⑦再発予防を徹底しよう!
ヒスタミン中毒、遅発性アナフィラキシーは理解しましたね。最後は予防に関してです。アナフィラキシーを来した原因を検索することはもちろん大切ですが、それと同時に再発リスクを見積もり、リスクが高い場合にはアドレナリン自己注射薬であるエピペン®の処方を考慮しましょう。
まずは、以下の基本的事項をチェックです。
早期に介入するために
アナフィラキシーは早期認識、早期介入が極めて重要です。そのため、病院前に対応すること出来れば予後の改善が期待できます。しかし、令和6年時点で、低血糖に対するブドウ糖投与のように、救急隊が現場でアドレナリン筋注などの介入ができるかというと残念ながらできないのです。
現場で介入するためには、そこにエピペン®が必要です。これは、医師がアナフィラキシーのリスクが高いと判断し処方するものですが、傷病者が以前に処方を受け、所持していなければ現場にエピペン®はありません。
エピペン®を傷病者が持参している場合には、自身で打つことができるように指導されているはずですが、年齢や状態によっては難しいこともあるでしょう。その場合には、教職員、保育士、救急救命士が投与することが可能です。そのような立場の方は以下のページを参照し事前に確認しておくとよいでしょう。
エピペン®を処方するために
みなさんは、アドレナリンの自己注射薬であるエピペン®を処方することができるでしょうか?医者ならできる、そう思っている人もいるかもしれませんが実はそうではありません。エピペンを処方するためにはオンライン講習を受講し処方医となることが必要です。所要時間は20分、ここまで読み進めてくださったみなさんであれば簡単に処方医となることができるでしょう。
以下のサイトから講習を受けることが可能です。
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