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湖に沈んだ小河内村に伝わる鹿島踊り

おわら風の盆やねぶたなど夏祭りを巡ったこの夏、日本の伝統芸能に興味がわいたので、9月に行われる都内と伝統的な踊りを探してみたところ、小河内の鹿島踊りを見つけました。
重要無形民俗文化財であり、「風流踊り」としてユネスコ無形文化遺産に登録されているものだそうです。
小河内は、多摩川の奥深い渓谷の中にあった集落で、小河内ダムができたために奥多摩湖に沈み、集落の人々はいろいろなところに転居をされました。同じように多くの集落が湖に沈み、そこに伝わる神様や芸能は、奥多摩湖の真ん中あたりの半島の山の上にある小河内神社に、今も伝えられて奉納されているということです。
沈んだ集落には獅子舞や様々な芸能があるようですが、そのうちの鹿島踊りが、文化財として登録されています。
京都の風情を踊ったものなど、都とのかかわりも深いようで、この山深いところだからこそ、当時のまま残ったということなのだろうと思います。

男子が女装して踊る
最後の踊りは参加できる。でも踊れないので、神主さんや集落の方と思われる方が参加

午前中には小河内神社で舞われたようだけど、午後に小河内ダムの展示館で開催された芸能フェスティバルで見学。
今度は神社で見てみたい。

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