Vol,2 企業の従業員調査を行うための本質的なニーズって何でしょうか?
企業内での組織変革・風土改革を目的に従業員意識調査を実践し、経験してきました「とあるこれあらたの営業マン」です。
このサイトは会社員として企業マンとして、自分の会社を今よりも良くしたい!そんな想いの方がここをご覧いただいていると推察します。
私は、そんな想いの担当者の皆様と情報を共有していき、日本の企業の風土や文化が変わっていくことで日本の成長が進んで行く事を少しだけでもご支援したい、と考えましてnoteを書き出すことにしました。
Vol1では、企業内で実施されている調査の種類と、どうして社内での調査アンケートが多くなるのか?についてコメントさせていただいてます
従業員の調査って誰の想いなの?
従業員の調査のニーズは誰にあるのでしょうか?
「どうせ経営陣でしょう~」とか「人事部の人の思いが走ってるでは?」や、ひょっとすると「会社の評判を上げたいためなのか?」などと井戸端会議で出てくるようなお話が会社のフロアではよくよく聞かれます。
すべてが嘘ということではないのでしょうが、本質的には担当者の方々も一生懸命に企画・実施されているんですよ!と言いたいです。しかしながら、それが従業員の方々に届いていないというのが悲しいですし、勿体ないと考えます。どうせ調査を実施するのであれば、その意図が従業員のみなさんに届く調査をやってこそ、本質的に意義のあるものになると思いますし、その時点で組織変革が動き出すと思っています。
企業の組織の中で、従業員調査を担う部門の方としては、人事労政、人材開発、経営企画、部門統括、場合によっては社長秘書室、このような部門の方が担うと思っています。みなさま組織を束ねていく部門であり、これから組織をよりよいものにしていきたい、という方々が居られる部門だと考えています。
従業員調査の分類にはどのようなものがあるのか?
どの部門が主担当であれ、調査を実施したいと考えだしたきっかけがあると思います。それを下記に並べてみました。
また、それらのニーズに合わせた調査名称も記載させていただきました
従業員満足度調査:従業員が組織に対してどれくらい満足しているかどうかを調査するもの
従業員意識調査:従業員が持つ価値観や考え方、仕事に対する意識などを調査するもの
モチベーション調査:従業員が組織の目的やビジョンにどれくらい共感し、意欲的に働くことが出来るか調査する
ロイヤルティ調査:従業員が組織に対してどれだけ愛社精神や忠誠心を持っているかを調査する
エンゲージメント調査:従業員が仕事への責任や結果へのコミット、自身のプライドや組織人としての誇りなどについて調査するもの
ウェルビーイング調査:従業員の豊かで健康的な職業人生を測るための調査(幸福度)
他にアンケートとしてのヘルスケア・メンタルヘルスなどがあります
この調査名は良く使われる名称の軸となる部分を書き出してみたのですが、実際に従業員の方々が記入する時には、これらの内容が重なって入ってきている調査がほとんどだと思います。調査の不思議さのひとつですよね。
私が思うには、これには時代の流行りも含めた流れがあるのだと思います。
10年以上前は、ほぼほぼ満足度調査(ES:Employee Survey)だったはずです。この時代に私も組織内に導入しだしたからです。並行してロイヤルティ調査、意識調査となり、続いてエンゲージメント、モチベーション、ウェルビーイングと名称が出てきたと思っています。その時代背景で組織に対する重要なkey wordが出現して、それを冠名にした調査が増えてきたのでは、と推察しています。
わたしたちこれあらたは今も一貫して従業員意識調査でご提案しています。
新しい言葉や考え方も基本的には我々の調査する内容に包含されていると考えていますし、何より、そもそも質問設計はお客様と一緒になって考えていくので自由な設計が出来るのがポイントです。
ご興味あるかたは下記のリンクからごらんください
今回は、従業員調査は誰のためのニーズなのか?また従業員調査はどのような分類で分かれているのか?をご紹介しました