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防音対策の判断材料

防音対策の判断材料は、相談者(ユーザー)側と設計・計画側とでは、違う部分もあれば、共通している重要事項もあると思います。

どちらも専門的な設計・施工の情報や事例は共通して重要であることには間違いないと思います。

相談者(ユーザー)の判断材料

これは通常、専門業者へのヒアリング(防音相談を含む)が主な情報源となりますが、並行してネット検索などで関連情報を収集することになります。

大事なポイントは、専門業者もウェブサイトも、自分が求める実績が十分かどうかのチェックです。
医者で言えば専門医(専門家)であることが最も重要です。

どんな専門家でも得意分野があり、万能だと謳っている自称専門家は怪しいです。防音材でも少なからず弱点があったり、施工要領を遵守することで、その効果を発揮するものです。

ヒアリングはメールと電話の問合せを併用して下さい。そして、自分の求める専門家であることが分かった時点で、相談予約をしたほうが良いでしょう。知人建築士による紹介という選択肢もあるので、自分で判断できない場合は建築士に相談してみるのが良いと思います。
*木造の場合は二級建築士またはベテランの一級建築士に相談して下さい。

防音設計・計画側の判断材料

相談者の案件に対する防音対策を検討する際の判断材料は、図面および要望されている防音対策のレベルの確認、そして騒音対策の場合は発生状況の概要です。

木造住宅の場合は、当該建物の図面だけでなく、近隣状況の確認が必要になります。新築の音楽防音室の場合は将来の近所の建築計画の有無に関する情報も重要です。

専門業者として忘れてはならないのが、自分が担当できる分野かどうか、既往の事例として実践経験の有無が重要です。
手に負えないような案件は、正直に理由を説明して辞退することこそ、良心的な専門業者のあり方だと思います。

ウェブサイト・SNSなどウェブツール全盛の時代ですが、欲しい情報は、自分で苦労して集めるものであり、無料で簡単に入手できるわけではないです。特に、一生の買い物を決めるとき、労力を惜しまず、慎重に判断して欲しいと思います。

追記:次の記事も合わせて御覧ください。
木造ピアノ室の専門家探し

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