【 S&P500 】 アップル決算結果を受け、終盤の急上昇!!! 投資家のFIREへの旅路 第301回
アップルの決算は、サプラチェーン問題の影響が小さかったことから好調な業績となり、
四半期ベースでは過去最高の売上高となりました。
これを受けて、株価は上昇し、S&P500指数も大幅上昇となりました。
【米国市場】
〈 S&P500 〉
S&P500種は前日比2.4%高の4431.85となりました。
ナスダックは前日比3%ほどの上昇です!
とはいえ
月間ベースでは、金融危機時の2008年以来の大幅下落となりそうです。
〈 Apple 〉
アップルは大幅高となりました。7%近くの上昇です!
サプライチェーン問題を克服し、売上を伸ばした結果です!!
このアップルの決算は、米国市場の不安感を少し解消させました。
このように、企業の業績がFOMCの利上げの政策への危機感を緩和し、少しでも回復の方向へ導いてくれそうです!
【米国株の今後】
FOMCの発表された、利上げ及び、量的引締(QT)ですが、
この目的は、こうインフレの退治にあります。
問題は、このインフレが、好景気による、物価上昇ではないことです。
好景気が原因であるなら、利上げや、QTはその効果を発揮するでしょう。
しかし、今回のインフレは、エネルギー問題、コロナによる生産低下による部品の不足などが要因です。
そうなると、FRBの政策は、十分な効果を発揮せずに、
株式市場を混乱させ、経済の循環を鈍化させるだけに終わるかもしれません。
【 ターニングポイント 】
3月にFOMCで、利上げの開始の決定が、発表された時に、
市場がどの程度影響受けるのか?
それは、大きな下落となる公算が大きいわけです。
その市場の反応受けて、FRBが次の利上げの時期と、その利上げ幅を調整すると思います。
今は、インフレ退治を最優先した政策で、タカ派姿勢を貫いていますが、
経済の弱体化とのバランスが重要になります。
3月までは、現状維持で、ジリジリと落ちていくでしょう。
3月のFRB発表が、引き続き、タカ派なのか、ハト派に少し振れるのか?
ここが次のポイントとなりそうです!!
今は、何を信じるのかで、
買うのか、買わないのかを判断するしかありません。
狼狽売りだけは、選択肢から外して良いと思います。
こういった調整局面は、今後も来ますから、
ここで、自分の真のリスク許容度を実感しておきましょう!!
良い経験ができて最高な2022年となりそうです。