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防音職人ウェブサイトの問合せ

今回の投稿記事は、ここ数年間のメールでの問合せや仕事場での防音相談における質問事項の中から、公開しても問題ない内容をいくつか採り上げたいと思います。

ホームページやサブサイトの文章が多い

これは、私の思考的な特徴と経歴による影響が大きいです。
独立開業前は、建築計画と都市計画のコンサルタントとして建築会社に努めていました。
主に、旧建設省(現在の国土交通省)や住宅・都市整備公団(現在の都市再生機構)、都庁・県庁・地方都市の役所から発注される業務が多く、報告書を作成する仕事が大半だったためです。
なので、自分ではウェブサイトの文章が多いとは思っていなかった・笑。

それと、どれがホームサイトなのか分からないという問合せがありました。似てるんですよ。コンテンツそのものが・笑。
グーグルの検索エンジンも迷うらしく?キーワード検索では、ブログのほうが上位に出てきたり、サブサイトの方が上に来たりします。

文章が多くて、写真画像が少ないのは、ネット上に公開するために施主(依頼者)から承諾をもらうことが出来ないことが多いからです。プロの音楽家は大半が写真は使わないでほしいと言われます。

すぐに快諾されるのが音楽教室ですね。これは宣伝にもなるので、逆に依頼されることがあります。大半はブログの記事で紹介しています。数が多いので、ホームサイトで全てを紹介するのは大変です。

防音相談は無料なのか?

現在、提携先との役割分担や私の個人的な事情で、原則として初回限定の無料相談は電話とメールで対応しています。
仕事場での作業が中断すると、私の頭の中がリセットされるので・笑、出来るだけ集中してデスクワークをすることにしました。年齢的な体力の低下によるものかもしれません。
*有料相談は、電話と仕事場での対面打合せの予約をお受けしています。
*マンション、木造住宅、テナントビルなど対応可能な内容であれば、対応しています。
ただし、私に的確なアドバイスが出来ない場合は、事情を説明して辞退しています。

無料相談においても、出来る限り、事前にメールまたは郵送で、間取り図などをコピーまたはファイルで送付していただけるようにお願いしています。特に電話相談で即答を求められても、図面がないと判断できないことがあります。

無料の防音相談では、基本的なリスクに関する留意点や対策の方向性などを中心にアドバイスします。
具体的な手書きの説明図はお渡し出来ません。簡単な概算見積は、メールでご返事しています。

私の契約者や提携先の建築士が、無料相談は「ほどほどになさったほうが良いと思います。」という意見を言われるので、最近は素直に従っています。
ベテラン建築士は特に、我々は体力の問題も有るので、無理しないようにと言われます。ある相談者には専門的な技術や経験を安売りしないほうが良いとまで言われました・笑。

防音職人の得意分野はなんですか?

開業して約5年間は、マンションの生活防音の設計とコンサルティングが得意でした。私自身がマンションユーザーで、管理組合の初代役員だったことが影響しています。
それに、相談案件の7割程度がマンションでした。

それが、専属の職人を数名雇って防音工事を受けるようになってからは、木造の現場が増えていきました。
ホームサイトとブログに担当現場の写真や依頼者の声を掲載するようになった頃から、契約件数が逆転して、木造の生活防音や音楽防音室の依頼が増えてきたように思います。
*近年5年間で見ると、木造の現場(新築計画のコンサルティングを含む)が8割以上を占めています。

特に、ピアノ室など木造防音室の防音構造を、他の専門業者の半分以下の厚さで設計・施工できることが特長になっています。(同等の性能で比較した場合)
また、私の音響・防音設計は、木材・木製品を多用することが、他の専門業者との差別化になっています。
*木材・木製品は、良質な音響調整材・防音材としての特性を持っています。音を適度に吸収して遮音することが出来ます。
*効果は樹種や製品の特性によって異なります。

木造は、基本的に従来型の軸組工法の音響・防音設計が得意分野となります。特に新築計画段階からの対応が得意です。

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