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④溶質と溶媒と溶解と溶解度

溶質と溶媒

よくごっちゃになりませんか, 溶質と溶媒. どっちがどっちだったか…
「媒」という言葉には, 「仲立ち」という意味があり, 二者の間に立って, 事がうまくまとまるように世話すること, 仲をとりもつこと, などの記載が大辞林にはありました. 溶液の成分のうち, 他の成分を溶かしている液体物質が溶媒であり, 溶質と溶液との仲立ちをしているということでしょうか. 食塩水を例にとれば, 食塩が溶質で水が溶媒ですね.

溶解と溶解度

液体に他の物質が溶けて均一な状態になることを溶解といいます. また, 溶媒100gに溶かすことができる溶質の量の限界を溶解度といいます.
溶解度は溶質毎に異なり, また溶媒の温度によっても変化します. 昔, 理科の実験でやりましたよね. 食塩がどれだけ水に溶けるかを温度を上げて比較したり…あぁ懐かしい. 温度を上げると溶解度が高くなったのは今でも記憶にありますね.
ちなみに, 20℃の水に対する食塩の溶解度は35.9(固体の場合は重量の数値で表す)なのに対して, 80℃では40らしいです.

今回のポイント

①液体に他の物質を溶かしたとき, 溶かされた物質が溶質, 溶かした液体が溶媒
②溶解度は溶質毎に異なり, 溶媒の温度によって変化する


参考:厚生労働省指定通信教育. 危険物取扱者合格指導講座. テキスト1. 基礎物理と基礎化学. U-CAN

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