見出し画像

2026北中米W杯アジア最終予選 第5節 日本🇯🇵vsインドネシア🇮🇩超私的考察

インドネシア代表🇮🇩(130位)vs日本代表🇯🇵(15位)
◆日時:11月15日(金)21時00分
◆会場:ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアム(ジャカルタ)
◆ネット配信:DAZN

8大会連続8度目のW杯(2026北中米W杯)出場を目指す日本代表は、グループCに入り4試合を終えて、3勝1分の勝ち点10、グループC首位にたっており、11月シリーズはインドネシア、中国とアウェイ2連戦を戦う。

◆過去の対戦成績
 11勝2分6敗(得点42 失点26)

直近の試合は、今年年1月に開催された「AFCアジアカップ・カタール2023」のグループステージ第3節で対戦。上田綺世の2ゴールとオウンゴール、インドネシア代表は終了間際にサンディ・ウォルシュが1点を決め、日本代表が3-1と勝利している。

◆インドネシア代表 基礎情報
W杯出場:1回(1938)
最高成績:1回戦敗退(1938)
FIFAランク:130位(2024年10月24日発表)

2020年1月に韓国人指揮官のシン・テヨン監督を招へいし、各カテゴリーの強化を進めてきた。
また、2023年2月には、セリエAインテルの元オーナーであるエリック・トヒル氏がインドネシアサッカー協会の会長に就任。
インドネシアにルーツを持つ選手の帰化を積極的に進め、FCダラス(アメリカ)所属GKマールテン・パエス、ユトレヒト(オランダ)所属MFイヴァル・ジェンナー、ADOデン・ハーグ(オランダ)所属FWラファエル・ストライクら、若手の即戦力が加わった。

改革の成果は着々と結果に現れ、2024年1月の「AFCアジアカップ・カタール2023」では同国史上初となるベスト16進出に成功。
また、FIFAワールドカップ26の2次予選も初めて突破し、最終予選に進出を決めた。

最終予選では、ここまでの4試合を3分け1敗の5位と健闘している。

グループCの初戦サウジアラビア代表戦で1-1(アウェイ)と格上相手に善戦をすると、続く第2節でもオーストラリア代表戦で0-0(ホーム)、第3節バーレーン戦でも2-2で引き分ける(アウェイ)など、初めての最終予選で存在感を見せた。しかし、第4節の中国代表戦では1-2と今大会初黒星を喫している。

サウジアラビア、オーストラリアといった2022カタールW杯に出場した強豪国と勝ち点を分け合う検討ぶりに各国からの注目は高まっている。

シン・テヨン監督は、Kリーグ・城南(ソンナム)FCで活躍したレジェンド選手で、城南FCや韓国U-23、A代表を歴任。2018ロシアW杯ではドイツを破る大金星をあげている。そして、2019年12月に、インドネシア代表の監督に就任している。

11月シリーズの日本代表戦、サウジアラビア代表戦に臨むメンバーを発表。国内組11人と海外組16人の計27人を招集した。

今年3月から7月まで、期限付き移籍でセレッソ大阪に所属していたDFジャスティン ハブナー(ウルヴァーハンプトン/イングランド)も招集メンバーに含まれている。

◉要注意選手①

ジェイ・イツェス( ヴェネツィアFC/イタリア)
オランダの名門 FCフローニンゲンのユースチームで才能を育み、2018年にプロデビュー。
2023年夏には、イタリア・セリエBの ヴェネツィアFCへと移籍を果たし、2023年9月に代表デビュー。
190cmと強靭なフィジカルが持ち味のセンター・バック。
リーダーシップもあり、フィード能力も高く、まさに、インドネシア代表の守備の要的無いな存在。

◉要注意選手②

ラグナー・オラトマンゲン(FCフローニンゲン/オランダ)
父親がインドネシア出身。NECナイメヘンのユースチームで頭角を現し、2017年にプロデビュー。そして、2021年夏、 FCフローニンゲんさに移籍し、エールディビジ (オランダ1部リーグ) の舞台で、その才能を開花さた。
視野が広く、正確なパスで、テンポ良く攻撃を組み立てる。また、細かいタッチでスピードに乗ったドリブル突破に要注意。

◉要注意選手③

マルセリーノ・フェデルナイン(KMSKデインズ/ベルギー2部)
早くからその才能を開花させ、各年代のインドネシア代表に選出され、2019年には、わずか15歳でU-16インドネシア代表に選出され、AFC U-16選手権2020予選で活躍。
その後も、U-19、U-20、U-23代表と、順調にステップアップし、2022年1月、ついにA代表デビューを果たしました。
そして、2023年2月には、ベルギー2部リーグの KMSKデインズへ移籍。ヨーロッパの舞台に挑戦し、さらなる成長を遂げている。

ボールコントロール、ドリブル、パスセンスなど、基本的な技術のレベルが非常に高い選手で、狭いスペースでも、巧みなボールタッチで相手をかわし、正確なパスで攻撃のリズムを生み出します。また、視野が広く、相手の裏を突くスルーパスや、意表を突くパスで、チャンスを演出するだけではなく、強烈なミドルシュートや正確なフリーキックなど、得点能力も高イノで要注意。

◉要注意選手④

ジャスティン・ウネブル(ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFC/イングランド)
オランダU-19代表でもあり、2023年3月25日にはオランダU-20代表としてフランスU-20との親善試合に出場。
クラブでは左サイドバック、代表ではセンターバックの一角または左ミッドフィールダーでプレー。堅実な守備と、高性能なロングフィードが持ち味。

◉要注意選手⑤

プラタマ・アルハン(水原FC/韓国)
かつては東京ヴェルディに所属していた左サイドバックを主戦場に高精度の左足クロスに強力なロングスローを兼備するサイドアタッカー。2021年に初招集されたインドネシア代表ではここまで36試合に出場し3ゴールを記録。
東南アジアサッカー選手権で大会最優秀ヤングプレーヤー賞とベストイレブンを獲得したことで注目を浴び、東京Vに移籍したが、あまり出場機会には恵まれなかった。ロングスローが武器。スピードがある選手であり積極的に攻撃参加する点にも注目。

◆基本フォーメーション/特徴

基本フォーメーションは4-2-3-1。
格上には5-4-1や5-3-2といったシステムを使う傾向がある。

タイプ的には、細かいパスでリズムを作るポゼッションサッカー。うまく連動しながら、局面的に数的有利を作り出すのが上手いチーム。
また、プラタマ・アルハンのロングスローが武器の一つであるためサイド攻撃から、スローインを取ることも戦術の一つとなっている。

▼GK

マールテン・パエス(FCダラス/アメリカ)

ナデオ・アルガウィナータ(ボルネオFC)

リヤンディ(ペルシス・ソロ)

▼DF

ジェイ・イツェス(ヴェネツィア/イタリア)

ミーズ・ヒルガース(トゥウェンテ/オランダ)

ジャスティン・ハブナー(ウルヴァーハンプトン/イングランド)

ジョルディ・アマト(ジョホール・ダルル・タジム/マレーシア)

ムハマド・フェラーリ(ペルシジャ・ジャカルタ)

リズキー・リド(ペルシジャ・ジャカルタ)

カルフィン・フェルドンク(NEC/オランダ)

プラタマ・アルハン(水原FC/韓国)

シェイン・パティナマ(オイペン/ベルギー)

サンディ・ウォルシュ(KVメヘレン/ベルギー)

ヤコブ・サユリ(マルット・ユナイテッド)

ヤンス・サユリ(マルット・ユナイテッド)

▼MF

トム・ハイェ(アルメレ・シティ/オランダ)

ネイサン・ジョー・アオン(スウォンジー/イングランド)

イヴァル・ジェナー(ユトレヒト/オランダ)

リッキー・カンブアヤ(デワ・ユナイテッド)

▼FW

ラグナー・オラットマングーン(FCVデンデルEH/ベルギー)

マルセリーノ・フェルディナン(オックスフォード・ユナイテッド/イングランド)

ウィタン・スレイマン(ペルシジャ・ジャカルタ)

エギ・マウラナ・フィクリ(デワ・ユナイテッド)

エリアノ・ラインデルス(PECズヴォレ/オランダ)

ラファエル・ストゥルイク(ブリスベン・ロアー/オーストラリア)

ラマダーン・サナンタ(ペルシス・ソロ)

ホッキー・カラカ(PSSスレマン)


対する日本代表は、10月シリーズは、鬼門のアウェイでのサウジアラビア戦で2-0と完勝。
続くホームでのオーストラリア戦では、さすがに研究されてきた感もあり1-1のドロー。

この11月シリーズは、2戦ともアウェイであること、センターフォワードのエース、上田綺世と3バックの真ん中を務める谷口彰悟がいずれも怪我で招集できず、誰が先発するのか?システム/フォーメーションの変更はあるのか?が気になるポイント。

長友以外に本職の左SBを招集していないことや、全体の招集メンバーの顔ぶれをみても、おそらく現状、採用している3-4-2-1は継続だろう。

GKは、セリエAのパルマで正守護神を務め、高評価を得ている鈴木彩艶で間違いないでしょう。

鈴木彩艶(パルマ/イタリア)

3バックは、谷口彰悟がアキレス断裂で離脱しちも、真ん中に板倉滉、左に町田浩樹は確定で右は、瀬古歩夢or橋岡大輝でしょう。

板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)
町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)
瀬古歩夢(グラスホッパー・チューリッヒ/スイス)

橋岡大輝はケガ明けの状態だが…
冨安健洋、伊藤洋輝がケガで不在…個人的には、ベルギーで好調の渡辺剛(ヘント/ベルギー)や先日、CLデビューも果たしたチェイス・アンリ(シュトゥットガルト/ドイツ)を次回は招集して欲しい。

ダブルボランチはいつも通り遠藤航と守田英正。

守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
遠藤航(リヴァプール/イングランド)

このシステムの肝であるウイングバックには、左サイドに所属するブライトンでも好調を維持している三笘薫、右は伊東純也or堂安律を起用するだろう。

三笘薫(ブライトン/イングランド)
伊東純也(スタッド・ランス/フランス)

この2人で、ピッチの外をワイドにピン止めさせておいて、中に空いたスペースをシャドーの久保建英、南野拓実or鎌田大地が自由に使うという攻撃が活きそう。

久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
南野拓実(モナコ/フランス)

1トップは、上田綺世が故障のため、古橋京悟が招集されたが、先発はおそらく小川航基でしょう。

小川航基(NECナイメヘン/オランダ)

▽GK
大迫敬介(サンフレッチェ広島)

谷晃生(FC町田ゼルビア)

鈴木彩艶(パルマ/イタリア)

▽DF
《RDF》
菅原由勢(サウサンプトン/イングランド)
橋岡大輝(ルートン/イングランド2部)
関根大輝(柏レイソル)


《CB》
板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)

町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)
瀬古歩夢(グラスホッパー・チューリッヒ/スイス)
高井幸大(川崎フロンターレ)

《LSB》
長友佑都(FC東京)

▽MF
《DMF/IH》
遠藤航(リヴァプール/イングランド)
守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)
田中碧(リーズ/イングランド2部)
藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー)


《OMF/IH》
久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)
南野拓実(モナコ/フランス)
鎌田大地(クリスタル・パレス/イングランド)
旗手怜央(セルティック/スコットランド)

▽FW
《RFW》
伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
堂安律(フライブルク/ドイツ)


《CF》
小川航基(NECナイメヘン/オランダ)
古橋京悟(セルティック/スコットランド)
大橋祐紀(ブラックバーン/イングランド2部)


《LFW》
三笘薫(ブライトン/イングランド)
中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)
前田大然(セルティック/スコットランド)

《超個人的希望 先発メンバー》

菅原由勢(サウサンプトン/イングランド)

プレミアでも、しっかりプレー出来ている菅原由勢を使わない手はないということと、3バックの右CBに橋岡はケガ明け、高井、関根は経験不足を考えた。しかも、瀬古歩夢はCB左が適性ポジションなので、町田を左SBに配置。

菅原が右サイドの高い位置をとるので、ほぼ、町田、瀬古、板倉の3バック状態に可変するイメージ。

旗手怜央(セルティック/スコットランド)

中盤の構成は、アンカーに守田を置いて、旗手と田中碧とのトライアングルでポジションチェンジはもちろん、両ウイング(左:三笘薫 右:久保建英)の守備の負担を減らす動きに期待。

古橋京悟(セルティック/スコットランド)

ワントップは古橋。裏に抜ける動きや、相手のイヤがるスペースに走り込む動きに期待。旗手や田中碧からのパスとの相性も問題無さそう。






いいなと思ったら応援しよう!