木造っていいなあと思いながら防音設計
最近、また木造の防音室やDIYの相談が増えてきました。相談者は職人さんと建築士です。(※写真画像は私が撮影した見学先の建物です)
建築士の方は取引先なのでお金は頂戴できませんが、試した結果を続報として知らせてもらうことになっています。要するに現場の実験ですね。木造ならではの手作りの工夫です。
新築とリフォームの相談(木造)
1件は都内の木造音楽室のリフォームですが、ご契約をいただけそうです。決断された理由は薄い防音構造のコンパクト設計だと言われました。女性なので重い遮音材などを自分で施工することは難しいので、床のカーペット敷きだけ施主のDIYということで見積しました。
ですが、提携先の防音工事担当の建築士がサービスでカーペット敷きも手伝うということで節約できました。
新築の方は、木造住宅の2階に併設するピアノ室ですが、昨日、ご契約をいただきました。これも都内で、しかも男性です!(笑)なんだか連敗記録が懐かしいです。ですが、施主のご予算の事情で金額が約半分になり、天井と床の防音構造は省略することになり、壁の薄型防音施工と、床の音響上の配慮のみになりました。
予算が厳しくても臨機応変にフレキシブルに対応できるのが私の防音設計の特長です。手前味噌ですが(笑)。木造が好きじゃないと契約しないくらいの金額です。たぶん、他の専門業者は無理だと思います。
木造の見学と取引先の情報収集
木造と木製家具は私の趣味なので、安い金額の契約でも趣味を優先してお受けしています。木造の見学は、趣味と勉強のために行きます。現在は内部に立ち入ることができなくなっている建物が多くて残念です。
提携先は木造専門の会社なので、オーダー家具も受注します。担当の建築士からの木材や家具の情報も楽しく見せてもらいます。主に画像で。
木材の継ぎ手の事例や補修・再生のテクニックは興味深く、私の担当の防音工事現場での木製ドア・扉の提案のヒントにもなります。
私は職人が出来ないことは無理しませんが、一緒に対策を考えることは重視しています。施工手順も彼らの意見を反映させてフレキシブルに修正します。私が考案した施工詳細も試してもらい、問題がなければ標準の施工要領に加えます。
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