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Googleコアアルゴリズムアップデート FirE♯ 722
2023年3月15日にGoogleの「March 2023 core update」が実施されました。
【 順位の変動 】
変動が大きかったサイトや、下落した上昇したサイトの特徴です。
YMYL関連のページに変動が大きい。
YMYL :
”Your Money or Your Life”
「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ」のことで、Googleの検索品質評価ガイドラインで言及されている。
■ 変動が大きかったサイト
「○○師 関連キーワード」
「脱毛 YMYL混同キーワード」
■ 下落したサイト
サブディレクトリ貸しサイト
ドメイン評価頼りのサイト
■ 上昇したサイト
サブディクトリ貸しでありながら、共同で運営しているサイト
コンテンツの内容が充実しているサイト
【 Googleの評価率 】
2020年から2023年までの大きな変化は
ドメイン評価重視からページ単体の内容重視へという点です。
■ 評価率比較 2020〜2023
<ドメイン評価 >
・EEAT確認要素 5 → 4 → 3 → 2
・被リンク 評価値 4 → 5 → 4 → 3
・テーマとの関連性 2 → 4 → 3 → 2
<ページ単体>
・網羅性 2 → 3 → 4 → 4
・NeedMet 1 → 2 → 4 → 4
・EEATの証明 2 → 3 → 3 → 3
・独自性・固有性 1 → 2 → 2 → 3
ドメイン評価が低下していき、ページ単体の網羅性やNeedMetが重要視されるようになりました。
【 評価の良いサイト 】
ユーザーにとって有益なサイトを上位することで、Google検索の有能性が証明されます。その結果、ユーザーがGoogle検索をもっと利用することでGoogleの収益も増加します。
つまり、有益なサイトの上位表示がGoogleの収益に直結することになります。
こういったポイントからGoogleが良いと評価するサイトは以下のようなサイトです。
■ ユーザーの「不」、「問題」を解決するサイト
ユーザーが知りたい情報を取得でき、その信頼度も裏付けがあるようなサイトが高く評価されます。
【 評価の高いサイトの特徴 】
・明確な編集ポリシーがある
・EEATを意識した構成
・コンテンツの独自性がある
・記事としての完成度が高い
■ 明確な編集ポリシーがある
サイトとしての基本指針
記事制作の過程
校閲 /監修者名一覧(記事)
商品 /サービス選定基準
などが設定されている。
■ EEATを意識した構成
E:Experience(経験)
E:Expertise(専門性)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trust(信頼性)
記事について商品を実際に使っていたり、取材にいっていたりといった「経験」がベースにあるのか?
経験を多く持っている作成者であれば
その他の専門性・権威性・信頼性が担保され、検索者のニーズに応えることに繋がります。
■ 理想的なコンテンツボリューム
評価の高かったページの例:
・コンテンツの文字数47605文字
・200ページ以上ある
・更新頻度が高い
・再検索ニーズに対する事前対応(ユーザーが再検索するであろう内容について良いタイミングで情報がある)
・コンテンツの品質が高い
【 まとめ 】
ドメイン評価重視型からページ単体の評価へ
監修者がいる、網羅性が高い、MeedsMetを満たすサイトの評価が上がる
検索者の「不」を解決するサイトが高評価される
ユーザーの問題が解決するサイト、ページが評価される
自分のサイトの独自性コンテンツが評価される