【車やバイクの話6】自動車の構造について①「駆動方式」
今回は、自動車の構造について解説します。
4つの駆動方式について解説していきます。
駆動方式
駆動方式とは、エンジンで発生した力をタイヤに伝える方法のことを指します。
エンジンから生み出された回転運動によって動く「タイヤの位置」と、「エンジンの位置」から駆動方式は4つに分類されます。
FF(Front engine Front drive)
FR(Front engine Rear drive)
MR(Mid Ship engine Rear drive)
RR(Rear engine Rear drive)
1.FF
Front engine Front driveの略称で、前輪駆動とも呼ばれる駆動方式です。
アクセルを踏むと前輪が回転し、エンジンも前方にあります。
多くの小型車、ミニバン、セダンなどの車両に採用されています。
エンジンと、駆動輪が両方前方にあることから、エンジンの力を後輪に伝えるシャフトを設置する必要がないため、車内の空間を広くしやすく、部品点数を減らすことができることから軽量化も可能です。
2.FR
Front engine Rear driveの略称で、後輪駆動とも呼ばれる駆動方式です。
エンジンは前方にあり、駆動輪は後輪であるため、エンジンの動力を伝えるプロペラシャフトが車の中央の床下を貫いています。
加速、コーナリングの感覚が自然であることが特徴です。
走りの質が重要視されるスポーツカーや、高級セダンに採用されています。
3.MR
Mid Ship engine Rear driveで略称です。
エンジンが、車体の中央にあり、駆動輪は後輪です。
エンジンという重量物が車体の中心に配置されることで、コーナリングの性能が高くなります。
そのため、スポーツカーに採用されることが多い駆動方式です。
4.RR
Rear engine Rear driveの略称です。
エンジンが車両の後部にあり、駆動輪は後輪です。
ごく限られた車に採用されており、有名は車はポルシェ911です。加速性能に優れていますが、直進安定性が低い特徴があります。
重量物であるエンジンが後部にあり、加速すると前輪が浮いているような状態になります。
まとめ
車の駆動方式について解説しました。
分類はエンジンの位置と、動くタイヤの位置になります。
次回はエンジンの種類について解説します。
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