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すみっこぐらしとPerfumeと嫁さん

先々週、嫁さんのお供で、サンエックス90周年記念展に足を運び癒されたところでしたので、これはタイムリーなお知らせでした。『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』の主題歌をPerfumさんがやります。

タイトルは「すみっこディスコ」

こちらの予告編で少し聴けます。
いずれシングルがリリースされたらじっくり聴かせて頂きます。


子供向けアニメの主題歌と中田ヤスタカ

ONE PEACE の映画でAdoさんが歌った「新時代(2021年)」が記憶に新しいところですが、子供向けアニメの主題歌で私が思い出したのは、劇場版ドラえもん「のび太のふしぎひみつ道具博物館(2013年)」の主題歌をPerfumeさんがやった時のことです。

この依頼に、大のSF好きでドラえもんのファンでもあった中田ヤスタカさんは大喜びし、ディレクションにも積極的に意見を出したという記事を当時読みました。

中田さんが提供した「未来のミュージアム」はドラムンベースでした。
Perfumeさんとドラムンベースの組み合わせには「ポイント」という前例があります。ただ、Perfumeさんの曲として書き下ろされたもの。後からついた某缶酎ハイとのCMタイアップもあいまって、どちらかというと大人向けのおしゃれ曲でした。

私の勝手な思い込みですが、ドラムンベースといえば、激しいアクションやバイオレンス映像に合わせるとスピード感と緊迫感をもたらしてくれる「カッコいい系の音楽」という印象を持ってましたので、ドラえもんにドラムンベースは意外な組み合わせでした。
ただ、これ以上に意外だったのは中田さんの振り切りようです。

90年代あたりからだと思いますが、いかにもアニメの主題歌というより、独立した世界感を持ち、曲調や歌詞が作品を盛り上げる楽曲を組み合わせる流れが始まり、今もアニメ主題歌のトレンドのひとつになってると思います。

イントロが始まればすぐ気づいて頂けると思います。
子供が口ずさめる馴染みやすく、明るく、楽しい、歌詞とメロディー。

この前年の劇場版ドラえもんの主題歌が、福山雅治さんの「生きてる生きてく」、さらに前の年が BUMP OF CHICKENさんの「友達の唄」という流れからも明らかに「未来のミュージアム」は当時のトレンドに逆行してました。

さらに言えば、Perfumeさんの流れからバキバキのダブステップをベースにしたカッコいいダンスナンバーを持ってくるのではないかと予想してたところに、このドラえもんへの振り切り具合。なんか肩透かしを喰らった感じが強くドラムンベースの意外性はほんの些細なことでした。

中田さんと言えば、新しい音楽ジャンルをいち早く取り入れて自身やアーティストの作品に落とし込むのが上手い作家さんだと思ってましたが、今となってはまだまだ浅い捉え方と反省しています。

こうしたスタイルも中田さんにとっては、リスナーへメッセージを届ける手段であって、多分、ドラえもんに感じたドキドキ・ワクワクを子供達に届けようとされたのでしょう。

「未来のミュージアム」は、大野さんや譲さんにも通じる、子供達に聴かせたい音楽に対する心意気を感じる大好きな作品になりました。

さて「すみっこディスコ」には、どんなメッセージが込められているのか。
これでディスコ何作品目だ?とか、どんな様子で作ってるの?とかネタになりそうな妄想が膨らみますが、なにより私の妄想をまた裏切ってくれることを期待してしまいます。

とりとめもない話を読んで頂きありがとうございました。


さて、最後に極めて個人的な話ですが、嫁さんはPerfumeさんのファンではありません。ライブに誘うも一緒に行ったことはありませんし、嫁さんがいる時にPerfumeさんのライブDVDを居間のテレビで見ることは禁止されてます。
なんで?って尋ねると「曲はいいんだけどね・・・」とはぐらかされてしまいます。
嫁さんの趣向をどうこうしようとは一切思いませんが、せめて一緒にライブDVDを見れるくらいには免疫をつけて欲しいところです。

頑張れすみっこ!応援してるぞ!


ではまた、enjoy♪


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