『クリアソン新宿vs栃木シティ@味の素フィールド西が丘(2024.4.7 SUN)』
開幕からここまで未勝利(1分3敗15位)、しかも無得点という厳しい状況のクリアソン新宿は、今季初開催となる「味の素フィールド西が丘」で栃木シティFC(2勝2敗10位)と対戦した。
当日、朝方は雨模様だったが、その後、天候は劇的に回復し、20度を超える晴天に恵まれ、予定通り13時KICK OFF⚽️
先発メンバーは、下記の通り。
《先発メンバー》
GK 浅沼優瑠
DF 黄誠秀、米原祐、相澤佑哉
MF 澤井直人、石井圭太、中山雄登、千葉丈太郎、池谷友喜、小池純輝
FW 佐野翼
システム/フォーメーションは、3-4-2-1。
GKは前節に続いて、左利きで足下の技術とフィードに安定感のある浅沼優瑠。
3バックは、右は前節の鈴木翔登に代わり、ハード&タフなプレーが身上の黄誠秀を起用。真ん中に米原祐、左は今シーズン、ロアッソ熊本から期限付き加入した相澤佑哉は前節と同じ。
ボランチ2枚は、前節の須藤に代わり起用された石井圭太と、チームに安定感をもたらす中山雄登。
右ウイングバックは、前節の今井聖士に代わり千葉丈太郎を起用、左ウイングバックは前節に続いて豊富な運動量と気持ちの入ったプレーが魅力の澤井直人。
2シャドーは、前節の西山大輝、大﨑淳矢に代わり、東京ヴェルディから移籍してきた期待の小池純輝と池谷友喜を起用。
ワントップは、前節の赤井シャロッド裕貴に代わり決定力のある佐野翼を起用。
結局、攻撃陣3人の総入れ替えを含む計6人が前節から変更となった。
2021年の関東リーグ以来の顔合わせとなる
栃木シティは、攻撃時には、中盤にアンカーを置く4-3-3(4-1-4-1)や、守備時にはボランチが横並びになる4-2-3-1に可変したりしていた。特に、右FW 田中パウロ淳一がボールを持つと、何か仕掛けてくるような雰囲気が漂っていてプレーのクォリティも高く、要注意だと感じた。
試合は、しっかりボールを保持しながら、ショートパスとロングパスを使い分けながら攻めてくる栃木シティと、その栃木シティの攻撃を耐えながら、カウンターを狙うクリアソンという構図のままゲームは進む。
前半39分、3バックの右を務めていた黄誠秀が負傷退場し、キャプテンの須藤岳晟がIN。
昨年シーズンは、3バックの真ん中に入りゲームをコントロールしていた須藤が最終ラインに入ることで、DFライン間のボール回しや、前線へのパスも増え、ゲーム展開が活発になりかけたところで前半は終了。
気温は、20度を超えた中でのハードワーク。
ハーフタイムで、水分補給およびコンディションを調整し、後半からのゲームプランをチーム間で共有することができるのか?がこのゲームのポイントになりそう。
コートチェンジをして、後半がキックオフ。
風は強くはないが、クリアソン側に向かって吹いているので、栃木のミドル/ロングシュートには警戒が必要。
前線からプレスをかけるクリアソン、プレスをかいくぐりながら、ボールを繋いでいこうとする栃木、両チームによる一進一退の攻防が続いていたが、59分に待望の瞬間が訪れる。
自陣からのロングボールに小池が競り合ったセカンドボールを佐野が澤井へとつなぎ、敵陣中央でフリーになっていた石井へとボールが渡る。目の前のスペースをドリブルで運ぶと、相手の最終ラインはズルズル後退。
そのまま運び、PA外正面からシュート。見事な弧を描いたボールはゴール右隅へと吸い込まれ、クリアソンが先手を取った。
開幕から419分、待望の今季初ゴールが生まれた!
しかし、その後は完全に栃木ペースに。63分、64分には立て続けに決定機を作られる。
栃木の猛攻を耐え凌ぐべく、69分に左サイドの選手をフレッシュな選手と交代する。(左シャドー小池純輝→大﨑淳矢、左ウイングバック澤井直人→竹内諒太郎)
ほぼ、攻め込まれる状況が続く中、78分に、前線の選手を活性化させるべく、右シャドー池谷友喜から、ボールをキープするスキルと献身的はプレーができる西山大輝に、ワントップとして前線で身体を張っていた佐野翼から、197cmの高さが魅力の赤井シャロッド裕貴に交代。
栃木の猛攻を耐え凌いだ86分、クリアソンに追加点のチャンスが訪れる。
大﨑がハーフライン付近で相手のパスをカットしてボールを運ぶと、左サイドを駆け上がった竹内がクロスを上げる。
ゴール前の混戦からこぼれたところを最後は中山が押し込み追加点。
結局2-0のままホイッスルを迎え、今季初勝利を挙げた。
ようやく、今シーズン初勝利をあげたクリアソンの通算成績は1勝1分け3敗で勝ち点4となり、4/10現在15位。
次節は14日にアウェーでアトレチコ鈴鹿(三重)と対戦する。