
ウェブサイト構築の手がかり
今日は、大学時代の恩師・元契約者の言葉から、専門業者などの運営するウェブサイトの読み方に関する留意点を思い出してみます。
元契約者の言葉
私の防音職人の改造をかなり手伝っていただいた元契約者(木造音楽室)から、ウェブサイト運営に関する注意事項として、ブログでも良いから最低でも月に1回は記事投稿などで更新を続けること、そしてメールでの問合せには出来るだけ速やかに丁寧に回答することが、ウェブサイトを運営する事業者としての基本であるとアドバイスをいただきました。
ブログには、事業者としてウェブマスターとして活動を続けている姿が読み取れるので、仕事の相談や依頼者の判断に大きな影響を与えるという意味だったと思います。相談者には専門的な内容は理解できないことが多いので、質問事項には丁寧に答えるということが大事です。
補足のために、初回限定の電話相談を時々行っているのは、メールでは伝えにくい内容を説明するためです。
他の契約者からは、ウェブサイトのデザインは控えめで、専門分野が分かる表現を重視したほうが読者にわかりやすいと言われました。
建築デザイナーのようなおしゃれなホームサイトは、読むことには不向きなことが多く、専門的な解説をあえて省いて、イメージを伝えることを主眼にしている。防音職人では、等身大のコンテンツで実績や実例など出来るだけ詳しく説明することにしたわけです。
結果として、読者が読み込むには、かなり時間がかかるという弊害も出ていますが、それで良いと思いました。
他にも色々とご意見を頂戴しましたが、概ね似たようなご指摘だったように思います。デザインは、今のままで良いですと言われました。
ブログは沢山ありすぎて、どれを読んだらよいのか判断できないと言われたので、noteブログに再掲を含めて、記事を投稿し直し、現在に至るまで主力のブログとして運営しています。
大学時代の複数の恩師の言葉
研究室の恩師からは、「肩書や看板で判断しないように、自分の目で確認して自分の言葉で述べるように」と言われました。
要するに、他の著名な専門家のウェブサイトを鵜呑みにして真似しないようにと言うことだったと思います。
自分のオリジナルを大事にして、自分の言葉でウェブサイトのコンテンツを作るという方針の大きなヒントになりました。
また、建築学科の学科長からは「国語力を強化して、論文能力を高めることを在学中に心がけてください」と最初の講義で言われました。
*その時は、学生たちは笑っていましたが。
これは、会社勤めなど職場や自営業などにおいて、その意味がわかるようになりました。報告書もウェブサイトもコンテンツが重要なのですが、表現能力は国語力なのです。研究者の論文も同様です。
今から思い出すと、本当に本質的な基本を教えていただいたと思います。
相談者や施主のみなさんも、自分の目でコンテンツを読み込んで確かめるようにしてください。良い専門家を見つける手がかりになれば幸いです。
なんだか、精神論ばかりのようですが、検索エンジン対策は、コンテンツのレベルの問題だと思うようになりました。大事なのは中身です。