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住宅の防音設計と防音材

私の防音相談で多いのが、木造とマンションなど住宅の生活防音、併設する音楽防音室です。

防音設計と防音材の重要な共通点は「費用対効果」と「安全性」です。生活空間の安全性は「健康に対する配慮」と「構造的な耐久性」であり、使用する防音材の品質・素材は、確かな試験データと実績の裏付けがなければなりません。

防音設計の費用対効果

一般的な住宅の生活空間は、オフィスビルや商業ビル・公共施設等に比べて狭いものであり、出来る限り空間を狭くしない防音仕様・工法が重要です。

それを支えるのが実績等に基づいた設計・施工仕様と防音材です。防音材の性能や仕様書のレベルが低ければ、費用対効果は悪くなります。

普通の専門業者の設計仕様は、力任せの遮音材や分厚い構造体に依存するもので、普通の住宅や小規模な防音室に向きません。

私の防音職人では、その対極にある仕様と施工要領が特長であり、提携先の建築会社の職人や建築士、契約者にも支持されてきました。

防音材は約26年以上、自宅や担当現場での検証を含めて、研究を継続しています。※関連記事:防音設計の基本と周波数特性

26年以上研究して選びぬいた防音材

私の自宅マンションの寝室には、26年間以上貼り付けた吸音材や遮音材が、そのまま残されており、自室の実験室になっています。経年劣化や匂いなど安全性と耐久性を自分で体感するためです。

また、防音工事の担当現場(契約案件)における精密測定や、担当建築士による簡易測定、依頼者の体感報告を検証して、選びぬいた製品が、私のホームページに掲載されています。→防音材ページ

簡易測定で担当建築士(提携先)が使用している測定器は、私が自分で購入してから、彼に持たせています。

手前味噌ですが、私は経費・娯楽費は非常にケチで節約しています(笑)。ですが、提携先への協力や諸経費は出来る限りの工夫をしながら、動きやすいように配慮しています。

防音材は彼らの施工において、現場で体感されるわけですから、品質のよくないものは自動的にチェックされます。防音材だけでなく、市販の建具類や木材製品も複数の厳しい目でチェックされています。

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