPにないから嫌だ

ストレングスファインダーの結果を見て、ご自身が持っているイメージと全く違ったことに嫌気を指してしまうというパターンです。

このケースも同様に中位資質にあなたにとって自分らしい資質が潜んでいる可能性があるので34資質をチェックしてみても良いかもしれません。

TOPの資質はまだ開発されていない資質なのかもしれません。

自分には合っていないかもしれないけど、その資質の特徴にあった行動をしてみると他人よりも優れた成果を出す可能性があります。

友達や同僚に自分はどんな人間か、助かっていることは何かなど聞いてみるとTOP5の資質が発揮している可能性もあります。

2年ぶりにまた受けてみました

ストレングスファインダーを何度か診断するというタイプの方がいます。
様々な仕事や経験を重ねたから資質の順位が変わるのではないか?と思っている方です。

ストレングスファインダーを運営しているギャラップ社によると、2000年代には「脳が育つ」ということが分かり、資質の基本的な変化は25歳から形成されるようです。

つまり25歳以降で再度診断を受けることは結果に大きな変化は期待できないということです。

実際に再度受けていても上位の資質に前後はするかもしれませんが、基本的には変わりません。

資質についてよく読み込んで、資質を磨く活動をおすすめします。

〇〇という資質がないからこの仕事は向いていないのでは?

何かあなたが目指している職業や成し遂げる目標があったとします。
そのプロセスの中で必要だとされる資質がなかった場合、その職業や目標が達成できないのでは?という疑問を持った方や絶望を感じている方がいます。

結論として、特定の資質がTOP5にないから職業や目標を達成することができないということはありません。人それぞれの資質によって、その目標に対してのプロセスが異なるだけです。

例を挙げると営業職が一般的に向いていそうな資質として「社交性」や「コミュニケーション」が挙げられたりします。確かに営業職としては向いているかもしれません。しかし、「戦略性」や「内省」など一見営業職とは関係なさそうな職種についても営業職が務まるわけです。

山の頂上は1つであっても、登り方は人それぞれということです。

〇〇という資質があるから自分はこうだ

ストレングスファインダーの診断結果を読んで、「自分はこうなんだ」を認識します。認識すること自体は間違いではないですが、その資質にとらわれすぎることは危険だと思っています。

その資質が開発されておらず確信しているだけだと、思うように資質が発揮できない可能性があります。

実際にはまだ開発されていない資質の場合も考えられます。確信するだけでなく、実際に資質に投資する形で何か資質にマッチした活動をしてみるなどして実際の自分の資質の確認をする必要があります。

診断結果に沿った資質に投資しましょう

ストレングスファインダーでの診断結果の資質にはそれぞれ活動(投資)することで開発され磨かれます。

診断結果を見た段階では、まだ磨かれていない可能性があります。
結果を見て「あぁ、これは自分らしいな」と思うのであれば磨かれている可能性があります。さらに磨きをかけましょう。

あなたがもし何かをするうえで、苦しみもがいている状態であれば、資質に従った投資をすることでスムーズな生活や仕事を送れる可能性もあります。

資質を磨かずに、向いていないことをやり続けることは成果が出続けないことを一生懸命やり続ける状態です。仮に成果が出たとしてもそれを得意としている人間には勝つことができずまた倍以上の努力が必要になってきます。

資質を磨くことが非常に良い利点としては、物事に没頭し続けることが出来たり、達成感を感じたり、喜びを感じたりすることができます。

楽しさを感じる人とやらなければならないと感じている人が何か勝負するとなると、圧倒的に前者が強いです。

サッカー選手の才能があるのにわざわざ柔道をやるという感覚に近いです。

あなたの中ではまだ自分の診断結果が受け止められない部分がある方もいるかもしれませんが、少しずつでも良いので資質に沿ったチャレンジをしてみることをおすすめします。新たな世界を見ることができますよ。




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