【 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 】 ビックバンの光まであと4億光年 FirE♯638
2021年12月25日 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が打ち上げれました。
この望遠鏡が捉えた画像は、検索すれば公開されているものを見ることができます。
この画像は、実物なのかと思うほどに美しいものです。
この画像の中に、134億光年先に銀河を捉えたものがあります。
ビックバンが起こったのが138億光年前と言われています。
つまり、あと4億年先が観測できれば、宇宙の始まりの姿を見ることができます。
■ ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、このような形です。
ゴールドの部分が、鏡で、ここに光を集めます。六角形の巨大な鏡を複数つなぎ合わせています。
これは、ロケットに搭載できる物の幅に限界があるためです。
打ち上げの際には、この鏡は折り畳まれおり、うちで展開させて、鏡の表面が全くズレのないように遠隔操作で調整されました。
鏡の株のシートのようなものは、太陽光の熱から機体を守るものです。
これも、何層か重ねることでその熱に耐えています。
この展開時にもエラーの通知あり、宇宙望遠鏡の設置は失敗かと思われたのですが、このエラー通知自体が間違いで、しっかりと開かれていました。
こんな大変なことを2021年12月25日に行っていたのでした。
■ 銀河の写真
こちらが遠い銀河を撮影した画像です。
この光の一つ一つが、銀河です。銀河一つの直径は10万光年以上です。
つまり、この光の直径が10万光年以上の大きさがあります。
光が線のように曲がっている部分は、重力で光が歪んで見えています。
もちろんですが、これらの銀河までの距離は様々です。
遠い銀河の光は、手前の天体の近くを通る時に、歪むのです。
■ 134億光年前の光
そして、この中に、134億光年先の銀河が写っています。
非常に小さい光ですが、その光は134億光年前に光った光が、今、地球に届いているということです。
この光を解析することは、134億年前の宇宙を調べることになります。
あと4億光年先の光が観測できれば、それは、宇宙の始まりでありビックバンの爆発の光を捉えることになるのです。
これが実現されれば、宇宙の始まりが解明される可能性があります。
■ 138億光年より前
ビックバンが138億光年前で、その前は”無”です。
"無"の世界とは、私たちが想像できない世界です。
何も存在しない世界です。
目を閉じた真っ暗な世界を想像するかもしれませんが、
"無"とは、色もない世界です。
目を閉じた時の、暗闇もないのです。
かといって、天国のような白もないのです。
”無”私たちが、絶対に想像できない世界なのです。
人間が想像できる技術は実現できると言われています。
この"無"だけは、人間が到達できない領域なのかもしれません。
【 まとめ 】
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡について書きました。
ビックバンの光が捉えれる時まで、なんとか生きていたいなと思うのでした。
または、死んだら、その先の”無”に還るのか? とも思ったのでした。