見出し画像

急変対応の授業 vol.5:アナフィラキシー:迅速に判断し, アドレナリンの投与を適切に!

前回の復習

第4回は院内心停止に関してでした. 早期に認識し適切な介入を行うことが非常に重要でした. モニターではなくきちんと患者さんを診て対応すること, 胸骨圧迫を的確に行うことが超超重要でしたね(胸骨圧迫の方法は完璧ですね?!)下図をきちんと頭に入れておきましょう.

『JRC蘇生ガイドライン2020』医療用BLSアルゴリズム

今月号のポイント

8月号では「アナフィラキシー:迅速に判断し, アドレナリンの投与を適切に!」と題してアナフィラキシー一般的事項から初期対応をまとめています. 抗菌薬や造影剤など院内で使用するありとあらゆる薬剤で起こり得ることですので正確に理解しておきましょう.

こんなときどうする?

ある日, 担当患者さんに対して初回の抗菌薬投与を行いました. その後, 患者さんから気分が悪いという訴えが...
アナフィラキシーが起こりうることはわかっていても, いざ目の前で起こると焦ってしまうものです. みなさんがとるべき行動は?

ある日の病棟, 抗菌薬投与後に…

登場人物

今回も登場人物は以下の方々. 先月から一人ずつ名前の由来をご紹介. 8月号では山崎優さん. 私の好きなミュージカル俳優ばかりなので, その辺も楽しみながらぜひ皆さんの推しも教えて下さい.

登場人物

アナフィラキシーのサインを知り, 初動を理解する

アナフィラキシーは早期に認識し対応しなければ, みるみると状態は悪化しかねません. 頭でわかっていても行動に移せなければ事態は改善せず, 患者さんが不幸な転帰を辿ってしまうかもしれないのです. 「そんな, 大袈裟な...」, と思うかもしれませんが, そんなことないんですよ. 時として1分1秒を争うこともあるのです.

どのようなときにアナフィラキシーを疑い, そして唯一の治療薬であるアドレナリンはいつ, どのように使用するのかをみなさんも理解しておく必要があります. そしてどこにあるかも知らないとね.

アドレナリン, どこにあるか知っていますか?

最近のミュージカル

2022年8月は『ミス・サイゴン』を堪能しました. 市村正親さんのエンジニア, やっぱり最高でしたね. 70歳を超えているなんて思えない...そして今回からエンジニアを演じている伊礼彼方さんも素晴らしかった. こんなエンジニアも”あり”, 今後が楽しみです(偉そうにすいません). 駒田さんのエンジニアも観に行く予定でしたが残念ながら中止となってしまい...次回再演時を楽しみにしています.

いいなと思ったら応援しよう!

SOUNET
ミュージカル好き救急医から, 知っているとチョコッと役立つ知識を少しずつお届けします. ぜひ!