英語の「勉強」、今日からやめませんか?
日本人だって、英語ができるようになる。
これまでこの思いを主に音声で伝えてきました。文字に起こすことで、少しでも伝えられる可能性を高めたい、その思いでnoteをはじめることになりました。
はじめまして、現在プロバスケチームで日英の通訳・バスケユース選手の英語講師・オンライン発音講師をやっています、小笠原と申します。
小学生時代に英会話教室に通わされ、中学で洋楽と出会い、その頃から発音にハマり、結果英語にどっぷりハマっていくこととなります。
大学1年で初の短期留学を経験するのですが、行く前から発音だけで帰国子女と思われていました。
実際は、病院に行きたい⇨I want to go to the ………dentist?(歯医者に行きたい)なんて言ってるような、ポンコツだったのはここだけの話。
そんなポンコツでも、たった3ヶ月で日常会話ができるようになり、その後日本にいながら独学で英語を教えられるレベルにまでなれたんです。
1年半ほど長期留学も行っていますが、実際に英語力が爆伸びしたのは、日本での生活の中での話なんです。
どうせ留学行ったからでしょ?とヤジが飛んできそうですが、そこでこのnoteの出番です。
私が何をしてきたか、英語に対してどういうマインドセットを持っているか、秘密の勉強方法など、包み隠さずシェアしていきたいと思います。
今回はマインドセットの話を少し。まず最初にみなさんに質問です。
日本語、どうやって覚えましたか?
この質問は、よく初回のレッスンでするものです。いかがでしょう、みなさんなんとなく答えはあると思います。
親の言葉や歌を聞いて、真似して、友達と話して、いつの間にか話せるようになった。こういう人がほとんどだと思います。
では英語はどうでしょうか?
小学校高学年くらいでアルファベットを習い、This is a pen.みたいな文章を読むことから始まり、翻訳し、単語を暗記し、よくわからない音声を聞いて、テストを受け悪い点を取って、英語が嫌いになる。
大人になったらTOEIC 500点取れとか言われ、無理矢理勉強して、結果が出ずにさらに英語が嫌いになる。そして英語と疎遠になる。
書いていて涙が出そうです…
でもこういうのって、大多数の方に当てはまると思います。日本語は勉強しないで覚えられたのに、なんで英語は覚えられないのか。
音の周波数が違うから聞き取れないから?繋がって聞こえるから?日本人には英語脳がないから?なんなんでしょうか…
「英語を勉強しているから」
私はこれが結論だと思っています。
日本語も英語も、言語の一つなんです。テストなどで点数を測られる必要がそもそも無いはずなんです。
悲しいことに、日本の英語教育はこれまでほぼ変化がありません(私はこれを変えるための活動をしています)。そして、「どれだけ覚えているか」を点数で測っています。
英語はネイティブが4億人、非ネイティブ(ESL)が20億人が話していると言われます。言い換えれば英語が話せるだけで24億人とコミュニケーションが取れるんです。これってシンプルにすごくないですか?みなさんの可能性広がりますよね。
テストで点を取るためではなく、日本語を覚えたように、日常で自然に英語と触れていれば、みなさん話すことができるようになるはずなんです。
赤ちゃんに戻ったつもりで、英語をたくさん聞くことから始めてみてください。ポッドキャストやラジオ、海外映画やドラマ、洋楽、スポーツなど、スマホやパソコンがあればなんでもできますよね。
そして音を真似してみてください。赤ちゃんみたいに最初は下手くそでいいんです。できっこないんです。でも日本語が話せる(日本語の発音てけっこう難しいんですよ)のだから、英語だってみなさんできるんです。
慣れてきたらちょっとずつ話してみましょう。最初はI like basketball. Do you like basketball?とかでいいんです。数千円でオンライン英会話は受けられますし、英語が話せる友達とでも全然OKです。なんなら独り言でも十分です。
これらを勉強って感じますか?語学学習を勉強と捉える方もいるかもしれませんが、言葉を話すためのステップを踏んでいるだけですよね。結局これなんです。
英語学習が捗らない方、一度「勉強」をやめてみませんか?
次回はもう少しマインドセットについて深堀していこうと思います。
「自己紹介」
小笠原聡之(おがさわらとしゆき)
1988年生まれのギリギリ昭和っ子。会津生まれ神奈川育ち。女子バスケがむちゃ強かった金沢総合高校出身。親友はジャマイカ系アメリカ人。バスケは小学校3年生に父の影響で始め、高校卒業まで部活動、大学はサークルにて活動。大学卒業後にアメリカへ単身留学。帰国後海外営業を数年経験。某スーパーカーメーカーや大手自動車シートメーカーなどのビジネスを経験。2021年9月より福島ファイヤーボンズと通訳として契約。ネイティブのような発音や考え方ができるようになるオンラインレッスンも行っている。