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難問の防音設計の案件

最近、過去に相談された件を含めて半年以上経過してから再相談される件が増えました。それは「防音工事」だけでなく「DIY対策」を含めた防音設計です。

すでに、投稿した画像のようにモデル化して誰でもDIYで施工できるように設計仕様を公開しているものがあります。防音工事の費用が足りなくても同等の性能を確保できるように配慮したもので、主に木造住宅の2階、マンションの床の防音対策を提示しています。

また、天井防音のようにDIYでは対処できない「直天井」への防音施工のほか二重床・二重壁の改造を目的とした防音設計です。いろいろなタイプの相談が休み中でも送信されてきます。

DIYの防音対策は壁と床のモデル

一応、使用する防音材は、東北から山陰・山陽までの本州であれば、メーカー工場から直送できます。

施工要領は、特別にメールで説明して、簡単なアドバイスで理解できる人には追加料金は請求しません。

ただし、特注品のため、メーカーが生産を終了した場合は、公開しているモデルは終了となります。私も若くはないので、もう新しいメーカーとの取引を開拓するつもりはなく、現在付合っている取引先が生産を続ける間の期間限定です。

普通の人でも施工できる壁の吸音パネルと床の遮音・防振対策だけにしぼって提案しています。防音工事では費用対効果が低く、予算的に厳しいものでも、DIYなら出来るという点が長所です。

防音工事の設計仕様・施工要領

これはどこの企業でも秘密であり、ブラックボックスのようなものですが、私の設計仕様は「コロンブスの卵」のようだと言われることが多く、説明すると理解しやすいようです。

もちろん、完全には理解されているのではなく、方向性として納得できる提案だと思われた時点で契約になります。予算に収まればの話ですが。

どんな専門業者でも独自の技術が有るはずですが、私への依頼は、他の専門業者が諦めたり、施主や建築士が内容的に却下した案件が回ってくるようです。「狭い木造防音室」「マンションの天井防音」「木造軸組在来工法の新築音楽室」が主なテーマです。

実績は必ずホームサイトに明記されている

該当するテーマの実績(防音設計・工事・コンサルティング)は、必ずホームサイトに明記されているはずです。記載されていない内容は専門外と見て間違いないと思います。

逆に、実績が有ってもホームサイトに明記されていない事は、相談者が依頼するわけがないと思います。知人にも、実績をホームページに掲載することは最も重要だと説明しています。

専門業者は、字のごとく必ず得意分野があり、全部が得意というのは専門業者とは言わないです。なんでも出来ます、出来ますと手を挙げる業者には要注意です。

出来ることは出来ると明確に説明すべきであり、出来ないことを誇大広告で載せるのは、これは一種の詐欺のようなものだと思います。

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