【 0:100 思考 】 FirE♯ 704
極端な考え方をする人がいます。
それは、0か100かという考え方です。
白か黒かとも表現できます。
グレーはないのだという理論です。
この考え方は、ストイックに自分を追い込むという使い方では良いかもしれませんが、
基本的には間違っています。
人生は、0と100の間の時間を過ごすことだからです。
【 いつか死ぬなら、今、死ねばいい 】
こんな考え方の人がいます。
毎日会えないなら、もう会わない方がいい。
恋愛などでありがちな話。
100でないなら0でいいというわけです。
恋愛においては、その時の感情が大きく作用しますから、本音ではないでしょう。会いたい気持ちの表現として極端なことを言っているのですが、
この考え方を生と死に当てはめると、
いつか死ぬなら、今、死ねばいい
という理論となります。
人生は、まさに、死までの間の時間の過ごし方のことを指します。
0か100かの考え方を当てはめると、生きていること自体が無意味となります。
その他の例では、
夜に帰るから、朝に出発しない
朝に起きるから、寝ない
またお腹が空くから、食べない
続かないから、始めない
こんなにも、馬鹿げた話になるのです。
何事も、0と100の間にある、曖昧な時間が、面白いのです。
【 結果を求める 】
0か100と考え方を持つ人の理論としては、
「結果を出さなければ意味がない」というものです。
つまり、
まだ結果が出ていない状態 50 は、
何もやってない状態 0 と、同じだという考えです。
達成した状態 100 以外は、何もやっていないのと同じでだと。
非常にストイックな考え方で、自分を追い込むのには、良い考え方です。
しかし、
この考え方で目標達成に向けて進むことは、結果が出ない期間の
モチベーションに大きく影響します。
結果が出ていない状態に、耐えられなくなる可能性があります。
この考えを自らが持って、事にあたる場合は、
モチベーションに維持は可能です。
これが、会社などの場において、強制された考えとなった場合、
結果が出ていない状態の社員の苦しみや、重圧は大きくなります。
何事も、自分を追い込むことは自分でやれば良いのですが、
他人に強要してはいけないのです。
結果が一番ということは、その途中のプロセスが一番です。
そして、そのプロセスに至る、0→1の変化が最も大切です。
【まとめ】
0:100 思考について書きました。
人生は壮大な暇つぶしです。
死に向かって楽しめばよいであります。