恥を忍んで若者風のレタッチを試してみた

岩倉しおりさんという若い女性の写真家さんがウケている。

同じく若い女性のお友達をモデルにしたり自撮りしたり、また季節の感触をパッと見で感じ良く上品に撮られている。着目する物事のセンスもさることながら色、トーン、柔らかさがなんとも言えず魅力的だ。

われわれ老害オヤジ達がいかに最新技術を搭載したごっついカメラに「それで一体何を撮るねん」とツッコミたくなるようなでかいレンズで対抗しても、岩倉さんや同年代のカメラボーイズ&ガールズのセンスには全く歯が立たない。

いい写真作品をクリエイトするのに必要なのは高額な機材ではなく、あくまでもクリエイティブセンスである事の証明だろう。

これは現在の話であって、あの美しい絵を作る要素が今後どれほど長くウケ続けるのかは時間が経たないと分からないだろう。ただ、現時点ではあの様な写真作品が若い世代が共鳴したり初心者が目指したりする今風の写真レタッチ法でありセンスであるのは確かなようだ。

あの色は非常に好みである。懐かしい子供の頃を思い出させるような色だと思う。

だからという訳ではないのだが、老害オヤジの身でありながらあのような色の絵を作ってみようと思ったので恥を忍んで試してみた。もちろん被写体、構図、柔らかさのセンスは全く違うので、被写体は若い女性でもレトロな風物詩的なものでもない、ただのビルである。

ちょっとやり過ぎだっただろうか…

逆に、世のおっさん達は若い世代がクリエイトしている写真やアートについてどのように感じているのだろうか。気になる。

理想的にはクリエイトする若者達がさらに進化出来るようなサポートシステムを中年世代が提供出来るような環境を作る事だ。もっとも、中年世代が運営している日本社会の現状を見るとそんな理想も吹き飛んでしまいそうになるけれど。



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