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急変対応の授業 vol.3:バイタルサインの実践的解釈 vol.2
前回の復習
第2回はバイタルサインの実践的解釈 vol.1, 「バイタルサインのみるべき4つのポイント」の1〜3に関して取り上げました. 呼吸数は最も重要なバイタルサインだけれども軽視されがちです. SpO2よりも呼吸数が大事です(この辺りは9月号で詳しく取り上げるのでお楽しみに). その他, 意識を含めバイタルサインは普段と比較することが重要であり, 僅かであっても普段と異なる場合には注意深い観察が必要です.
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今月号のポイント
6月号では「バイタルサインのみるべき4つのポイント」の最後, 「4.総合的な判断を」に関して取り上げます. バイタルサインは血圧や呼吸数, 体温などが個々に変化しているわけではなく, 密に関連しながら変動しています. 体温が上がれば脈が上がるなど, 通常の変化を理解しつつ, 違和感がある場合にはそこには重篤な病態が隠れていることがあります. 「ん?!なんかおかしいな」と気づき早期に患者さんの発する危険なサインを察知できるようになりましょう.
こんなときどうする?
ある日, 担当患者さんの部屋を訪れると, なんだか反応が悪く呂律が回っていません. さらに所見をとってみると麻痺がありそうで...みなさんこのような状況でどのような行動をとりますか?
実はバイタルサインに注目すると, 誰もが考えるあの疾患とは異なる病態が存在するのではないかと気づくことができるサインが...
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登場人物
今回も登場人物は以下の方々. ミュージカル好きの方はもう既に名前の由来がわかりますよね. 次号から一人ずつ紹介していくのでお楽しみに.
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ショック+徐脈
ショックのときは通常脈拍は上昇しますよね. それが上昇していなかったら...この場合にはいくつか考えなければならない病態が存在するんです. 頭に思い浮かびますか?
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Stroke mimicsとは
脳卒中のとき, 収縮期血圧は高いですよね?頭蓋内圧が上昇するので体血圧を上げて脳血流を維持しようとするわけです. それでは, 麻痺など脳卒中を疑う症状を認めるのに血圧が正常または低い場合には?この様な場合にも注意が必要です. 具体的に鑑別すべき病態, 疾患, わかりますか?
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最近のミュージカル
6月は『ひりひりとひとり』, 『CROSS ROAD 〜悪魔のヴァイオリニスト パガニーニ〜』, 『ブロードウェイ殺人事件』など. 『ひりひりとひとり』は石丸さち子さんのオリジナル脚本と森大輔さんの生演奏, とてつもなくひりひりしました. 一幕最後の歌, よかったですねぇ. 台本を読みながら時々思い浮かべています.
7月は『ミス・サイゴン』. 『ひりひりとひとり』同様2020年に上演されるはずだったミュージカル. 日本初演30周年記念公演です. 市村正親さんはなんと初演からずーっと同役で出演. 楽しみですね.
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