【 デザイン 】 所さんの言う 「怠け者の象徴のデザイン」 FirE♯607
世田谷ベースで所さんが言っていたデザイン論がおもしろい!
【 アイスクリームのポスターデザイン 】
所さんはアイスクリームだけをいっぱい入れるための冷凍庫を購入しました。
これがAmazonで4万円のもの。
三菱製でしたので、そのロゴマークを除光液で消してカスタマイズします。
そのカスタマイズのメインは、昔のアメリカのアイスクリームの販促ポスターを、冷凍庫のドアに貼り付ける装飾でした。
このアイスクリームのポスターのデザインについてこのように語っています。
■ 「嘘をついてでもアイスクリームを売りたい」 デザイン
所さんが力説していたのは、昔のアメリカのアイスクリームのポスターのデザインについてでした。
その当時のデザインは、「嘘をついてでもアイスクリームを売りたい」というデザイナーの考えが出ている。
「そこがいいんだよ」
■ 怠け者の象徴が前に出たデザイン
昔のアイスクリームのデザインと対照的に現在のデザインは、
「怠け者の象徴」が前に出たデザインであると語っています。
それは、どういうことかというと、
「カロリーOFF」
「ノンシュガー」
「ノンアルコール」
などといった文言でした。
「水泳選手が4000カロリー取ろうと太らないだろう?、泳いでんだから」と。
つまり、「カロリーOFF」などと言った文言は、運動しない ”怠け者” の象徴だと言っています。
■ 昔のデザインと現代のデザインの違い
所さんの指摘するデザインの違いを要約するとこのようになります。
これらの違いが生まれるのは、ターゲットが異なるからというのが一つの要因です。
さらに、時代の違いは大きく、消費者の選択肢の多さも異なります。
今の時代は、溢れに溢れたコンテンツの中から、ユーザーに選んでもらうためのデザインが必要です。
そのためには、”美味しい” ことだけでは、選んでもらえないのでした。
また、現代人は広告慣れしていまので、広告の内容をそのまま間に受けることが少ないでしょう。
エビデンスを求め、レヴューをみてから購入に至ります。
ユーザーのさまざまな変化が、デザインを変えてきたと言えるでしょう。
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