サンデーのクロスで1口馬主を極める
(1) この記事で取り上げる募集馬
キズナ産駒、キタサンブラック産駒、オルフェーヴル産駒、ミッキーアイル産駒、サートゥルナーリア産駒、エピファネイア産駒、リオンディーズ産駒、ドゥラメンテ産駒、モーリス産駒。
上記の馬の解説としては基本的にサンデーサイレンスのクロスを持つ馬の内容がメインになります。
(2)現代の日本競馬にはサンデーサイレンスの血は不可欠
日本の中央競馬のうち特に芝の重賞競走を勝つためには、サンデーサイレンスの血が必須となる。
速い時計と強烈な上がりの脚となる現代競馬のレースに対応するには、サンデーサイレンスの持つスピードと爆発力がぜひとも必要になるからだ。
種牡馬もサンデーサイレンスの孫の世代となり、サンデーサイレンスのクロスを持つ産駒が数多く生産されるようになり、そのうちの一定数の馬が重賞競走の勝ち馬として名前を連ねるようになった。
今年(2023年)4月29日(土)に行われたダービートライアル青葉賞の優勝馬スキルヴィング(父キタサンブラック)の血統は、サンデーサイレンスの3 × 4 (18.75%)のクロスを持っている。
こうした血統を見るにつけ、「今は亡きサンデーサイレンスの血を再び凝縮して、ディープインパクトやハーツクライのような伝説的な馬をもう一度」という生産者の思いを確認することができる。
今年(2023年)の社台グループの1口馬主募集馬の選馬をするにあたり、まず最初にサンデーサイレンスのクロスを持つ馬から検討を始めるのは、このような理由からだ。
以下の記事では、いわゆる奇跡の血量と呼ばれるサンデーサイレンスの3×4(4×3)のクロスとサンデーサイレンスの3×3のクロスを持つ馬をリストアップして適宜解説を加えてゆくことにする。
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