防音施工の費用対効果は経験値で決まる
木造住宅やマンションなど一般的な住宅の生活防音や防音室の費用対効果、空間を狭くしない工法は、書籍などのマニュアルやネット上の事例には記述がないため、私も開業当初は自宅をモデルにしたり、知人宅で実験をさせていただいた経験値をストックして試行錯誤しました。
担当現場での検証データが増えるにつれて、費用対効果の高い防音設計・工事に関する標準仕様を作り上げることが出来ました。
後発の知人職人の防音製品・DIYモデルの商いは苦戦しているようですが、ポイントは経験値を生かした事例をホームサイトなどに掲載して、実績に裏付けられた技術や成功モデルを丁寧に伝えるしか有効な方法はないと思います。
先日も、用事があり、電話でそのことを伝えました。すぐには効果は出ないかもしれませんが、諦めずに他の業者にはない技術やアイディア・商材を活かす方法を再度じっくりと検討すべきと思います。
独自の防音技術は自分で経験して学ぶしか無い
書籍などのマニュアルやネットの情報だけで、独自の技術を開発することができれば誰も苦労はしないわけですから、自分だけのオリジナル技術などをブレないで追求することが王道だと考えています。
知人職人は、私の担当現場で10年以上の間、防音工事の作業を担当していたので、他の業者に比べればオリジナリティの高い工法を知っているわけです。専門的な防音材も私が教えて、問屋を紹介しています。入手できないものは私の方から納品しています。
あとは、自分で苦労しながら、表現力を身に付けるしか無い。今が正念場だと思います。→知人職人のホームサイト:防音工房(パネル製品・DIY)
知人職人の場合は、説明書と製品をセットで販売したほうが分かりやすくて良いと思いますが、流石に商いのスタイルまでは私が口を出すことは出来ないので、あとは本人が頑張るしか無い。
現場で使用する防音材の性能が効果を左右する
防音工事などの経験値だけでなく、使用する防音材の性能で費用対効果に差が出ます。なので、競合する業者が、私や知人職人の製品を探っているようです(笑)。
製品の性能だけでなく、設計仕様など施工要領で大きな差が出ますので、同じ製品を入手できても防音設計と施工要領がなければ不完全なものとなります。企業秘密になるので、流石に私のウェブサイトでも詳細は伏せています。また、私の供給価格が他の業者に比べて安いため、メーカーから商品名を伏せるように要望されているので、たぶん、彼らには詳細は分からないと思います。※大半が市販されていませんので。
知人職人も、私以外に複数のメーカーの製品を併用しています。1社のメーカーだけでは足りないのです。
とにかく、継続して「提案内容や防音事例」をホームサイトやブログで伝えるしか無い。それを信じるかどうかは、閲覧者に委ねるしかないのです。
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