浄化されるとき
昨日 福岡県福岡市の鳥飼八幡宮に伺いました。
サイトを見るとわかるように令和4年に総建替えを行って、本殿・拝殿ともに大きく変わっています。
木をたくさん用いて建造されており、中に入らせてもらいましたがなんときれいな澄んだ空間が創られているかと感じます。
風のとおりもよく、邪心がこもらないような仕組みになっていること、日当たりもよくて陽気が常に入っていけるようにもなっていました。
神社仏閣には多くの人が願い事や困りごとを持ち込んでくる場所でもあります。
その人々の念がこもってしまわないように、伊勢神宮では式年遷宮という20年に一度神様に新しいお宮にうつっていただく神事が行われています。
それが建立されてから千数百年経っていても、邪念がこもらない仕組みの一つでもあります。
伊勢神宮は広い敷地を歩いていくうちに、人々の想念や雑念が砂利道に振るわれて落ちるという仕組みもあるでしょう。
私が無力化されていく体感があった
以前にも書きましたがOリングテストで「これは自分に合うのか?いまそれが必要なのか?」という自己判定をしています。
本殿や拝殿に入ってからも、テストをしましたがなんと、力が入りません。
これまでの経験ではそういう場所からは、すぐに離脱するのが最善の策。
ところが、その無力化された状態がとても心地よく思えたのです。
数分間、なかで座っていながら、その不思議な体験を味わっていました。
拝殿の造りが日光がよく通るような設計で、四方はガラス張り、天井まで中心線にそって日差しが入ってきます。
まるでサンルームにいるような、おだやかで静かな空間です。
先に拝殿に入らせてもらい、あまりの感動で次は本殿にも入れさせてもらいました。
そちらはそれほど日光は入らないのですが、やはり無力化を体験できる空間でした。
本殿から足を踏み出してOリングは強くなるが、すぐに引き返して中ですると力が抜けてしまう。
SF映画にでてくるような目に見えないバリアで、本殿が切り分けられているような感じです。